2017年10月31日火曜日

大蔵市場

日、こんなニュースがありました。
 
兵庫・明石の「大蔵市場」、2600平方m全焼
https://mainichi.jp/articles/20171026/k00/00m/040/030000c
 
実は、小学校までこの近くに住んでまして、この大蔵市場は子供の頃によく行った商店街なんですよね。
自分が行ってた保育園も、このすぐ近くの稲爪神社の保育園でした。
7・8年ほど前に前を通った時は、商店街の中が暗くてほとんど営業してないような状況だったみたいですが、それでも幾店かは営業しており、懐かしく思った記憶があります。
そういう懐かしい場所が燃えてしまうというのは、やっぱり哀しいですね。
周辺は、もともと明石城下西側の旧宿場町で、室町時代の嘉吉年間(1441-44)には嘉吉の乱絡みで拠点になっており、何らかの集落があったようです。
そんな古い町ですから、路地が入り組み、かなり建物が密集した場所でした。
子供の頃には、その路地が抜け道、近道として楽しかったんですが、火災となると消火活動は厳しいものになりますね。
ただ、怪我をした人がいなかったというのは、不幸中の幸いでした。
大蔵海岸も近く、住環境も良いと思うので、今後は再開発の対象になりそうですが、旧宿場町として雰囲気のある通りなので、旧市街の雰囲気を残してくれると有り難いですね。


2017年10月24日火曜日

台風一過

いや~台風21号は凄かったですね。
神戸で瞬間最大風速45.9mとか。
こんなに強いのはあまり記憶にないですわ。
しかも深夜0時半頃で、風音が煩くて眠れやしない・・・
更に朝6時には土砂災害警戒情報の
「解除」
が携帯でビンビン鳴るし、寝不足ですわ。
発令なら鳴って当たり前やけど、解除はビンビン鳴らさんでええやろ・・・
 
そんな訳で、月曜日もクライアントの事務所に向かったわけですが、JRがほとんど動いていない為、駅にはわんさか人が溢れていました。
新快速のホームに向かったものの、ホーム中央部は電車待ちの列が縦横に張り巡らされ、黄色の点字ブロック外側に通路用としてひとり分の隙間があるのみ。
片方の階段からホームに入って、そのままもう反対側の階段から別口の改札へ戻るという華麗なスルー技を決めてしまいました・・・
これぞウォークスルー!
んなアホな。
そんなこんなで、入線していた各駅停車に乗り込み、殺人的な混雑を経てクライアントの最寄駅に到着。
そこから、大きな国道の下をくぐる歩道を通って行くのですが、そこには色んな物がありました。
・壊れた傘 約15本
・トタン 2枚
・けっこう太い木の枝 5本
これ以外に、小さい木の枝と葉っぱが多数で、部分的に通路が人ひとり分に制限されていました。
丁度、風の吹き溜まりだったのか、それとも流しきれなかった雨水が溜まっていたのか、改めて自然の猛威というのも感じましたね。
変わったところでは、そのちょっと先の歩道に・・・犬小屋。
レオ君、家なき子になってもうた・・・
最近の犬小屋って樹脂製なんで軽いんやねぇ
ほんま、色んなもんが飛んでましたわ。
もしかすると今週末も台風が来るかもしれないとのこと。
今週末は、頑張って連休取ったから九州に行こうと思ってたのに!
後は正に天に祈るしかないですな。


2017年10月19日木曜日

ちょっとダムまで

ここ数年、春と秋の休日の度に雨が降ったり風が強かったりする日ばかりと感じるのは、被害妄想ですかね?
なんか天気に恵まれていない印象が多いんよなぁ
今年も秋のツーリングの日程を確保しましたが、天気だけが心配です。
そんな中、1日取れた休みの日が良い天気だったので、ぶらっと出掛けてきました。
1時間ほどで行けて、まだ行った事のない、ちょうど良い目的地があるんですよね。
それは、権現ダム。
何度も通りかかった事はあるんですが、初めて目的地にしました。
バイクにはケースも乗せず、お手軽にリュックを背負って出発。
途中のコンビニでおにぎりを買い込んで、ダムで昼食という腹です。
ダムまでは、1時間ほどと読んでいましたが、それよりはずっと早く到着しました。
ただ、近場にコンビニが無い。
なので、コンビニを求めて10km弱走る羽目に。
コンビニで昼飯を確保して再び来た行程を戻り、途中、案内を見掛けた権現総合公園キャンプ場をぶらっと見学してからダムに到着。
時間は、都合良くお昼時の12時前になりました。
 

最近、台風やらなんやらで雨が多かったせいか、かなり水面が近いですね。
こんなに水面が近い状態のダムを見たのは、初めてかもしれません。
昼食は、堤の下の公園で食べる事にしました。
しかし、堤の斜面には時代を反映してか、一面の太陽光発電設備が・・・
 

斜面の有効利用としてはもってこいなんですが、なんか味気無いなぁ
前に通った時は、一面が石垣のようで、それなりに巨大人工物としての威圧感があったりもしたんですがねぇ
ちなみに、このグラウンドには駐車場とトイレが完備されていて、平日の昼間ということもあって営業さんには優しい世界でした(^^;)


2017年10月11日水曜日

2017衆議院議員選挙公示

いよいよ衆議院議員選挙の公示がされました。
圧倒的な巨大与党は安定、追いかける野党側で分裂や再編が起こったのは意外でしたが、これも与党が強い故なのかもしれませんね。
しかし、希望の党は幸先の良さがあったのに、公示までのドタバタでやや支持を落としてしまったようです。
元々、保守色の強い党のはずでしたが、民進党の議員を吸収したことで、立ち位置がぼやけてしまった感がありますね。
民進党の保守派だけを吸収すれば良かったんですが、希望の党は生まれたてで地方組織が全く整っていない。
その辺りの実務を民進党に頼らなければ地方地方の選挙を戦えないという、大人の事情もあるんでしょう。
小池さんにしてみれば、選挙までもっと時間があればなんとかなるのに、という所でしょうが、その辺りは安倍さんの作戦勝ちと言えそうです。
民進党を吸収した判断が時宜を得た吉と出るのか、勇み足の凶と出るのか、個人的には非常に興味がありますね。
党の色という点で見れば、分裂した民進党のもう一方の党である立憲民主党は、左というのが明白で、カラーはしっかり出ています。
その辺りがツイッターのフォロアー数にも表れているのでしょう・・・と言いたい所ですが、あのフォロワー数はどう考えてもあり得ない(笑)
選挙戦略を請け負ったコンサルタントか広告代理店が勇み足を踏んで、うっかりフォロワーを買い過ぎたんでしょうね。
そういう選挙戦略は、いまやどの党もやっていますから、別段どうこう言うべきことでは無いですし、下手を打ったなぁ、ぐらいにしか感じませんけども、どこの新聞とは言いませんがそれを記事にしたのはいただけない。
あまりに世間を知らな過ぎるんではないでしょうか。
いや、分かってやっているのか。
何にせよ、レガシーメディアはちょっとダメですね。
もうちょっと頑張れよ、と言いたいですわ。
 
さて、泣いても笑っても、たった2週間の戦い。
どうなるんでしょうか。
今回は、観察対象として色んな意味で楽しみです。


2017年10月8日日曜日

アメリカ独自金融制裁強化

日本は衆議院選挙の話題でいっぱいですが、その少し前、世界の動きとしては見逃せないニュースがありました。
9月21日に、アメリカが北朝鮮に対して、独自の金融制裁の強化を発動したことです。
これは大統領令によるものですが、北朝鮮と取引のある個人や団体を規制、もしくは資産を凍結し、また、これに関与した金融機関をドル決済システムから追い出すという厳しいもの。
世界の貿易量は膨大で、輸出入が多い国は影響が大きく、特にエネルギーと食料の決済はドルの比重が高い為、ドルの金融市場から締め出されることは、そのまま死活問題となります。
ムニューシン財務長官は、「外国の金融機関は今後、米国と取引するか、北朝鮮と取引するか、選ぶことになる」と発言しており、どれだけ影響範囲が大きいか解りますね。
 
これと同じ日、金正恩委員長が自ら声明を発表した事も注目されます。
正恩氏自ら声明を発表したというのは前例が無く、これが非常に異例な事で、また、それまで強気一辺倒だったのが、「慎重に考慮する」というようなややトーンダウンした文脈が見られることも、声明の印象をそれまでとかなり変えました。
北朝鮮内で、何か方針が変化する兆しかもしれません。
また、アメリカの金融制裁強化を受けて、22日には、北朝鮮との取引が多い中国遼寧省で、北朝鮮の企業や個人が所有する口座が全面凍結されたことが判りました。
なんだかんだと北朝鮮にお目こぼしをしていた中国ですが、さすがにドル決済できないというリスクを北朝鮮の為に抱え込むのは無理なようで、アメリカに押される形で強硬政策に転換したようです。
ただ、その前の安保理決議によって、ロシアンマフィアと繋がりの深い北朝鮮が、ロシアをアメリカと北朝鮮の対立する舞台に仲介役として引きずりだしたことで外交カードを得たという見方もあり、どう転がるか、まだまだ一筋縄では行かないかもしれません。
 
国内に目を向けてみると、この金融制裁強化の情報を、安倍首相は事前に知っていた可能性がありますね。
金融制裁は、言わば兵糧攻めです。
効果が出るまでには時間が掛かる。
少なくとも、その効果を見極める時間、効果を見つつ外交的に取引する時間、というのが必要となってきます。
万が一、衝突する事になったとしたら、そのような時間を置いた後になり、衆議院の任期切れが視界に入って来る。
つまり、政治的な空白が生じる可能性が出てきたわけですな。
おまけに、選挙前となると、各議員も浮足立ってきますしね。
となれば、どの道、任期から考えて選挙は通常国会の前か後の2択なんだから、通常国会前にやろうか、となった可能性は否定できません。
実際にどの程度の情報が得られているかというのは表に出てくることは無いでしょうが、なかなか深読みしたくなるところですな。
今後も、要注視です。


2017年10月4日水曜日

野党分裂

衆議院が解散されてから、僅か1週間ですが、野党の動きがえらいことになってますな。
民進党と希望の党の合流観測から、民進党の分裂、新党の旗揚げ。
民進党の篠原さんが、前原さんを評して、口だけ番長からやり過ぎ番長になった、とか、これまたぶっちゃけた事をおっしゃってましたが、こんなに短期間でダイナミックな動きはそう無いでしょうね。
口だけ番長の評のように、前原さんは今までやや空回りの気配のする人でしたが、ここまで政局を動かすとはちょっと意外でした。
ただ、よくよく情報を集めてみると、どうやら小沢さんが噛んでるようですね。
それでなんとなく納得しました。
前原さんは、定期的に小沢さんから助言を受けていたとのこと。
そして、小池さんは日本新党の後、新進党、そしてその後の自由党に属していますから、小沢さんは師匠筋にあたります。
小沢さんが仲介しつつ絵を描いた、というのが当たらずとも遠からず、というところでしょうね。
選挙後に小沢さんが合流するという報道もありましたし。
しかし、民進党が分裂状態になってしまうところまでは予測できていたのでしょうか。
小池さんは、割と保守色の強い人で、希望の党も同様の色です。
前原さんも、民進党内部では保守系で、この党首間の関係は比較的スムーズなのは容易に想像できますが、民進党にはかなり左の人もいるわけで、その人たちは党の綱領に納得しないでしょう。
納得しない人がバタバタ動きを見せれば、希望の党に対する風もそれに巻き込まれて止んでしまいかねず、実際、希望の党から弾かれた人で、選挙に強い人は無所属、左の人は枝野さんが立ち上げた立憲民主党に行き、やはりドタバタ劇の様相を呈しています。
これは、希望の党や旧民進党の議員にとっては、印象として非常に良くないと思うんですがね。
連合も党として支持するのを断念しましたし、共産党、社民党を巻き込んで、公示まで予断を許さない状態が続きそうです。
余談ですが、枝野さんが設立した立憲民主党なんですが、個人的には、またえらい古いモンを持って来たなぁという印象ですね。
確か、立憲という言葉は戦後の政党には使われていないはず。
憲法9条を守る意味があるのかも知れませんが、立憲主義だと、憲法に則って、という意味なんで、憲法96条の改憲も含まれるんやけど、どうなんですかね?
なんかイデオロギー的な古臭さを感じます。
 
この野党再編でもうひとつ気になる点がありますね。
民進党の約150億円ともいわれる資金は、どこに行くのでしょうか。
小沢さんは、悪い意味でお金にきっちりしてますから、当然、その資金の行方は視界に入っていたはず。
ただ、民進党からお金も議員も引き継いでしまうと党の新しさの印象が薄れてしまう為、希望の党は民進党からの寄付を受けることはないと断言しています。
その為、希望の党は公認する人に対し、供託金の準備と党への寄付を求めていますね。
普通は、公認した人に対し、政党は公認料として供託金や選挙資金を出してあげるものなんですが、なかなか斬新です。
どうしても選挙に出たい人と、風を持っている政党。
力関係がダイレクトに出てますね。
選挙に強く、自力で勝負できる人は無所属で出馬しますし、希望の党に参加する人の立ち位置がよく判ります。
まぁ台所事情を考えればやむを得ないことではあるんですが。
ただ、問題は、北村弁護士も指摘していましたが、いずれ離党すると予想される議員に民進党の資金を提供するのは背任にあたる可能性があるとのこと。
確かにそうですよね。
もちろん個人からの寄付もありますが、国からの税金も政治資金として入ってるわけです。
そのお金は当然民進党の為に使われるべきで、今現在は民進党の党籍があっても、選挙後に離党するであろう議員に配るのは、使途が違うと言われても反論できません。
となると、当面は民進党に残るであろう参議院議員がその行方を握ることになります。
参議院には、希望の党に入る者、立憲民主党に入る者、はたまた自民党に流れる人もいるかもしれません。
両議院総会で決定することになると思いますが、解党になるのか、分党を経て他と合流することになるのか、こちらも目が離せないですな。
個人的には、解散の大義云々というのがアホらしくなるほどのレベルで政局を見せられると、もう解党して国庫に返上したら?とは思いますがね。
しかし、よく考えると、右も左も混在してて信条も無くただ反自民をしていた民進党から見れば、右と中道と左が別れたことで、争点とか主張とかが解り易くなったのは、唯一良かった点かなぁ