いつものオリンピックでは、開会式はながら見という感じだったんですが、今回は入場でゲーム音楽がかかったせいか、つい選手入場全部を見てしまいました。
耳に馴染みがあるというだけで、この吸引力は凄いですな。
特に自分はファミコン世代、ドラクエ世代なので、あのファンファーレから始まると、ちょっと中座できませんわ。
兎にも角にも、開会前から色々と問題の噴出した感がある開会式でしたが、ひとまずは、演出に携わった方々にお疲れさまでしたと言いたいですね(^^)
開会式の演出自体には賛否色々とあるでしょうが、全員が100%満足する、納得する演出はありません。
そこは前提としてあるんですが、個人的に気になった点をいくつか。
ひとつ目は、全体としてまとまりに欠けた感じだったこと。
アナウンサーの説明で演出の意図は理解できましたが、パフォーマンスが説明を必要とするのはちょっとダメですね。
パフォーマンスを見て理解できないと。
あと、色んな凄い人が出たのは分かるんですが、とりあえず全部出した、みたいな、引き算をしなかった演出に見えました。
ふたつ目は、場面転換的な役割があったと思いますが、ミニコントみたいな演出は、流れぶった切りで要らなかったかな、と。
ちょっと脈絡が無さ過ぎました。
さらに言えば、他にもちょこっとあった芸人さんパートは全て要らなかったんではないかな、と思います。
日本のお笑いって内向きの傾向がありますからね。
オリンピックにはちょっと馴染まない感じでした。
それから、聖火に関しては、もっとメダリストやオリンピアンを活用して欲しかったな、と思います。
自分は野球が好きで、王長嶋と言えば球界のビックネームですが、ことオリンピックに関しては関わりが非常に薄い。
前回の東京オリンピックの頃に活躍していたONという存在は、子供たちの憧れだったという意味では同格なのかもしれませんが、通じるのは国内だけですからね。
また、最終ランナーとなった大坂選手にしてもそうです。
過去に、オリンピックへ出場していないわけですから。
ポリコレやマイノリティといった政治的要素を加味すれば安心の起用ですが、ある意味、政治的妥協のような雰囲気は否めないんですよね。
やはり、オリンピックなんだから、別にメダリストである必要もないですが、オリンピックに関わりのある人にして欲しかったなとは思いますね。
逆に良かった点は、ピクトグラムのパントマイムとオリンピックロゴの演出でしょうか。
ピクトグラムはアイデアの勝利ですかね。
予算を掛けずに面白い演出で、しかも途中1回ミスったのが愛嬌になって余計に見てて楽しかった(^^)
それこそ、オリンピックには魔物が棲んでいると言われるように、完璧な選手でもミスすることがあるという、人間のスポーツ競技との共通性を見た気がしましたね。
オリンピックのロゴに関しては、最初は箱がいっぱい出てきて何になるのかなと思っていたらロゴに。
そして上空ではドローンでロゴを描き、それが地球の姿へ、という演出でした。
ドローン自体は平昌冬季五輪でもありましたが、ドローン自体で驚きを狙うというのではなく、今回は演出の一要素へとうまく落とし込んでいたと思います。
そのスムーズな演出が良かったですね。
あと、個人的には木遣りが好きなので、その場面はちょっとテンションが上がりました。
すったもんだはありましたが、なんとか開幕まで漕ぎ着けた東京オリンピック。
感染症対策も大変ですが、選手も、運営の人も、力いっぱい頑張って欲しいですね。
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