2021年7月29日木曜日

ソフトボール優勝

少し遅いですが、オリンピックのソフトボールで日本が優勝しました。
次回、フランスのパリ五輪では、また競技から外れしまいますが、今は北京以来の金メダルを喜びたいですね(^^)
6回の守備で、サードが弾いた球をショートがノーバウンドで補給し、ダブルプレーを成立させた時は、正直勝ったと思いました。
こんなプレーは数年に1度しか見られないようなビッグプレーです。
流れが来てるな、と。
でも、7回の攻撃では、今度はアメリカが完全なホームランボールを捕るというビッグプレー。
さすがですね。
レベルが高く、どちらも負けられないと集中し切った戦いでした。
見ているだけで、緊張感があり、すごく熱い戦いでしたね。
そして、清々しかった。
 
しかし、いつもソフトボールを見ると思うんですが、よく打てるなと。
野球をしていたので、その視点で見てしまうんですが、野球は緩急と左右、そして真っ直ぐか下へ落とすか、という選択です。
少数ながら、アンダスローという例外はありますが。
ところが、ソフトボールはこれにライジングという上へ上がってくるボールがあるので、緩急と左右、そして上中下になるんですよね。
スピード自体は野球より遅いですが、投手との距離が13mちょっとと近い為、体感では最大で160km/h以上に達すると言われます。
体感のスピードが速く、選択肢も多い。
打てる気がしない・・・
いや~、ほんと打てる選手を尊敬します(^^;)
 

2021年7月24日土曜日

東京オリンピック開幕

東京オリンピックが開幕しましたね。
いつものオリンピックでは、開会式はながら見という感じだったんですが、今回は入場でゲーム音楽がかかったせいか、つい選手入場全部を見てしまいました。
耳に馴染みがあるというだけで、この吸引力は凄いですな。
特に自分はファミコン世代、ドラクエ世代なので、あのファンファーレから始まると、ちょっと中座できませんわ。
兎にも角にも、開会前から色々と問題の噴出した感がある開会式でしたが、ひとまずは、演出に携わった方々にお疲れさまでしたと言いたいですね(^^)
 
開会式の演出自体には賛否色々とあるでしょうが、全員が100%満足する、納得する演出はありません。
そこは前提としてあるんですが、個人的に気になった点をいくつか。
ひとつ目は、全体としてまとまりに欠けた感じだったこと。
アナウンサーの説明で演出の意図は理解できましたが、パフォーマンスが説明を必要とするのはちょっとダメですね。
パフォーマンスを見て理解できないと。
あと、色んな凄い人が出たのは分かるんですが、とりあえず全部出した、みたいな、引き算をしなかった演出に見えました。
ふたつ目は、場面転換的な役割があったと思いますが、ミニコントみたいな演出は、流れぶった切りで要らなかったかな、と。
ちょっと脈絡が無さ過ぎました。
さらに言えば、他にもちょこっとあった芸人さんパートは全て要らなかったんではないかな、と思います。
日本のお笑いって内向きの傾向がありますからね。
オリンピックにはちょっと馴染まない感じでした。
それから、聖火に関しては、もっとメダリストやオリンピアンを活用して欲しかったな、と思います。
自分は野球が好きで、王長嶋と言えば球界のビックネームですが、ことオリンピックに関しては関わりが非常に薄い。
前回の東京オリンピックの頃に活躍していたONという存在は、子供たちの憧れだったという意味では同格なのかもしれませんが、通じるのは国内だけですからね。
また、最終ランナーとなった大坂選手にしてもそうです。
過去に、オリンピックへ出場していないわけですから。
ポリコレやマイノリティといった政治的要素を加味すれば安心の起用ですが、ある意味、政治的妥協のような雰囲気は否めないんですよね。
やはり、オリンピックなんだから、別にメダリストである必要もないですが、オリンピックに関わりのある人にして欲しかったなとは思いますね。
 
逆に良かった点は、ピクトグラムのパントマイムとオリンピックロゴの演出でしょうか。
ピクトグラムはアイデアの勝利ですかね。
予算を掛けずに面白い演出で、しかも途中1回ミスったのが愛嬌になって余計に見てて楽しかった(^^)
それこそ、オリンピックには魔物が棲んでいると言われるように、完璧な選手でもミスすることがあるという、人間のスポーツ競技との共通性を見た気がしましたね。
オリンピックのロゴに関しては、最初は箱がいっぱい出てきて何になるのかなと思っていたらロゴに。
そして上空ではドローンでロゴを描き、それが地球の姿へ、という演出でした。
ドローン自体は平昌冬季五輪でもありましたが、ドローン自体で驚きを狙うというのではなく、今回は演出の一要素へとうまく落とし込んでいたと思います。
そのスムーズな演出が良かったですね。
あと、個人的には木遣りが好きなので、その場面はちょっとテンションが上がりました。
 
すったもんだはありましたが、なんとか開幕まで漕ぎ着けた東京オリンピック。
感染症対策も大変ですが、選手も、運営の人も、力いっぱい頑張って欲しいですね。
 

2021年7月22日木曜日

続・高校野球選手権大会

鳥取松蔭高校の予選への出場が、一転して認められ、昨日、境高校との試合が行われましたね。
とりあえず、良かった(^^)
結果もまた、鳥取松蔭高校のサヨナラ勝ちという劇的なものでしたが、それはともかくとして、球児が不合理な悔いを残さないことが一番ですね。
鳥取松蔭高校は、甲子園出場経験もある強豪校で、今年の第一シードですから、甲子園を視野に入れて頑張ってきたと思います。
そんな球児が、球児側の理由が無いにも係わらず、戦うことなく夏を終えるというのは、あまりにも球児達にとって衝撃が大きい。
人間というのは、納得できる理由があれば何とかして次に進めるものですが、それが無いというのは人生を変えかねない出来事ですからね。
また、対戦した境高校も、県立ながら、第一シードの鳥取松蔭を負け寸前まで追い込んだというのは、凄いことです。
スコアを見ると、強豪校を抑えるだけのいいピッチャーと固い守備力を持っているんでしょうね。
両チームともに、試合があるのか無いのか二転三転して調整が難しかったと思いますが、お疲れ様でした。
鳥取松蔭高校はこれからも試合がありますから、引き続き頑張って欲しいですね(^^)
 

2021年7月18日日曜日

高校野球選手権大会辞退

米子松蔭高校の夏の甲子園大会予選への出場辞退というニュースが流れました。
神奈川でも、城郷と藤沢工科の2校が対外部活動禁止で出場辞退したようですね。
城郷と藤沢工科は、感染状況悪化の為ということなので、学校の定めたルールに従ったということだと思いますが、他の高校は出場して試合が組まれているわけですから、神奈川県内という枠組みで見た場合、不平等感がちょっとエグい。
辞退になってしまった球児は、納得いかないでしょうね。
学校に感染者が出た訳でもないみたいですから、どこまでゼロリスクを求めるつもりなのか、とは思います。
プロ野球でもJリーグでも、感染者が出た場合は感染者を外して試合してますし、感染者が多数出た場合は日程変更していますから、もちろんPCR検査をした上で、そのルールに準じて大会運営しても、どこからも文句は出ない気がするんですがね。
プロは挽回の機会がありますが、アマチュアは大会を逃すと挽回する機会なんて無いわけですから、何とかして欲しかったです。
また、米子松蔭高校の場合は、学校関係者に感染者が出たということなので神奈川の状況とは違うんですが、それでもプロと同じルールなら出場できたはず。
既にワクチン接種が終わった自治体も出始めている中、もうちょっと実情に即したルールにしていけないもんでしょうか。
日本人はゼロリスクを好む国民性ではありますが、新型コロナに関しては特にそれが厳しい気がしますね。
ゼロリスクを求めるというのは、即ち責任を取りたがらない事無かれ主義の裏返しでもあります。
バブル崩壊以降、企業でも物事を決めきれない、海外では日本企業は決断に時間が掛かるという話をよく聞きますが、日本全体がそんな事無かれ主義に陥っているような気がしてて、新型コロナでそれが如実に顕れてきたんではないでしょうか。
許容できるリスクを判断し、きちんとルールを決めてしっかり運用する。
感情的な責任論ではなく、もっとシステマティックに考えて欲しいものですね。
 

2021年7月11日日曜日

東京オリンピック無観客

東京都への緊急事態宣言の発出もあり、東京オリンピックの無観客が決まりましたね。
現在の感染者の増え方を見れば、妥当かと思います。
個人的には、観客をどうするのかについて、もっと深い議論をして欲しかったんですが、メディアはヒステリックな報道ばかりでしたし、政権側も科学的な根拠を解り易く示すことができませんでした。
ただ、首都圏以外も無観客にする必要があったのか、個人的には疑問が残りますね。
プロ野球やJリーグは、既に販売したチケットは有効としている場合もありますが、基本としては対象地域のみ無観客での試合となっていますから。
それらと基準を異にする必要があったのか。
しばらく前からそうでしたが、オリンピック中止を煽っていたメディアも、有観客に拘っていた政権も、オリンピックを特別視し過ぎだと思うんですよね。
コロナ禍になって1年以上が経ち、スポーツイベントもリスクを下げながら運営していくノウハウを溜めてきたわけですから、今までと同じように、プロ野球やサッカー、バスケなどと同じように、決められた基準で運営するレベルを上げ下げする、でいいと思うんですよ。
オリンピックは人流が増えるという一面はもちろんあるでしょうが、そこはしっかりと指標を見て対処していけばいいと思うんですよね。
それがこの1年以上で得られたノウハウであり、経験であると思います。
実際、感染者の状況を見ると、予想通りオリンピックと関係無く第5波へと向かっていますから、そこまでオリンピックを特別視する必要があるのか、と思いますね。
 

2021年7月3日土曜日

続・最低法人税率の合意

先月のG7の時に触れましたが、G7で合意された法人税の最低税率について、OECDでも合意されましたね。
 
 
7ヶ国から拡がり、130の国と地域ということですから、世界的な合意と言っていいでしょう。
記事にもありますが、これにより、年間で1500億ドルの税収が生まれるというから、とんでもない額ですね。
富めるものが益々富めるようになっている今、これによって再配分機能が多少なりとも戻ることが期待されます。
とは言っても、ダブルアイリッシュ・ダッチサンドイッチで有名になったアイルランドや、中小企業に対する税が低いハンガリーは合意に加わっていませんから、この地域に籍を置く会社がどのような扱いになるのか、気になるところですね。
日本への影響はというと、法人税は最低法人税率よりかなり高いですから、国内では大した影響はないでしょう。
もちろん、税率の低い国へ流れる企業を押しとどめる効果は増えると思いますが。
また、同時に合意されたデジタル課税と呼ばれるグローバル企業に対する課税では、課税する場合もあれば日本企業が課税される場合もあるはずですから、ややプラスかな、という程度でしょうか。
なんだかんだ、日本もクローバル企業が多いですからね。
インターネットの発達以来、海外のサービスということで課税が曖昧だったんですが、いくら会社が無くても、利益を上げられる市場を持つ国に利益は還元されるべきですから、市場のフリーライドに一定の歯止めが掛かったのは良かったですな。