このお名前.comデスクトップクラウドというサービスは、クラウド上でデスクトップ環境を提供するもので、利用者は主に、FXなどの自動取引をさせていたようです。
そして、不正アクセスによってIDなどが抜かれてしまい、そのリモートデスクトップ環境に色々と保存していると、流出するという状況のようですね。
犯人側は、利用者側のPCからも情報を抜けるというような主張をしているようですが、リモートデスクトップ環境は、通常は双方向ではないですから、クラウド側のデスクトップにある情報以外は取れないと思うんですが、全容がすべて公表されているわけではないので、実際はどうなんでしょう。
ローカルPCへプログラムなんかを転送できる仕組みが用意されていたんでしょうか。
時間切れとして公表された個人情報は、該当する方によればデタラメということですから、全部の情報が抜かれるという辺りは、個人的にはかなり疑問に思っていますが。
いずれにせよ、GMO側の社内からセキュリティホールの指摘があったのに塞いでいなかったということですから、GMO側の責任は重大ということになるんですが、通常の情報流出と違って、何やらドラマティックな展開となっていますね。
当初は5000万ドルの請求があったようですが、GMO側が要求に応じないでいると、100万ドルに値下げされました。
かなり弱気な犯行グループという印象を受けます。
対するGMO側は、政府に能動的サイバー防御を要請した上で、さらに100万ドル相当の1億5千万円の懸賞金を掛けるという手に出ました。
同額というのが、皮肉というか挑発というか、映画のようなドラマティックな要素になっています。
そして、時間切れとして個人情報が公開されてしまったのですが、前述のように、その信憑性に疑問符が付く上、ホームページはプロバイダによって閉鎖されてしまいました。
どうも手際が悪い感じ。
まだまだ攻防は続くと思いますが、ちょっと風向きが変わってきました。
どう展開していくのか、今後の情報流出への対処のテンプレートになり得るのか、注目していきたいですですね。