2014年9月30日火曜日

陽光に誘われて その2 (志方城)

前回のあらすじ

中道子山城からの稲美野の眺望はすんばらしい!
 
中道子山城で、友人にいつも頼む水出しコーヒーをすすり、次に向かうは志方城。
中道子山城からは、細工所からほぼ斜めに志方の集落へ抜ける道があって、すぐに到着です。
時間にして5分ほど。
しかし、この辺りは交通量も多くなくて気持ちよく走れる田園地帯ですな。

志方城は、大河ドラマの官兵衛さんで一躍有名になった感のある城です。
はるかなる昔、ここが志方城か!と中道子山城に登っていたのは内緒の話(笑)
あれ以来、10何年振りの初訪問です(^^)
とは言え、志方城は集落の中にあった平地の城で、遺構はほとんどありません。
今は観音寺というお寺と小学校と旧役場になっており、探せば城の痕跡かな?という地形が見つかる程度。
それでも、官兵衛の影響か、何人かの観光客の方がいました。
入口の案内板は、

 
こんな感じで、官兵衛に乗れるだけ乗った感じか(笑)
しかーし、こんなマスコット見たことないぞ!
播州だけで流布されてるのか?
まぁ案内板が新しくなるのはいい事です(^^)

観音寺内にある志方城主の櫛橋さんのお墓はこんな感じ。

 
こちらもちゃんと幟が立てられて目立ちますな。
ここで友人に乞われて歴史をひと講釈。
しかし、毛利がよく分からんとなると、尼子対大内の所から説明しないと毛利のバックグラウンドが説明できないから長いよな~
しかも大内は知らんと来た。
戦国ブームが続いてるみたいやけど、興味ない人の認識ってこんなもんよな~
 
参考:
志方城
地図付きはこちらから
 

2014年9月24日水曜日

陽光に誘われて その1 (中道子山城)

春の事を今頃書いているという恐るべき遅筆ぶりに自分でも驚愕の思いですが、GWに例の原付二種の友人とぶらり加古川の北へ日帰りツーリングに行ってきました。
どこかに行こうぜという友人の誘いと、どこに行くかは任せるわという甘言に、取りあえず我が趣味全開で選ばせてもらいましたわ。
「おし、官兵衛もやってるし、志方に行くか」
と。
中道子山城の写真を撮ってなかったのと、志方城に行ってなくて、いつかはぶらりと行ってやろうと思ってたわけです。
渡りに船とはまさにこのこと。
 
志方へ行くのに使った道は県道65号線。
若い頃はこの道で姫路にも行ったりしましたな。
抜け道として使われる事も多いので、大型車が多い道でもありますが、稲美野の田園風景を抜けていく気持ちの良い道です。
そして志方市街の少し手前の投松の交差点をおもむろに右折して中道子山城へ。
そして、前日に六甲山に登って筋肉痛という友人を連れて城へ。
城跡からは、志方一帯の風景がばっちり見通せます。
山城の立地としてはこれ以上無し!

 
志方方面が一望のもとですな(^^)
本丸も広くて申し分なし。

 
中道子山城ではなく、なぜ赤松城址という碑が建っているのかは置くとして・・・ね。
しかし、この城はどうも三木合戦の頃には使われていなかったようです。
伝承としては三木合戦の時の落城伝説があるのですが、史料には登場しない。
確認できるのは、城主の孝橋氏が、天文末年(1555)頃から弘治年間(1555-58)に佐用へ移ったことです。
背景を見ると、ちょうど中央を制した三好軍が播磨に侵入して明石氏や別所氏を屈服させた頃です。
ただ、志方の方には三好軍が来た様子は無く、いかなる理由で孝橋氏が佐用に退いたのかよく分かりません。
三好氏との政治的な何かがあったのは間違いなさそうなんやけど・・・
遺構を見ると結構な普請をしてる城なんですがねぇ
放棄するのはともかく、その後に使われなかったのは勿体無いなぁ
ちなみに縄張はこんな感じです。

 
本丸が中心ではなく、北東方向の尾根にあるのがやや特徴的ですが、山の三方向の尾根筋を削平した典型的な山城ですね。
中央部はちょっと技巧的で、下のような空堀と土橋という部分があるほか、本丸方向には米蔵という土塁で囲った郭もあります。


木陰になってるだけに、携帯のカメラじゃ空堀と土橋の凹凸が判りにくいですが・・・
この辺りは、二ノ丸方向の大手と三ノ丸方向の搦手から道が繋がる部分で、本丸防衛の最重要箇所として防備が固められたのでしょうね。
そして、次は大手の切岸。
なかなかに迫力があります。

 
しかし、これほど見晴らしが良い上に城郭として整備もされているのに、播磨が争乱になった頃には使われなかったという、なんか不思議な城です。
 
参考:
中道子山城
地図付きはこちらから
 

2014年9月18日木曜日

ぼちぼち記事取り消しから6週間

ちょうど1週間前ですが、朝日新聞の木村社長が記者会見し、東電福島第一原発事故に関する聞き取り文書、所謂吉田調書に関して、報道した記事を訂正し、謝罪しました。

まぁ、なんというか、予想通りというか。
後手後手に回った挙句、外堀を埋められて謝罪に追い込まれた印象しかありません。
慰安婦問題の記事取り消しから続く嵐の中での出来事なのですが、抗議文濫発といい、ちょっと自分は悪くないって態度が過ぎますな。
これでは火に油を注ぐだけなんですがね。
分かってないのか。
そりゃ叩かれるわ。

問題なんかが起こると、企業には特に真摯に謝罪するという態度が日本では求められるわけですが、この対応で逆に評判を上げる企業もあれば、下げる企業もあるわけです。
朝日新聞の場合は、明確に評判を下げた。
あれだけ不祥事企業を叩いてきたのに、いざ自分の番となったら、当時は不明確な部分もあって誤っただの、本質は別だという問題すり替えをするだの、言い訳がましくて往生際が悪い。
更に、吉田調書に関しては、原文を入手してたのかと疑問に思えるほど、酷い。

慰安婦報道と同様、今回の吉田調書に関しても根源は同じで、決定的な失敗は裏付け調査ができていないこと。
原発職員への取材ができていない。
裏付けなんて、ジャーナリズムの基本中の基本なんですがね。
一方の意見だけを聞いて書くなら、ただの個人的感想ですわ。
過去にジャーナリスト宣言なんてキャッチコピーを使っていましたが、ジャーナリストとしてちゃんとできていなかったからの宣言?と皮肉に思ってしまいます。
つい先日も、素粒子というコラムで、
「爪楊枝(つまようじ)ほどの矢でも事実の土台が揺らげば害になる。」
と書かれていましたが、小コラムと言えども全国紙で出る以上、爪楊枝とは思えませんがね。
慰安婦の撤回記事でも、できるだけ撤回は避けたい、誤りを認めるにしても小さな影響しかないと言いたい、そんな子供じみた雰囲気が感じられましたが、その延長線上にある言い回しですな。
そういう社風があるんでしょう。
次はどんな事が出でくるのか、悪い意味で今後も注目です。
 

2014年9月11日木曜日

国盗合戦 夏の陣 2014

いわゆる位置ゲーというやつで、国盗合戦というものをずっとやってるんですが、毎年恒例の夏の陣が今年も開催されています。
今年は例年と違い、現地に行かなくても攻略できるというあいのり機能が緩和され、あいのりに15人、回数も15回と、それぞれ1.5倍になってます。
九州や東北といった人が少ない地域はほとんど相乗りできず、絶望でしたからねぇ

しかし、これはちょっと楽になるなと思っていたら、お盆に大規模な障害が!
ここの運営は、色々と問題があるのか、過去にも障害よく起こっていたのですが、久々にやっちゃいました・・・
1.5倍ってのがサーバーの許容量的に持たなかったんでしょうな。
しかもお盆に更に増量キャンペーンなんてやってたし・・・

それと、去年は姫路城、竹田城、福知山城と攻略早朝ツーリングに出かけたんですが、今年の兵庫県は姫路城・加古川城、京都は長岡京と京都駅。
バイクで行き易いルートが無い・・・
電車に乗れ、と?
それでも加古川ぐらいはブラっと早朝に行ってくるかと思ったら、雨。
今年は雨が多すぎ!
 

ま、なんだかんだありましたが、ようやく全国100ヶ所、3部隊召集完了!
8月末にLTE端末に変えたら捗ること捗ること。
今まで3G回線って言っても家ではwifiやったから、速度よりは端末の画像処理が遅かったんやねぇ
こなに違いがあったとは!
しかし、緩和されたからもうちょっと早いかと思ったけど、意外と掛かったなぁ(^^;)
 

2014年9月5日金曜日

ぼちぼち記事取り消しから4.5週間

朝日新聞の慰安婦強制連行記事取り消し以降、余震が続いていますな。
朝日新聞英字版に同様の記事が出ていなかったことへの批判を皮切りに、朝日新聞を引用して批判した週刊誌等に抗議文を送り、その広告掲載を拒否し、同じく朝日新聞を批判した原稿を書いた池上さんのコラム掲載を拒否した為、池上さんからコラム打ち切りを申し出られました。
でも、結局は批判の声が大きくなり、広告は伏字で、コラムも掲載することになったようです。

クオリティペーパーを自認する新聞社が何やってんだ?
批判者に対して全方位戦争やん。
どこへ行こうとしてる?
あれだけ不祥事を起こした企業に厳しかった新聞社が、自分への批判者に対してはやたら居丈高なのは何故?
自分は特別だと思ってるのか?

そういう感想を持たずにはいられません。
そもそも、誤報や日本と言う国に対するイメージに与えた影響に対する明確な謝罪は無いままです。 
自分は騙された立場でそんなに悪くない、なのに批判するとは何事だ、と居直ってはみたものの、批判の声が大きくなり過ぎてヨレた。
形だけの総括をし、そのあとは強気に出てみたもののそれも貫けず、日和った。
そんな感じです。
2回もほぼ同じ意味で書いたのは、ヨレた、日和った、が書きたかったから(笑)
このどちらの言葉も朝日新聞に相応しくて選べなかった。
ま、どちらにしても戦略としては最悪ですな。
朝令暮改、右往左往、逐次投入・・・なんかぴったりな四字熟語で出てきそうで出てきません。
しかし、最近の日本語には便利な言葉がありまして・・・
あえて言おう!グダグダであると!
久々のガンダムネタかい!
 
個人的には、記事が出てからしばらくは、朝日新聞社長の木村さんを評価していたんですがねぇ
この誤報に関して謝罪が必要なのは、一義的には裏付け取材を怠っていながらGoサインを出した当時の編集長や社長であって、木村社長は32年間の総括に踏み切る姿勢を示したと思ったんやけど、批判や読者の声に押されて止むを得ず出しただけやったんやね。
だから総括が一向に進まず、利害関係者に近い植村記者を庇い、誤解や混同があったなんて言い訳しただけで沈黙。
読者の声も紙面に出さず黙殺。
嵐が過ぎ去るのを待っているのか。
不祥事対応のコンサルタントでも雇えばよかったのに、不祥事ではないと判断するプライドが邪魔したんやろなぁ。
守勢のままでは終息しなさそうですが、朝日新聞の次の一手はどう出るのか?
記事内容とは違う意味で興味が出てきましたわ(笑)
 

2014年9月1日月曜日

天然の滑り台

先週末、ぶらっと鹿ヶ壺に行ってきました。
ここのロッジが、新しくて、広くて、BBQもし易くて、なかなか具合がよろしい。
そして鹿ヶ壺付近の一連の滝。
ここは天然の滑り台になっていて、結構人気のスポットです。
とは言っても、子供がほとんどで、自分のようなオッサンが滑ってるのはあまり見ないですが(笑)
毎年ですが、これがね、
テンション上がる!
めっちゃ水は冷たいですけども。
さっと滑って、冷たい水から上がると、体もホカホカ(^^)
銭湯の冷水浴みたいなもんですな。
下は滝のちょっと下流を散策した時の写真。

 
山の奥深くという感じで、ほんま良い所ですわ(^^)
また来年も行こう!
来年分の宿は取れなかったけども・・・
 
参考:
鹿ヶ壺

地図付きはこちらから