2020年12月31日木曜日

2020年走り納め

コロナで色々大変な年でしたが、結局コロナが収束しないまま、のらりくらりと年末まで来ましたね。

コロナの為に、今年は春のツーリングを断念しましたが、走り納めはしっかりしておかないと。

というわけで、ちょっくら30分ほどの場所まで走ってきました。

その場所は、天満大池。

溜池が多い事で有名な印南野台地の中でも、有名な池です。

神戸市の西区から稲美町にかけての印南野台地の道は、2車線の道が多く、田園がどこまでも続くかと思われるほど広々とした風景で、ぶらっと走りに行くにはとても良い場所なんですね。

ちょっと風が強かったんですが、のんびりトコトコと走って30分、到着しました。

 
 

この日は平日でほとんど人はいませんでしたが、外周に遊歩道が整備されており、お散歩するのはちょうどいい場所です。

バイクを駐車場に止めてぶらっと散策したんですが、天満大池の北東向かいになんかJAの大きな施設ができているんですね。

そこに説明板がありました。

 
 

その原形の池は、白鳳3年(675)に築造というから相当古いですね。

びっくりしました。

この時期にできた溜池には、行基伝説が付き物のようなイメージがありますが、天満大池はそうではないみたいですね。

現在、南北のバイパス道路建設の為に工事中でした。

 
 

すでに東西方向に橋が架かって道が通されていますから、クロスに道が架かる池になるわけですな。

それはそれで変わった池になりますね(^^)

今日は池を眺めながらコンビニサンドイッチでも食べようかな~なんて思っていましたが、このJAの施設にはレストランもあるようなんで、ここで食事をすることに決めました。

注文したのはカツメシ。

 
 

稲美町で加古川名物・・・ってのはさておくとして、サクサクで美味しかったですね(^^)

サラダがおかわり自由なのも、草好きの自分としてはGood!

メニューの写真には載っていなかったんですが、イチゴもデザートとして付いてきました。

そういえばハウスイチゴは、ケーキ需要もあって12月が盛期でしたね。

とても甘くて美味しかった(*^^*)

走り納めとしては、満点ですね。

それでは、皆様、よいお年を(^^)

 


2020年12月29日火曜日

緊急事態宣言総括 その4

さて、これで最後の総括。

とは言っても、緊急事態宣言中では構想だけ。

実際に取り掛かったのは秋になってからでした。

我が愛機の駐車庫は、バイクバーンという簡易バイク庫なんですが、このバイクバーンを買ったのは前のYZF-1000サンダーエースの時。

サンダーエースにはちょうど良いサイズだったんですが、V-stromに乗り換えた所、高さが全然足りなくなったんですね。

 
 

こんな感じで、ブロックで上げ底しないと閉まらない。

こうやって何とか使い回していたんですが、布が擦り切れてきたので、新調することにしたわけです。

色々と次の候補を探して見つけたのが、バイクバーンと同じクールライドというショップのA-1という簡易車庫。

これなら高さも十分で、出し入れもバイクバーンと同程度に簡単です。

というわけで、バイクバーンを撤去して場所を確保。

 
 

受注生産なので注文から到着まで日数はやや掛かるのですが、オプション料金を払えば大きさの調整も可能です。

場所の都合で、自分は長さを10cm短く指定しました。

そして、商品が到着。

下の5個口の荷物に分かれていました。

 
 

梱包されている箱の中身は、地面のステーと説明書など。

潤滑剤としての5-56と軍手が入っているのが親切ですね。

 
 

もうひとつの梱包は、車庫のサイドになる伸縮柵。

 
 

早速、コンクリートにフレームを置いて行きます。

 
 

そして仮組み。

 
 

ここで衝撃の事実が発覚!

説明書の前後表記が、なんと考えていたのと反対だった!!

なんとなく開く方が前かと思っていたら、奥側が前だったんですね。

今さら組み直すのも面倒なんで、最終手段である「なかまをよぶ」という必殺技を出してぐるりと反転(^^;)

ここで1日目は終了。

毎度毎度取り掛かんのが遅いねん・・・

 

2日目に入り、フレームを固定して横の伸縮柵を取り付けていきます。

伸縮柵は、奥側のプレートに端をボルトで固定し、後はフレームのレールに乗せるだけ。

 
 

次に、両サイドの伸縮柵の上部に、天井の支えとなるポールを取り付けていきます。

 
 

取り付けが終わり、少し伸ばしてみたのが下の写真。

 
 

伸縮の際に伸びる場所と下の車輪に、潤滑剤を塗っておくと伸縮がスムーズなはず。

その為の付属していた5-56なんですが、ここは家にあるシリコンスプレーを使用します。

シリコンスプレーの方が滑りがいいし、取れにくいんですね。

埃も集めにくいし。

その辺りの下拵えを終えたら、シートを被せます。

これでほぼ外観は完成。

 
 

被せたら、中に入って、シートの内側から出ている紐をポールにくくり付けていきます。

そして、シートの各部にある穴は、付属の紐で遊びを持たせつつくくっていく手順になっていますが、ここもイシュロックでお手軽に。

穴に通して引っ張るだけ(^^)

 
 

余談ですが、ホームセンターにしかないと思い込んでイシュロックをホームセンターへ買いに行ったんですが、その後で寄った100円ショップにも置いてあったんですよね。

びっくり。

何でもあるんやなぁ

しかも、必要数で考えると、100円ショップで買った方が安かった(> <)

ホームセンターのやつは、業者用の数量ですからねぇ

1回では使い切れないんですよ。

余談はさておき、我が家のコンクリート土台は傾斜があって真っ平らではありません。

なので、四隅の内、2つの角が少し浮くんですよね。

浮いていない角はアンカーを打ちますが、浮いている角は、これまたホームセンターで入手してきた5mm厚のゴム板を挟み、コンクリート接着剤で固定します。

 
 
これで完成!

いや~、前の車庫はバイクを止める角度が少しでもズレると収まらなかったんですが、少し乱雑に止めても入ってくれるというのは有り難いですね(^^)

満足です!

 


2020年12月27日日曜日

中国で何が・・・

日本のメディアではあまり報じられていませんが、何やら中国で通常では考えられない動きがあるようですね。

 
 

記事では、浙江省や湖南省、江西省といった名前が出ていますが、北京や上海といった重要都市でも停電が起きている、もしくは起きる予定のようです。

記事のタイトルは豪州産石炭の輸入制限書いてありますが、発電用の豪州産石炭は発電用石炭全体の3%ともいわれており、状況が状況だけに、ネット上では他に原因があるんではないかと色々な説が出ていますな。

中国は、ロシアと25年間で1千億キロワット時の電気購入契約を結んでいますが、ドルで払えずにそれが止められたのではないかという説や、夏前の長期的な雨で発電設備や送電設備が破損し、それが回復できていない説など。

それでも、コロナの影響から立ち直りつつあるとは言え、停電は産業に多大なダメージを及ぼしますから、それ相応の大きな理由があるはずです。

興味は非常にそそられますが、それが何であるかというのは、出てくるのかどうか。

秘密主義の国ですからねぇ

この停電以外にも、動きがあります。

アリババの創業者であるジャック・マー氏が中国の金融当局を批判していて、決済サービスのアントのIPOを直前になって中止させられたというニュースが流れていましたが、今日になって新しいニュースが出ました。

 

中国の金融当局が、アントの影響力を懸念したということらしいですが、中国において当局の監視下が活動せよという業務改善命令が出たというのは、民間として自由にやるなという宣告に近いですな。

ジャック・マー氏は江沢民閥で、習近平から目の敵にされているという話もありますが、実態はどうなんでしょうか。

こちらも気になる所ですね。

 


2020年12月23日水曜日

緊急事態宣言総括 その3

前回のPCモニタリプレイス、前々回の防犯カメラ設置はIT系として分類可能な範囲ですが、なんと今回は、DIY的、というかDIYそのものと言える家の改修となりました。

その改修とは、ポストのリプレイス。

我が家のポストは、かれこれ30年も活躍している代物で、あちこちガタが来つつも、針金補修を繰り返し、なんとか稼働していたわけです。

しかし、今にも冗談抜きで崩壊しそうな状態になってきまして、これは置き換えせなあかんな、となったわけですね。

置き換え候補を色々と探した結果、簡易な宅配物ならそのまま投函できる、KGY工業プラッツという壁設置タイプのものにしました。

上から郵便や新聞、手前にガバっと開けばある程度までの宅配便が入れられて、鍵も付いているものです。

公式サイトに画像データが無かったので載せられないんですが、四角くてシンプルなデザインのポストですな。

これをブロック壁に設置してやろうと目論んでいたわけですが、よくよく調べてみると、ブロック塀はお隣と共用とのこと。

供用部分に直に設置はちょっと具合が悪いですね。

というわけで、ひと工夫。

支柱を立てて、その支柱に設置することにします。

ポストのビス穴は、サイコロの5の目のように配置されていますから、支柱は少なくとも3本必要になる計算。

いい支柱はないものかとネットで探していると、ちょうどいいものがありました。

楽天内の東京ガーデニングというショップに、希望の長さでカットしてくれる蓋つき方形アルミ支柱があったんですね。

これを長さ指定で3本購入。

この支柱を支える為に、ブロック塀の基礎を利用して土台を作成します。

図にすると、下の図の茶色の部分に木枠を設け、斜線の部分にモルタルを流し込み、そこにブロック塀にくっつけて支柱を立て、固定するわけですな。

 
 

ただ、モルタル土台は15cmほどしか深さが無い為、ブロック塀と支柱の間をコンクリートボンドで固め、浅さによる不安定さを補いました。

出来上がりの写真がこちら。

 
 

素人仕事にしては、よくできましたね^^

ちなみに、右側の巻き巻きの管はガス管で、ガス管ギリギリまでモルタルを打っているんですが、これは、ガス管を木枠の支えに使って手間を減らすのと、支柱土台部分の大きさを広めに確保するという2つの理由があります。

モルタルが乾くのを待ち、続いてポストの設置。

アルミの支柱なので、穴開け工事は非常に簡単です。

電動ドリルでキュィーーーンとやればいっちょ上がり。

この加工難度の易さを考えてアルミ支柱にしたんですが、素人には簡単さが有り難いですね。

で、実際の設置ですが、中空のものに固定できるターンナットを使用します。

ターンナットとは、ボルトの受け側となるナットが回転するようになっており、中空のものに差し込むと90°回転してナットとして機能するもの。

ホームセンターに置いてあので、入手は簡単です。

あとは、サイコロの5の目の配置になっている5ヶ所を締めて出来上がり。

 
 

うむ。

素人にしては上出来じゃ。

マ・クベ的には、「ポストはあと30年は戦える!」といったところでしょうか(笑)

 


2020年12月18日金曜日

緊急事態宣言総括 その2

コロナ前の話になりますが、我が家のインターホンが壊れました。

活躍する事、20有余年。

ついに、音が途切れ途切れになってうまく聞き取れないという症状が発生し、役目を終えることになりました。

そこで、後継機としてカメラ付きインターホンを探してみたんですが、どうも高いんですよね。

まぁ高機能ですから、しょうがないんですが。

あと、旧機は電話で取れるようにしてあったんですが、電話機との間に入る中継器がメーカーに対応していないといけなかったり、当然ながら工事も必要だったり、色々面倒くさいんですね。

当然ながら、工事費用も掛かる、と。

そこまでコストを掛けてもその分を回収できるほど使わんしな~、なんて思っていて、ふと考えつきました。

安い防犯カメラで同じことできるんちゃう?

というわけで、無線式の数千円で音だけ鳴らすことができるインターホンと、安い中華防犯カメラを導入することにしました。

インターホンは、商品が来た時点でペアリングも終わっているので、押すボタンの付いた親機を両面テープで門柱に貼り付け、完了。

工事時間1分!

これは楽だわ。

一方通行で音しかならんから、正確にはインターホンじゃないけど(^^;)

次に、防犯カメラ。

 
 

ネットワークの設定は、普通のルーターと同じ。

優先で接続した上で、デフォルトのIPアドレスでアクセスし、無線の設定を入れてやればOK。

ただし、SSIDをステルスモードにすると掴めないみたいですね。

映像確認のツールとして、P2Pクライアントをインストールすることができますが、仕事で使う事もあるPCですし、後がややこしそうなのでスルー。

ブラウザからIPアドレスでアクセスをすれば、リアルタイムで映像を確認することもできます

しかし、ここでもやや問題が。

再生画面がFlashで構築されているんですよね。

ChromeとEdgeには、今年いっぱいで終わってしまうFlashはもう入れていないので、映像を確認できるのはIEのみということに。

ん~、SSIDのことも含めて、セキュリティを考えたらリアルタイムでの確認は諦めるか・・・。

中華機器を無線に接続しっ放しにするのも、何を送信されるか分からんしねぇ。

カメラにはスピーカーも付いているので、声で応答もできるはずですが、結局、インターホンへの応答は窓を開けてするという超アナログな方法へ回帰ということで(^^;)

ちなみに、このブラウザ上から、録画動画もダウンロードできました。

カメラ設置については、カメラ根本の設置部は単体で壁に取り付けるような形状だったので、ちょっと工夫が必要。

ネットで取り付けステーを探します。

そして購入。

信栄物産のどこでもクランプという商品です。

 
 

写真はSK-11というものですが、買ったのはひと回り小さいSK-10という商品。

そして、この2つの間に適度な大きさのアルミ板(10cm×15cm)を挟んで、かなり前に流行ったPPAPばりに「オゥ~~ン」とくっつけたらこんな感じ。


 
うむ。

ギミック感が増しましたな!

そしてこれを取り付けたい場所に、「ガキーン!」と装着。

 
 
完成です!

これで我が家も、防犯カメラ持ちになりました(^^)

 


2020年12月10日木曜日

緊急事態宣言総括 その1

現在、全国各地をコロナの第3波が襲っており、先行きが心配ですね。

ここで、師走でもあるし、今年中にあの緊急事態宣言の総括をすべきであると、個人的に感じました。

まず、振り返って、自分自身、何が総括すべき事象であったかと言うと、

コロナ太りが戻らねー!!

いや、マジで。

3kg。

戻りませんわ。

ま、自己抑制でどうにでもなる話はおいておくとして、まず1番目に来るのは、PCモニタの強化ですな。

テレワーク・・・などは自分の身には振って来ず、コロナ禍でも皆勤賞状態だったわけですが、兎にも角にもモニタを強化したわけです。

これまで、かつて現用だったPCから再利用した4:3ディスプレイのマルチスクリーンで何不自由なく使えてはいたんですが、ここに来て片方のモニタのバックライトがやや怪しくなってきたんですよね。

稀に暗くなってしまう。

稀なんで差支えはないし、しばらくすれば明るさも戻るんですが、使用年数から考えると、明確にもう寿命。

しょうがないので、モニタを色々検討してみたんですが、1万円強で16:9のモニタはいくらでもあるものの、縦横比の違うモニタでマルチスクリーンにすると、縦の解像度が合わなくなって微妙に使い辛くなるというのがちょっと引っ掛かってたんですよね。

かと言って、4Kというのも色々調べると微妙でした。

価格はともかく、サイズを大きくしないと文字などが非常に小さくなってしまう。

しかし、スペックでそこそこの画素ピッチのモニタを選ぶと、32インチとかになってしまうんですよ。

32インチは最早テレビサイズですので、60センチ向こうに置くと大きすぎ、Excelなんかで上から下まで見ようとすると首を動かさないといけなくなってしまいます。

これはこれで不便だな、ということで選んだのが2560×1440のWQHD。

フルHDと4Kの間の解像度ですな。

これが、サイズと表示画面と価格のバランスが最も良かった。

元々のモニタが1280×1024ですので、横サイズがちょうどマルチモニタで使ってた2枚分の大きさ。

モニタを1枚に集約できて、縦も少し広がって、さらにケーブルもすっきりです。

というわけで、いつもの3種の神器を持って旧モニタの撤去開始。

 
 

入手したモニタがこれ。

IO-DATAのGigaCrysta27インチ。

 
 

開封します。

 
 

ケーブルとリモコンを取るとモニタ本体が。

 
 

回転もするので、縦にもできちゃいます。

 
 

病院のカルテ用なんかでよく見ますね。

そして、設置。

1枚モニタになって机の上とモニタの裏がスッキリしました!

 
 

2020年12月4日金曜日

ドコモの逆襲

12/3日に、NTTドコモが挑戦的な価格プランの発表をしました。

名前は「ahamo」

日本語的になんか言いにくい・・・

という個人的感想はさておき、ドコモのイメージに合わないアグレッシブな戦略ですな。

一時、通信業界に居た身としては、ドコモもなんだかんだやっぱりNTTやなというような、動きが鈍重で保守的なイメージが今もなお強かったんですが、これは凄いと素直に驚きました。

なんてたって、後発の挑戦者である楽天のプランに匹敵するんですから。

楽天は、まだまだ通信網の整備が行き届いておらず、品質という面では、ドコモに一日の長どころの話じゃない明確なアドバンテージがありますから、楽天でやっている1年間の基本料無料が終わった後にドコモへと客が流れるのは必至。

後発たる楽天が、どういった対応策を考えてくるのか楽しみですね。

今回、ドコモの挑戦的な発表によって評価を下げたのは、KDDIとソフトバンク。

2社とも、かつては対ドコモで挑戦的なイメージを持っていたにもかかわらず、高営業利益率に胡坐をかき、いつまにやら挑戦を忘れてしまったようですね。

もちろん、2社が先にサブブランドでプランを発表し、それを見て練る時間があったドコモが有利なのは間違いないんですが、2社はお茶を濁した感があったのに対し、ドコモは正にサプライズを持って市場に受け止められましたから、このイメージ落差はかなりのものになります。

当然ながら、2社は対応するプランを打ってくるとは思いますが、後追い感は拭えず、削る利益の割に得られるブランド効果は少なそうですね。

後発の発表ながら、ガツンとかまして後の先を取ったドコモ。

このイメージをキープして今後の戦略に生かせるか、楽しみですね。

 


2020年11月28日土曜日

11月の風

今週前半は暖かかったですね。

平日に1日休みがあって、バイクの洗車を考えていたんですが、この暖かさを感じると、今日はそんなことをしている場合ではないな、と。

そんなわけで、取る物も取りあえず、ちょっくら手近なものを持って近場の海へ行って来ました。

海のすぐ手前で食料を調達しようとコンビニに寄ったんですが、なんとお目当てのモノが無い。

マジか!こんなメジャーなものが売ってないのか?という衝撃を抱えつつ、近場のスーパーへ突撃。

無事、お目当てのモノをゲットしました。

その足で海へ。

 
 

流石にこの季節、海辺を散歩している人はほとんどいなかったんですが、それでも陽光に誘われて散歩に来た人やロードレーサーの人が幾人かいました。

この天気と気温は気持ちいいですもんね。

さぁ、お昼御飯です。

コンビニで空振りしたメジャーなモノとは・・・

ランチパック。

これを持って来たコンロとホットサンドメーカーで焼きます。

 
 

非常に簡単ですね(^^)

はい、出来上がり。

 
 

調子に乗って3パックも食べたら、結構お腹いっぱいになりました(^^;)

簡単なのにアウトドア気分も味わえて、お手軽でした(^^)

 


2020年11月21日土曜日

島忠TOB

最近の話ですが、島忠ホームズのTOBに関するニュースが出ていて、その結末に少し驚きました。

最初、9月にホームセンター大手のDCMが1600億円でTOBを実施する話が流れ、10月に入ってから正式発表されていたんですね。

DCM自体も、ホーマック、ダイキ、カーマというホームセンターを営む3社が合併した会社で、今回の事も、2000年代以降、集約が激しくなっているホームセンター業界の流れの延長線上やなぁと感じていました。

ちなみに、車で行ける範囲に、品揃えが良くて昔から結構使っていたホームセンターがあるんですが、その店舗はジョイフル朝日に始まって、オージョイフル、ダイキ、そしてDCMダイキと、短い間に目まぐるしく店舗の名前が変わったのをよく覚えています。

この辺りの系統を整理してみると、かつて、両雄ヤマダ電機とコジマに対抗すべく、西日本を中心に連合合併したEDIONや、両社と古くからのライバルであるケーズ電機が拡大した家電量販業界の経緯をなぞるようで、興味深いですね。

系統図には、ジョイフル朝日と同様、星電社やミドリ電化、八千代ムセンなど、関西のおっさん世代が思わずあったあったと声を出してしまうような、懐かしい名前ばかり。

唯一、上新電機だけは、エディオンになりそうな気配を見せつつ、結局ブランド名をジョーシンに変えただけで独立生存していますが、まるで政党の系統図を見ているようで面白いですね。

ちょっと話題が逸れてしまいましたが、知ってる店舗の変遷と同じことが今も続いてるんやなぁなんて思っていた所、意外な動きが表面化してきました。

なんと、10月終わりになって、量販店の巨人ニトリHDが2100億円強でTOBに参戦してきたのです。

これ自体にはそんなに驚きは無かったんですが、このように後からTOBに参戦した場合、多くのケースでは先にTOBに合意していた被買収会社が意地を張ったようになって拗れることが多いので、先行き怪しいな、なんて思っていました。

ところが、なんと島忠ホームズはニトリのTOBを受け入れたんですね。

これには少し驚きました。

しかも、DCMが実施するTOB期限が迫っていたとは言え、受け入れ発表までの期間が2週間ほどという短さ。

島忠ホームズの経営陣は、その思考にベンチャー的なスピードと柔軟性を持っているようですね。

いや~、なんか久々にリアルタイムでダイナミックな動きが見れて面白かったですね。

 


2020年11月14日土曜日

2020年アメリカ大統領選挙

2020年のアメリカ大統領選挙は稀に見る混乱でしたな。

自分が知っている中では、ブッシュ元大統領とゴア氏の時の選挙も色々と揉めていましたが、今回ほどではありませんでした。

一応、バイデン氏の勝利という報道がなされていますが、投票から2週間が経とうというのに、いまだ各州の正式な結果は出切っていない、という所に今回の混迷が表れていますね。

そして、トランプ大統領による法廷戦術も続いています。

ただ、上院は共和党が過半数を死守し、下院では民主党が議席を減らした、ということを考えると、民主党が諸手を上げて支持されていたからバイデン氏が勝利した、というわけでもないんですよね。

つまりは、親トランプ対反トランプ。

バイデン氏は候補とは言っても影が薄く、良くも悪くもトランプ劇場だったんですよね。

こんなアクの強い政治家は、しばらく出てこないでしょうな。

 

さて、個人的に興味のあった事柄、投票開始の時にも書きましたがマスコミの支持率調査がどの程度きちんと本当の世情を把握できているか、という事について見てみると、バイデン候補の圧勝という報道が多かった中、接戦の州が多かったですね。

各会社それぞれ調査方法は前回から見直されたとは思いますが、つまりは今回も前回の教訓は生かされずに本当の世情を把握できていなかった、ということになります。

前回の大統領選挙から4年も経っているにも関わらず、このような状態であるのならば、もうオールドメディアは調査能力を回復できないのではないか?という疑問が浮かんできますね。

その根本は、メディアへの信頼度の低下と反感でしょうか。

マスコミに時折見られる恣意的な報道やダブルスタンダードで信頼感を失い、ポリティカルコレクトネスが行き過ぎて言葉狩りの様相を呈してきたことに反感を覚え、それを推進する側のオールドメディアに対して本音を言わなくなった、ということかと思います。

しかし、世界的な傾向に感じられるんですが、他者に寛容であるはずのリベラル層が、対立する相手に対して寛容さを見せないケースがよくありますな。

これは一体何なんでしょうかね。

ともかく、日本でも一時期、メディアへの反発から投票所の出口調査の回答を自分の投票とは反対に答えるというのがありましたが、同じようなことがアメリカの支持率調査でも起こっていると言われています。

こうなると、調査項目の工夫ではどうしようもないですよね。

ちゃんと答えないんだから。

でも、ジャーナリズムを標榜する組織が、その本質である自由な言動を狩ってしまった結果、自由な意見を吸い上げられなくなったと考えると、壮大なブーメランということになります。

つまりは、自業自得。

処世訓的昔話に出てきそうな、本質を突いた話ですな。

 


2020年11月7日土曜日

11/7限定で

こんなニュースを見つけました。

 

名前に「ひろ」がつく人、無料に 明智光秀の妻にちなみ 初公開資料https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/398894

 

名刺管理の某CMではないですが・・・

早く言ってよ~

せっかく有資格者だったのに!

明智光秀の妻煕子は、リンク先にあるように天正4年(1576)に病死しており、光秀が当時坂本城主だったことから、大津市坂本の西教寺に葬られているんですね。

信長は、岐阜、後には安土から京へ入る際、この坂本から宇佐山、山中を通って北白川へと通じる山中越と呼ばれるルートをよく使っていました。

その大事な結節点となる坂本を任せていたというのは、信長が光秀を非常に信頼していたという証でしょう。

その光秀が、なぜ謀反を起こしたのか?

今年の大河ドラマ「麒麟がくる」も、いよいよ終盤に差し掛かってきます。

本能寺の変をどう描くのか、楽しみですね。

ちょっと話が逸れましたが、西教寺さん、また来年もやってくれへんかな~

 


2020年11月4日水曜日

2020年アメリカ大統領選挙投票開始

いよいよ、アメリカ大統領選挙の投票が始まりましたね。

様々な調査ではバイデン氏有利というデータが多く出ていますが、どうなるんでしょうか。

ただ、トランプ対バイデンというよりは、親トランプ対反トランプという感じの信任投票の性格が強い選挙になった感があります。

トランプ大統領は、そのやり方や言動がかなり特殊で、嫌う人も多いんですが、支持者に対して約束した政策を強力に推し進め、きちんと実績を出しているという点では、民主主義の政治家として非常に優秀ですね。

外交の点でも、中国の覇権主義に対し、オバマ前大統領のような曖昧な融和主義ではなく、やり方の上品下品はあれど、きちんと対応しています。

これは、日本を含め、東アジアから東南アジアにかけて中国の覇権主義に面と向かっている国々にとっては、非常に心強いでしょう。

と言っても、これに関してはトランプ大統領だけではなく、議会も強硬なんですが。

それから、中東でも独自の和平仲介をしており、中東情勢が大きく変化しつつあります。

この部分に関しては、もっと評価されてもいいと思いますね。

これに対するバイデン候補は、その中庸さと、ふわっとしたインテリ具合が主な支持の理由になっているようです。

これは、トランプ大統領の支持理由の明確さに比べれば、かなり薄味。

消極的支持と言ってもいいでしょうか。

民主党では、サンダースという社会主義的な政策を掲げる候補が支持者の熱も強かったんですが、これも極端に過ぎ、大統領選では勝てないだろうということでバイデン候補が残った経緯があって、どうしても尖った政策は掲げ辛いんですよね。

よって、政策に真新しさはあまりありません。

さて、ここで問題になって来るのが、投票率。

上に挙げたように、バイデン氏への支持理由が、消極的、消去法的支持という側面があり、それらの層は積極的な投票行動をする率が高くないというのがあります。

対するトランプ支持派は岩盤支持層とも呼ばれ、積極的に投票行動するのは間違いないでしょう。

ただ、今回はコロナの影響で郵便投票が異常に多い。

実際に投票所で投票をすることを思えば、労力の負担は軽く、投票率は上がることが見込まれます。

これがどう左右するのか。

また、トランプ陣営は、投票日後の郵便投票に対して無効とする訴訟を起こすつもりだとする報道もありますから、その辺りも読みにくいですね。

個人的には、前回の大統領選挙、それからイギリスのEU離脱の住民投票、最近では自民党の総裁選と、世界的に見て、事前の調査や結果予測を大きく外すマスコミが多く、オールドメディア自身がもう正確に世論を捉えられなくなっているのではないか、との疑惑が大きくなっているので、それを検証したいですな。

ただ、直前にバイデンの息子ハンター氏のスキャンダルが表に出ましたから、直前の投票行動が大きく変わっている恐れがあります。

前回のヒラリークリントン候補も、メールに関する調査を発表されたことでかなりの票を失ったといわれますから、直前のスキャンダルは結構効くんですよね。

各支持率調査は、どうしても突発的なニュースには追従し切れないですから、調査能力の検証としては、突発的な要素が少ないまま選挙まで行ってしまうのが良かったんですが、そこはしょうがないですな。

どういう結果になるのか、色んな意味で民主主義のお祭りですから、じっくりと見守りましょう。

 


2020年11月2日月曜日

大阪都構想住民選挙

維新の会が進めていた大阪都構想の住民投票が、僅差で否決されましたね。

各報道でメリットデメリットが挙げられていましたが、実際の所、やってみないと分からないというのが、どちらの陣営にとっても本音でしょうな。

ただ、個人的に思うのは、あまり行政組織の規模が大きくない方が、住民サービスは特色のあるものが実施できるような気がします。

神戸の近隣の明石市や西宮市なんかがそうですが、神戸市より住民サービス、特に子育て世代に対する政策へ大胆に舵を切っていて、神戸市から住民を吸っている状態ですからね。

成功例のひとつでしょう。

規模が大きいと、住民も色んな層がいて、過去から続く利害関係や既得権が複雑になりますし、そういう意味で、大阪市を四分割した方が政策的な小回りが利くというのはあると思います。

ただ、大阪市民が選んだのは、従来の政令市の枠組み。

変化をしない、という選択でしたね。

 

住民サービスという面以外で見ると、大阪は豊臣政権以来の商業都市ですが、昭和末期から平成にかけてどんどん企業が流出して行ってます。

このまま現状維持の体制で、この状況に対して何らかの対策が出せるのか、というのを考えると、ここらで思い切った変化をしても良かったような気もしますね。

その変化の先は、決してバラ色ではなく、恐らく様々な苦労があるいばらの道ですが、苦労を打開しようという力は、色々な所で活力を生むことになるはず。

様々な失敗の中で、成功するものがいくつかあれば、それが次代の礎となるんではないでしょうか。

しかし、都構想でこういう部分はあまり議論されませんでした。

身近な問題がフォーカスされ、問題点が矮小化された印象もありますね。

もう少し、マクロ的な部分を語っても良かったんじゃないかと思います。

また、こういう挑戦的な考えは起業的、ギャンブル的で、行政にそんな考えは要らない、というのもこれまたひとつの正論。

難しい所ですな。

それに加え、大阪市の規模を考えると、変化を志すには大き過ぎるんでしょうね。

 

さて、維新の会が種を蒔いた都構想。

政策としては、地方自治のひとつの側面でもありました。

今後は、政令市などは特別自治市制度などに議論が移って行くんでしょうか。

地方自治の機運はやや後退感がありますが、どうなりますやら。

 


2020年10月28日水曜日

学習のS字曲線

S字曲線というものがあります。

S字形や、ギリシャ文字のシグマに似ていることからシグモイドとも呼ばれますね。

最初は緩やかに立ち上がり、ある閾値を超えると指数関数的に増えて、やがて上限に近付くにつれて再び緩やかになる、という曲線です。

 

 

こんなやつ。

経済の分野では、主に投資と売上の相関として説明されたりしますね。

最初は投資額と比較して売り上げは低調だが、やがて品質のブラッシュアップと認知度の上昇によって売上が増え、次第に需要の上限の近付くにつれて上昇は緩やかになる、という現象です。

製造でも、累計の投入労働時間に対する単位製造数として、同様の現象が見られますな。

累計の労働時間が少ない内は単位時間の製造数が少ないが、やがて熟練度が上昇して製造数が増え、次第に上限に達する、という感じで。

最近、それとは少し違う曲線になるんですが、ある学習で似たような傾向を体験しました。

予備知識が全く無いというわけでもない分野の試験問題などでは、最初は直感で選んだ回答が正解という場合が多いんですが、やがて半端に知識が増えたことが足を引っ張って引っ掛けの選択肢に悉く引っ掛かる。

ま・さ・に、爆釣!

いや、釣られすぎでしょ!!といいながら自己採点するのが当たり前になるぐらい(^^;)

グラフにするとこんな感じ。

 

 

素直に横ばいか上昇になってくれたらいいのに、明らかに最初より得点率が急激に下がってしまう累計勉強時間帯があるんですよね。

なんなんやろな~

ただでさえスルスルと得点率が上がってくれないのに、勉強して下がるってのは精神的に凹みますわ(^^;)

 


2020年10月21日水曜日

輸出管理法

日本のメディアではあまり報じられていませんが、先日、中国で輸出管理法が成立しました。

 

中国で輸出管理法が成立、貨物、技術、サービスなどの輸出管理を強化

https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/10/0a5d09edf83d1d8d.html

 

簡単に言うと、アメリカの制裁法や輸出規制、輸出管理改革法といった規制群の中国版ですね。

どたらにも再輸出や第三国に関する規定があり、二国間の輸出入の規制に留まりません。

米中対立が進む中、アメリカの規制に対抗する為に同様の規制を作るというのは解りやすい方策ですが、サプライチェーンがグローバル化した中でこういう規制がどう働くかと言うと、当然ながら深いレベルでの分断が進むということになります。

二国間の規制に留まらないわけですから、部品の輸出さえままならない。

部品が手に入らないとなれば、コストを掛けてでも自作するしかないわけです。

それが繰り返されると、昔の米ソのように、技術体系の違う製品が出来上がって来るわけですね。

ただ、ソ連は一方の雄であっただけに技術を持っていましたが、現在の中国はアメリカ由来の技術をふんだんに使用した製品を作っています。

この環境から、それを捨てて自作を進めるとなると、相当技術的時間を戻される上に、現在の位置に戻るのすら相当時間が掛かるでしょうね。

戻った所で、アメリカを中心とする陣営は先に行ってしまっている。

これは、かなり厳しいですな。

例えばですが、ファーウェイがTSMCから半導体の供給を受けられなくなりました。

中国はこれに対し、自国で調達する為にSMICを育てようとしていますが、そのSMICも規制対象となり、製造装置すら調達できていないままのようです。

TSMCが5nmのプロセスで量産開始している状況であるにも関わらず、SMICはまだ14nmプロセスという状態。

その14nmも、TSMCに比べれば歩留まりが悪く、ファーウェイは結局、自社の45nmプロセスで生産する方向へ、というニュースもありました。

このままプロセス更改が進まなければ、中国の製品は技術的に遅れ、次第に競争力を失っていくことになります。

大まかですが、14nmで2015年頃、45nmなら2008年頃の技術ですからね。

どれだけ技術が巻き戻されてしまうか、半導体だけに非常に明確ですな。

さて、アメリカへの対抗上、同じような仕組みを入れた中国ですが、このまま技術の分断が進むのを甘受して自国開発を進めるのか?

甘受するなら、世界の工場と呼ばれた立場は急速に失われていくと思いますが、その状況で自国民の職と食を維持できるのか?

それとも何らかの手打ちをするのか?

大きな選択になりますね。

 


2020年10月15日木曜日

日本学術会議

ここしばらく、日本学術会議の任命拒否問題に関する報道が多いですね。

自分も、2017年に「軍事的安全保障研究に関する声明」というのが新聞に掲載されていた為に名前は知っていましたが、どのような活動をしているかまでは知りませんでした。

色々と論はあっていいし、そうやって組織は改めてられて行くもんだと思いますが、政府側と会議側のどちらが正しいか、という問題では無さそうです。

強いて言えば、長年の歪が噴出したな、という感じですかね。

まず、国民のひとりとして思うのは、特別とは言え公務員であるわけだし、選挙と言う国民の選択を受けた結果の先に成立している内閣と総理大臣が任命拒否できないというシステムは、建付け的におかしいと感じますな。

憲法15条に、公務員の選定及び罷免は国民の権利と規定されていますし、日本学術会議は内閣府の組織のひとつなんですから。

選挙の結果で誕生した内閣と総理大臣すらアンタッチャブルとなると、非常に気味の悪い組織という事になります。

かつての統帥権がそうであったように、どこからも掣肘されないというのは、よろしくない結果を生むことが多いですしね。

実際、昭和の頃の学術会議は選挙制でしたが、自浄作用は失われていたようで、色々とお問題があったことがいくつかの本に残っています。

少なくとも、任命の問題で掣肘されないことを望むなら、他の先進国のように自費運営に舵を切るべきだとは思いますね。

次に、初期の頃に学問の自由を侵害などという主張がありましたが、これには非常に違和感を感じますな。

学問をやめろなんて誰も言ってないわけで、大学でも在野でも学問はできるわけです。

しかも、学術会議内で研究をするわけでもない。

学術会議に推薦されるほどの学者が口にするには、あまりにも幼稚な論ですね。

しかも、どちらかと言えば、会議側が出した声明が陰に陽に圧力となっているようで、この問題が報道されて以降、実際の現場の方や研究者の方がブログ等で実態を書かれています。

現在の研究は、軍と民の境界線があいまいになってきており、インターネットやGPSなど、軍の研究から民に下りてきたものも多い。

そういう世情の中、イデオロギー的な主張を声明に入れたりするのは、ちょっと時代に合わなくなってきていると思いますね。

個人的には、任命拒否された学者の方を見てもイデオロギー色が濃すぎるので、現状のまま続くにしても民営化するにしても、任命に関してはフィギュアスケートの採点のような形式にしてもらいたいなと思っています。

フィギュアスケートの採点は、最高評価と最低評価は除外されて中道的な評価がされますが、学術会議の任命も、イデオロギー的に左右の極端な人を除外して、中道的な学者を任命して頂きたいですね。

学者の方それぞれに、当然ながら思想はあって良いのですが、妙な政治力を振りかざして学術会議の役割の本質を曲げるような人はご遠慮頂きたい、というのが率直な感想ですな。

 


2020年10月9日金曜日

フィンセン文書

日本のオールドメディアではあまり大きく報道されませんでしたが、少し前にフィンセン文書というものが公開されました。

ま、ざっと言えば、16ヶ月の分析を経て公開された、マネーロンダリングに関する報告書等を集めた文書です。

ただ、アメリカが、各国のマネーロンダリングを監視する網を厳しくしてきたというここ数年の流れの中での事なので、その漏洩が何故起こったのか、偶然なのか故意なのか、ちょっと興味深いですね。

何らかのメッセージ性があるのかな?なんて思ってしまいます。

それは取りあえず置くとして、その中身ですが、不審な取引が総額にして2兆ドルというから、なかなか凄まじい規模ですな。

とは言っても、毎年の世界のマネーロンダリングの規模が2.4兆ドルなどと言われていますから、フィンセン文書の19年間で2兆ドルというのは、1%程度でしかないわけです。

アングラマネーが金融当局に補足されずどれだけ蠢いているのか、よく解りますね。

さて、不審な取引の栄えある第1位は?

ドイツ銀行

やっぱりお前か。

他の銀行がbillion単位の中、1.3trillionドルですから、他の銀行とは正に桁違い。

近年、マネーロンダリングや中国との関係、巨額のデリバティブなど、話題に事欠かない銀行で、コンプラにゆるゆるのイメージがありましたが、その通りでしたね。

現在は業績も良くなく、リストラの真っ最中なので、先行きも不安ですな。

ドイツ銀行に続くのは、JPモルガンチェース、バンクオブアメリカ、シティバンク、スタンダードチャータードという巨大銀行。

意外だったのは、ダンスケ銀行が入っていなかったことですな。

マネロン御用達みたいなイメージがあったんですが、事実は違うのか、それとも隠匿のノウハウがあるのか、ランキングには入って来ませんでした。

少し気になるのが、日本のゆうちょ銀行。

元々、誰でもどんな団体でも口座を開設できるという緩さは有名でしたが、海外送金も本人確認が甘かったようです。

今は本人確認もだいぶ厳しくなっているみたいですし、法人の海外送金サービスも終了していますから、大々的に悪用されることは減っているんでしょうけど、ベースが巨大なだけにしっかりやって欲しいものですね。

 

2020年10月4日日曜日

阿君丸

今日の麒麟がくるは、演出とは言え、戦国時代の怖さが描かれた回でしたね。

こういう部分も描いてこそ、大河ドラマですな。

さて、朝倉義景は子にあまり恵まれず、ひとりは早世し、ひとりは滅亡の際に処断されて直系はいないということは知っていましたが、暗殺説があるというのは初めて知りました。

国会図書館のデジタルコレクションで朝倉始末記の書籍を確認すると、巻ノ四に阿君丸の暗殺に絡む話が載っています。

真偽は不明ですけども、単なる早世が多い時代にわざわざそのような記述をされるということは、火の無い所に煙は立たぬというやつで、政治的な背景による毒殺だったという可能性も十分考えられますね。

ただ、ドラマのように将軍側近の三淵藤英が計を巡らせたとなると、これは非常に陰謀論的要素の濃い話になります。

将軍は越前を辞して尾張に向かいたい、一族や重臣は主君の上洛を実利の少ない政治道楽のようなものと考えて止めたい。

ここに利害が一致する。

が、嫡子を暗殺しても義景がどう動くか読めず、また、露見した際は、兵力を持たない義昭の拘束は容易で、更にそのことを喧伝されると、義景の保護を失うばかりか他の大名も義昭を避けるようになるでしょう。

史実の状況を考えれば、策謀としてリスクが大き過ぎるように思いますね。

でも、描き方としては面白い。

三淵の奸計という題名を見ても、まさかそういう奸計だとは思いませんでした。

なかなか、見せる回でした(^^)

 


2020年9月29日火曜日

日曜の楽しみ

今年の日曜日は、年間通じて戦国物の大河ドラマがあり、夏は経済ドラマという、俺得な重厚ドラマがゴールデンタイムに続いてまして、サザエさんシンドロームに罹ることなく毎週毎週楽しみな日曜日の終盤を過ごしていましたが、そのひとつである半沢直樹が終わってしまいましたね。

結末を見たいような、終わってしまうから寂しいような、そんな1週間でした。

最後は、勧善懲悪の現代版時代劇らしいスカッとする終わり方でしたね。

そういえば、誰かがRPGだと評していましたが、最終回はまさにそんな感じでした。

大正義中野渡頭取は前回で闇落ちしたかと思いきや、やっぱり正義の人で、同期は相変わらずリスクまで背負ってくれる心強い仲間。

前回のラスボスだった大和田元常務も、今シリーズでは所々で力を貸す助っ人のような動きをしつつ、クライマックスでは半沢にすべてを託し、最後は「らしい」去り際で素晴らしかった。

今シリーズ前半でも相変わらず難敵だった黒崎検査官は、最後には同じ目的の為に合力してくれましたし。

これら濃い面々以外にも、今シリーズ前半で優秀かつ熱量の高い若者2人が仲間入りし、更には老練な生き字引と、ひと癖ある元ライバルが合流。

そして、なんと言っても、自分の本来の目的を思い出した中ボス格の白井大臣と、ラスボスに疑問を抱く秘書笠松が、最後に協力してくれる。

いや~完全にRPGですな。

キャラクターそのままに舞台を変えたら、ゲームが1本出来上がりそうです。

しかし・・・これから日曜が寂しくなるなぁ~(> <)

 


2020年9月23日水曜日

鹿児島熊本ツーリング その17

前回のあらすじ

どこまで上らせるんじゃい、この城は!

 

長岩城を後にして、向かうは大分県日田。

うきは市というのは福岡大分県境の内陸ですから、帰路を考えると、高速なら西の久留米鳥栖方向へ出るか、東の別府方向へ出るか、一般道なら北の飯塚方向へ出るか、日田から北東の中津に出るかという選択になるんですが、まだ時間もあるし、高速じゃちょっと味気ない。

それに飯塚ルートは通ったことがある、ということで、日田から中津へ出るルートを採ることに。

この行きがけ、否、帰りがけの駄賃で城も攻略して行こうという腹です。

時間があれば、日田の三城を回って、宇都宮氏所縁の城井谷も回って・・・なんて夢も広がりますが、午後には撤退戦に入っておかないと厳しいので、今回は時間的に日田の1城だけが可能ですな。

日田には、いつの日か城の散策の為にまた来ないといけないですね。

長岩城から国道210号線に戻り、筑後川が湾曲している狭隘部を抜けると、もう大分県で、川も三隈川と名前を変えます。

その三隈川の北岸を走る国道386号線に移り、日田市街の中心部から真っすぐ北上して永山城へ。

1度、国道212号線に出てしまいましたが、すぐ左折して無事に城へ到着することができました。

今回は時間が厳しいということで、最も立ち寄り易そうな永山城に行くことにしたんですね。

永山城は月隈城とも呼ばれ、月隈、日隈、星隈と名が付いた三隈三山のひとつに築かれています。

ちなみに、日隈山には日隈城が築かれていますが、星隈山は一時的に仮城として使われた程度のようで、城のあった山とは言えません。

日田の三城のもうひとつの城は、永山城から花月川を挟んだ東の対岸にある日田城でした。

城としては、この日田城が最も古いんですよね。

一方、永山城の方は、近世に築かれた城で、城として存在した期間は短いものの、しっかりとした石垣が残っています

城の駐車場には案内板があったんですが、豆田の城下町についての情報が豊富でした。

城の機能した期間が短いことと、陣屋跡の石垣だけじゃ観光資源としては弱いんでしょうな。

 

 

ま、そこは止むを得まい。

城好きは城へ行くのみだ!

しかし・・・

立 入 禁 止 !!

熊本地震の被害が大分にも出てるとは聞いていましたが、まさかの補修に伴う立入禁止!

土嚢に阻まれつつ遠く山上の石垣を見ながら、ここでツーリングにおける城巡りは終焉を迎えたのだった・・・

 

 

さて、気落ちしているわけには行きません。

まだ昼ながら、ここから600km以上を帰らなければならないのですから。

永山城のすぐ近くの国道212号線に入り、北東へ北東へと進んで行きます。

途中、国道500号線というメモリアルな道路を走りたい衝動に駆られながら、耶馬渓や青の洞門といった観光地をすり抜け、平田城、長岩城といった案内を躱し・・・

また、絶対来なあかんところやん!

行きたい所が多すぎますわ(^^;)

そんなこんなで中津まで走り抜け、上毛スマートI.C.から東九州道へ入り、淡々と北上して行きます。

九州との別れを惜しむべく、めかりS.A.で休憩を入れました。

門司城直下のこのS.A.には毎回寄るんですが、なんと、展望台が無くなってました。

ちょっとびっくり。

なので、今回は駐車場から関門橋を写真に収めました。

 

 

ここからが神戸までが長い長い消化試合になるんですが、今回は趣向を変えて、中国道から帰ってみました。

するとどうでしょう!

あんなにつまらなかった消化試合が楽しいワインディングロードに・・・はなりませんが、車もほとんど無く、適度にコーナーがあってそこそこ楽しいではありませんか。

パーキングエリアで3日連続の昼食サンドイッチを企んだのに、サンドイッチすら無くてパンになってしまったのが想定外でしたが。

いや~新しい発見でしたな。

九州は帰りがネックだったんですけど、また九州へ行く意欲が湧いてきましたね(^^)

 

1日目:79.6km

2日目:121.9km

3日目:216.7km

4日目:306.0km

5日目:710.7km 合計:1434.9km

 

参考:

永山城

あかねの湯 龍野店

地図付きはこちら

大分県兵庫県

 


2020年9月17日木曜日

菅首相誕生

16日の臨時国会で、第99代となる菅首相が選出され、菅内閣が発足しました。

陣容は色々と報道されていますが、個人的に気になった点をいくつか。

まずは、河野行革担当相。

最初は総務相という噂が流れていて、総裁選でも菅さんから言及があった電波行政を集中的にやってもらう人事かなと思っていたんてすが、行革担当になったという事で、縦割行政解消にかなりの力を入れるようですね。

河野さんは、これまでの執務状況を見ていると、かなり合理的な思考の持ち主のようです。

また、情報発信力も持っており、国民に直接説明できる分かりやすさがある為、改革に抵抗する官僚は国民に敵として認識される可能性が高いですね。

そういう突破力を期待しての起用でしょう。

菅政権発足前から、朝日新聞が、菅総務相に意見して左遷された元総務官僚が実名告発というような記事を出していましたが、これは、菅さん自身も政治家と官僚の違いを明確に意識して政策を進めていた証左でもありますので、ヒビっている官僚は多いのではないでしょうか。

次に安倍前首相の実弟である岸信夫防衛相。

元々外務や防衛の役職を務めてきた人ですので、外相としては妥当な人事ですが、岸さんは兄の安倍首相と同じく台湾との強いパイプを持っています。

アメリカが対中国包囲網を進める中、台湾との交渉を密にしていますが、岸さんの個人的なコネクションも絡め、日本も親米、親台路線で行くぞ、というような方針が見える人事とも言えるでしょう。

引いては、米日豪印のクワッドと呼ばれる安保体制が透けて見えますね。

上の2閣僚が色としては目立つんですが、後は、コロナ対策でやや評判を落とした加藤さんを官房長官に、石破派の田村さんを厚労相に起用した所が、実務重視の布陣に感じられるでしょうか。

加藤さんは失点回復の意図があるのかも知れません。

官僚上がりで実務能力はありますからね。

あのまま埋没してしまうのは勿体ないところ。

それ以外は、安倍内閣からの留任も多く、特に重要ポストである財務相兼副首相と外相がそのままということで、安倍政権の方針を継承という表明にもなっています。

さて、コロナがやや落ち着いて来たとは言え、経済はガタガタの状況。

どのような手腕を菅さんが発揮してくれるのか、楽しみです。

 


2020年9月14日月曜日

2020自民党総裁選

安倍首相の辞任に伴う自民党の総裁選が行われ、地方票でも国会議員票でも圧倒した官房長官の菅さんが総裁に選ばれました。

ただ、もうだいぶ前からほぼ確実な結果が分かっていたので、選挙が終わったんやな、という感想しかありませんが。

しかし、マスメディアの石破推しは何だったんでしょうね。

地方に強いとは言っても、地方票でトップ得票だったのは8年も前の話です。

その時の総裁選の1回目の投票で安倍首相を上回り、決選投票で敗れた石破さんが、安倍一強とも呼ばれる長期政権の中で、相対的に過大評価されてきたのではないでしょうか。

実際の所、石破さんの政治家としての印象は、閣僚として目立った実績を上げたわけでもないですし、演説は長い割に具体策が少なく、ふわっとした抽象論に留まっているように聞こえます。

耳障りは良いんですけどねぇ

確かに、世論調査等では石破さんの支持が高く出たりするんですが、石破さんから出てくる発言は自民党の主流派とは一線を画すどころか野党寄りのもの。

その事で、野党支持層などの自民党員以外の人が政策的に近い石破さんを支持する結果となっているんだと思いますが、それを参考にしているようじゃ、自民党員の投票結果とはズレますわな。

政権与党として党を運営していく中で、野党にかなり近い意見を出すような議員が、同じ党員から多く支持されるとは考えにくいですからね。

また、党を割るほどの混乱があれば別ですが、その言動から、票の比重が高い国会議員からの支持を得にくいのは誰が考えても解ることでしょう。

こういう場面は仕事でもありがちです。

チームを組んで仕事をしているのに、チーム外から綺麗ごとばかり言う人。

チームの中の人からすれば、そう言うがあんたはどこで汗かいたんや?という気持ちになってしまいますよね。

 

それから、マスメディアは、国民の意見が云々というのも毎回口にします。

ここにも違和感を感じますね。

日本の議会制民主主義では、多数を占めた与党の指名した人が首相に就くという仕組みで、システムとして、政権政党を選ぶ色彩が強い。

ここが個人を選ぶ大統領制と大きく違うところですね。

なので、ロクでもない首相を就任させた場合には、総選挙を待ち構えて、ロクでもない首相を輩出した党を惨敗させてやればいいんです。

それが選挙ですから。

悠然と、どんな人間を首相に就けたか吟味してやろう、と構えてればいいと思うんですけどね。

国民からの人気と政治的なセンスや実力が必ずしも合致はしないものですし、総裁選挙はあくまで自民党の総裁を決める選挙で、流れはしましたが、村山元首相が首班指名された時のように党として総裁以外の人物を指名することもあり得るわけですから、首班指名された人物の今後の実績を観察することの方が大事です。

 

あと、派閥政治というのにも、違和感を感じますね。

同時期に行われていた立憲民主党の代表選も、投票結果を見れば、旧立民グループと旧国民グループで明確に分かれていました。

また、アメリカの大統領選でも、予備選挙で脱落していった候補者が、新たに誰を応援するかで熾烈な多数派工作が行われます。

代表的な民主主義選挙とされるアメリカでもこんな感じですから、3人集まれば派閥ができるとも言われる人間の本質的な社会性と、民主主義のシステムからは、多数派工作は切っても切れない関係にあるはずなんですね。

何なら、多数派工作が民主主義の本質とも言えるかもしれません。

それだけに、なんか耳障りの良い表面的な事しか言ってないように感じてしまいますね。

 


2020年9月7日月曜日

中国の半導体製造企業

こんな記事が出て来ました。

 

米政府、中国SMICの「制裁リスト」入りを検討

https://jp.wsj.com/articles/SB12792891840969953668404586615834023934562

 

SMICと言えば、ひと月ほど前、ファーウェイ子会社のハイシリコンがSMICから14nmのチップ製造を断られたという報道が出たばかり。

 

SMICがハイシリコンの14nmの出荷計画を7月に急ブレーキ

https://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=4359

 

この判断の背景には、報道にあるように、SMICの株式上場への悪影響と米国との関係が念頭にあったようです。

株式上場は成功しているものの、制裁リスト入りするとなれば、米国との関係においては施策が失敗したことになりますな。

ま、一企業の施策では、国と国の関係という大波を避けることはそもそも難しかったとは思いますが。

中国では、数年前から半導体に関する投資が盛んで、大型案件がいくつもありましたが、

中国の半導体製造業が資金不足により苦境に立たされている

https://gigazine.net/news/20200831-china-hsmc-stall-lack-of-funding/

にあるように、HSMCを始めとしたいくつかのプロジェクトが破綻に追い込まれています。

一部はSMICが救済合併するとの報道も出ていますが、そのトップ企業たるSMICが制裁リスト入りすれば、中国が目指していた半導体企業の育成が頓挫するばかりか、供給が止まることによる他のハイテク産業への影響も甚大なものになりそうです。

2018年の国防権限法に始まるアメリカの中国企業潰しは、今年に入ってから着々と包囲網を狭めてきており、まるで詰将棋を見ているような感さえありますな。

世界トップの軍事力を誇るアメリカが影響力を持つのは当たり前ですが、技術を絡めた追い詰め方というのは、なんとも、流石と言うしかありませんね。

 


2020年9月2日水曜日

藤川球児投手引退

自分はかつて、野球部でした。

そして、阪神のファン。

そういう人間にとって、藤川投手の投球を見られたのは幸運だったな、と思います。

シーズン中は勝負の駆け引きが色々とありますが、オールスター戦などは、誰もがストレートを投げると思っていて、藤川投手もストレートしか投げないのに、1、2の3で振っても当たらない。

球の下でバットが空を切る。

こんなスポ根漫画みたいな投球、そうそう見られるもんじゃないですからね。

見ていて本当に楽しかった。

「糸を引くような」と形容されるほど、見ていて惚れ惚れする球筋でしたね。

自分は、ピッチャー経験はほとんどありませんが、ストレートを待たれてストレートで空振りを取る、というのは、これ以上無いほどピッチャー冥利に尽きるんじゃないでしょうか。

そんな凄いピッチャーでしたね。

まだシーズン途中で、復帰もして欲しいですから、お疲れ様というのにはまだまだ早いんですが、長い間、本当にお疲れ様でした。

 


2020年8月29日土曜日

安倍首相辞任

昨日、安倍首相が辞任しましたね。

ちょっとびっくりしました。

ただ、病気再発という事ですから、コロナ渦中ということもあって、政治空白を生まない決断だったんでしょうね。

ちょうど、第2波もピークを打って新規感染者がやや下り坂になったところですし、国会も谷間。

辞任するタイミングとしては、今しか無かったようにも思います。

色々批判もあるとは思いますが、地位に執着しない姿勢は、政治家として評価すべきだと思いますね。

特に今年は。

しかし、トランプ大統領との個人的な信頼関係から、アメリカで残念の声が上がることは予想できましたが、中国から残念の声が上がるとはちょっと意外でしたね。

ここしばらくは対中関係が融和方向に動いていたのと、米中対立の中で中国が安倍首相に仲介の期待を掛けていたという側面もあるんでしょう。

ただ、アメリカはトランプ大統領もそうですが、議会が中国に強硬となっているので、日本の出る幕は少なかった、もしくはほぼ無かったとは思いますが。

さて、辞任があれば当然ながら就任も発生するわけで、早速後継者レースが始まりました。

政権の継続性という意味では菅さん、岸田さんが有望ですが、次は短期リリーフと見られている影響もあり、岸田さんが首相に立つと、その世代の時代は短く、次の首相が岸田さんの下の世代に飛んでしまう可能性がありますね。

一方、何故かマスメディアの調査では上位に来る石破さんですが、議員さんに人気が無いので、ちょっと難しそう。

派閥のトップではありますが、石破派というのは元々無所属の集まりですから、他の派閥のような結束力は期待できず、推薦人を集めることに苦労する可能性もあります。

野田さんも、推薦人を集めるのすら大変そう。

後は、外相、防衛相として評価をあげた河野さん。

積極的な情報発信が評価されていますね。

ただ、党内の要職経験が無く、ここがネックになると思われます。

さぁ、急転直下の短期決戦がどうなるのか、興味深いところです。

 


2020年8月24日月曜日

鹿児島熊本ツーリング その16

 前回のあらすじ

 

バイク乗ってる時は天気順調やったのにチェックイン後になんで降られなアンカねん!

 

ツーリング最終日のこの日も快晴。

朝、起き出して、泰泉閣の目玉になっているジャングル風呂で朝風呂を満喫し、これまた目玉となっている朝のバイキングで朝食をたっぷり頂きました。

バイキングやと、つい和食洋食両方食べてしまうんよな~

これは確実に今日も昼飯軽食コースやね。

膨れたお腹を抱えつつ、泰泉閣を出発してまず向かうのは鷹取城。

うきは市の南には、九重連山から連なる山塊が壁のようにそそり立っていますが、その壁の上に造られた城です。

全国に山城は数千とありますが、その中でも比高は屈指の高さで、現地には全国で最も高い場所にある城との説明がありました。

「最も高い」というのが何を基準にしたのかよく分かりませんが、地図で測ってみると比高は700m以上もあり、確かに相当高い。

道があったから行くのを決めましたが、平地から足で登れと言われたらさすがに遠慮するレベルですな。

地元神戸の六甲山はこれより少し高い程度ですが、登るとなれば完全に1日ハイクですからね。

幸い、この壁みたいな山筋には、尾根に耳納スカイラインという道が通っていまして、比高と峻険さの割にアクセスがいいんです。

ほんと助かりました。

しかし、この壁的な山の尾根は、筑後川沿いの平野部の南端から2kmほどしか無いんですが、その南端からひたすら山道とヘアピンカーブを走って行くことになのます。

お城へ行くのにこんな長い時間を走った記憶はないんですが、25分も掛かりました。

エグい城ですわ。

こんな所によう城なんか建てたな~なんて思って現地を散策してみると、南側は結構なだらかな風景なんですね。

そうか、と納得しました。

この城の築城者は筑後十五城のひとつに数えられる国人の星野氏ですが、星野氏はその名字の通り、この城の南東の星野地区がその本貫です。

つまり、本貫の地から見ると、北側の山の頂上とは言え、そこまで急峻では無く、筑後川沿いからアクセスすることを思えば、まだマシなんですね。

鷹取城から星野地区方向を撮った下の写真でも判るように、星野地区自体が山深い場所です。

 

 

反対に筑後川沿いから見れば、崖の上にあるような城で、攻め上がるには非常にキツい。

城から撮った写真では解りにくいですが、ほんと急峻です。

 

 

つまりは、北側から南の本拠を守るにはうってつけ、と言うわけです。

ただ、大友傘下にあった星野氏が大友氏から離れたことで、後に問注所氏と争いになっていますが、問注所氏の本拠も山深い場所で、両者の戦いは北から鷹取城へ攻め上がる形ではなく、もしかしたら山岳戦が繰り広げられたのかも知れませんね。

さて、その鷹取城ですが、現地は非常に整備が行き届いており、とても散策がし易い城となっています。

畝状空堀が非常にはっきりした城でした。

道からすぐ城域になるんですが、そこにもう畝状の凹凸が見られます。

 

 
この写真右側の部分が畝状空堀です。
城の東の部分を守るように掘られていました。
ここから城へ入って行くと、上から3段目の削平地が見えてきます。
削平はされているんですけど、水平ではなく斜面ですが。
敵からも丸見えですが、郭内から斉射するには斜面の方が前後にも厚くできるメリットがありますね。
 
 
そして2段目。
 
 
こちらは平地。
そして頂上部の本丸
 
 
本丸には台上の地形があり、往時は櫓か館的なものでもあったんでしょうか。
その台上部分。
 
 
ここには頂上を示す三角点がありました。
そして、説明板。
 
 
主郭の西側は城跡として整備されていませんでしたが、ここにも畝状竪堀が明確に確認できました。
 
 
秋の朝一ということもあって空気が澄んでおり、これ以上無く爽快だった鷹取城の散策を終え、来た道を下って行きます。
次に向かうのは、先ほども少し出てきた問注所氏の本拠、長岩城。
筑後十五城の中では最も東に位置し、星野氏とはお隣さんになりますね。
まずは筑後川沿いの平地に戻り、県道151号線を東へ。
突き当りで一旦北に走り、1本東の県道106号に乗り換えて再び南へと走ります。
合所ダムまでは非常に整備された道だったので快走し、後は川沿いを南へ南へ。
一度、諏訪神社まで行ってしまい、下調べでは諏訪神社は行き過ぎだったはずと検索して引き返し、無事到着しました。
長岩城は中世的な城で、中腹に居館を置き、背後に急峻な詰の区域を構築していますが、散策してみても、明確に城域と呼べるほどのまとまった大きな削平地はありませんでしたね。
周囲にいくつか城があるそうなので、川筋の谷を中心に複数の城で防衛する形態だったのでしょう。
分散ゲリラ方式ですな。
そして城自体もゲリラ的な抗戦を前提としているような構造でした。

まずは入口。

城址碑は最近建てられたんでしょうか。

非常に立派で綺麗です。

 

 
縄張図・・・なんですけど、曇っていて朧気です。
 
 
城跡の入口。
当時は居館の門があったような感じですね。
その後ろに僅かに見えているのが説教道場です。
この説教道場の場所に居館がありました。
 
 
説教道場の背後からが城郭部分・・・ですが、ずっと下の写真のような感じで、削平地らしき場所がほとんどありませんでした。
 
 
ひたすら峻険な地形と岩場が続きます。
僅かな平場を軸に、集団対集団ではなく数人から10人未満単位で戦いをする感じでしょうか。
問注所氏の領地は、筑後十五城が出てくる大友氏時代の文書から引くと1000町ですから、動員兵力は数百。
長岩城周辺の領地がその半分で、更に川の流域にあるいくつかの城に分散すると、長岩城に籠城するまで追い詰められた際の籠城兵力は100程度というところでしょう。
そう考えると、こういうゲリラ的な戦いも有効かもしれませんね。
通常の城郭とは防御思想が違うようなので、初見ではちょっと驚きました。
こんな構造では、敵も大軍を展開できないから、攻略は手間だったでしょう。
それが防御力の一端とも言える城ですな。
 
つづく
 
参考:
地図つきはこちら