2024年4月24日水曜日

顕注密勘

先日、こんな大発見のニュースがありました。
 
 
藤原定家と言えば、小倉百人一首の撰者として有名ですが、そのほかにも「新古今和歌集」や「新勅撰和歌集」の撰者でもあり、日記の「明月記」も有名ですね。
また、歌道の大家であることから歌に関する書も多く、変わったところでは、定家仮名遣というルールも定めました。
そんな和歌の歴史の中でも伝説級の人物ですが、その定家が顕注の注釈書に解釈を付け加えて記したのが、「顕注密勘」という注釈書です。
この写本が重要文化財に指定されているそうですから、相当貴重な書物なんですが、この直筆本が発見されたということで、かなりびっくりしました。
コピーですら重文やのに、直筆本なんて国宝クラスで収まるんか?と。
何より驚いたのが、定家の三男為家の系統である冷泉家に伝えられた、古今伝授箱という箱の中から発見されたことでしょうか。
この箱自体、秘伝として130年間も開けられなかったとか。
なんでも、代々の当主が一生に1度だけ開け、中の書物を書き写し、精進に生かしたという代物で、自分達庶民には、ちょっと想像できないか世界ですね。
古い家には、そういうしきたりがまだまだ残っているのかもしれません。
たまに、古民家からこんな物が発見、なんてニュースがしばしば出てきますが、今回のはよくある話ではまとめられないほどのものですね。
歴史上の出来事には、まだまだ推測の部分が多いですから、こういう新たな発見によって色々な事が解明される可能性がまだまだあると思うと、歴史好きとしては、何だかワクワクします。
 

2024年4月21日日曜日

サイトのリニューアル 静岡のお城終了

サイトのリニューアルですが、静岡県で訪問したお城の作成を終えました。
お城の数は全部で21城です。
 
 
静岡県は、兵庫県から400kmと、かなり遠い県なんですが、不思議と多く訪れている県ですね。
新幹線が通っているので、バイク以外でも行きやすいというもあるかもしれません。
ただ、リンク先の地図を見てもらうとはっきりしていますが、浜松近辺がぽっかり空白域になっています。
静岡は遠いという強迫観念があるのか、遠くから遠くからという意識になっていて、静岡県内でも近い方の浜松が未踏という結果に。
いつかは奥三河と遠江をまとめて見て回りたいですね。
さて、甲信越を北から辿り、静岡県で太平洋に出ました。
このまま太平洋沿いを東へ、首都圏攻略と行きましょう。
 

2024年4月15日月曜日

続・静岡県知事

静岡県の川勝知事の辞任に絡み、細川ガラシャの辞世の句を使ったことにより、波紋が続いていますね。
 
 
「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
何を思ってこの細川ガラシャの辞世の句を使ったのか、理解に苦しみます。
散る時を知ってるからこそ、人も花も美しいというような意味ですが、川勝知事の失言による辞職の何が美しかったのか。
ガラシャは、関ヶ原の合戦前夜に西軍方に人質に取られそうになった時に、屋敷に火を放って家臣に討たせた人です。
夫の細川忠興が、病的な嫉妬心を持った人で、人質に取られるなら自刃しろと命じたわけですが、ガラシャはキリスト教徒であったため、自刃は教義に反すると家臣に討たせました。
そういう死に様と今回の辞任では、まったく覚悟が違います。
リニアを止めたのが、美しいとの自画自賛だったのでしょうか。
個人的には、織田信孝の
「昔より 主を内海の 野間なれば 報いを待てや 羽柴筑前」
という恨みがましさの方が似合ってるようにも思います。
まぁこれも創作の匂いが強い句ですが。
しかし、どこまで行っても独善的な人なんでしょうね。
勉強ができても、バランスを欠いた言動では、政治家としてはとても及第点に達しているとは思えません。
政治家には理念が必要ですが、実際に進める仕事は、極めて現実的ですからね。
対立する主張や権益の調整が、絶対に必要になってくる職業です。
根拠もよく分からない論を振り回して理念を表現するのは、ただの横暴ですな。
最後まで、残念な人でした。
 

2024年4月8日月曜日

鈴木健二

先日、元NHKアナウンサーの鈴木健二さんが亡くなりました。
 
 
1980年代のNHKではトップの人気を誇ったアナウンサーで、軽快で丁寧な語り口調が今でも記憶に残っています。
「クイズ面白ゼミナール」は、毎回欠かさず見てましたね。
この番組では歴史クイズというコーナーがあって、とても楽しみでした。
今の自分の歴史好きの、原点のひとつになったんじゃないかと思いますね。
同じように何らかの影響を受けた人も、多いんじゃないでしょうか。
大人になって知ったんですが、鈴木さんは番組収録にあたって、前もってテーマに関する本を読み漁り、その知識と台本を頭に入れて収録に臨んでいたとのこと。
凄いですね。
完璧に頭に入っているからこそ、あれだけの淀みない語りができたんでしょう。
司会者としては、これ以上ない努力と能力の方でした。
ご冥福をお祈りします。
 

2024年4月2日火曜日

静岡県知事

静岡県知事の川勝氏が、6月の県議会をもって退任する意向を発表しました。
いわゆる舌禍といわれる失言が度々あった知事で、今回も直接の原因は失言です。
なんとなくですが、どうも上と下を分けたがる性格の方のようで、片方を褒めたり奮起を促したりする際に、比較対象的に挙げるもう一方を貶めるような感じに発言することが多かったですね。
普段から言動をチェックしているわけではありませんので、それが癖なのか、リップサービス的なことをしようとしての失敗なのか分かりませんが、何でそういう風に言うのか、という発言が多かったです。
それから、リニアに関しても、当初はそういう不安もあるだろうという感じでしたが、次第に反対理由が科学的でないことばかりになっていて、もちろんJR東海の腰の重さもあるんですが、リニアのプロジェクトにとって本当にただの障害になっていました。
これに関しても、推進か反対かは取りあえず脇に置くとして、知事の交代で合理的な議論が進むことを期待します。
6月以降、次期知事の話題が出てくると思いますが、県政を引き継ぐ形で新知事が誕生するのか、それとも修正型の新知事となるのか、注目ですね。
 

2024年3月24日日曜日

ぶらり吉川

今年の3月は、何かと寒の戻りが多くて寒い日が多いですが、そろそろ気持ちよく走れる気候になってきました。
そういえば、去年のGWに三木市東部の吉川へぶらりと行った時の事を、少しまとめましょう。
吉川は、ヨシカワではなくヨカワと読みますが、中国道の吉川I.C.があるので、中国道なんかをよく使う人は読める地名ですね。
かつては独立した町でしたが、平成の大合併で三木氏と合併し、今は三木市吉川町となっています。
その吉川町へ、GWの暖かい気候に誘われて、目的地も設定せず、ぶらりとツーリングしてきました。
 
西神戸から吉川方向へ向かうと、必然的に呑吐ダム経由で国道428号線の岩谷峠を越えるルートとなるんですが、今回もそのルートで心地よくワインディング味わいます。
ただし、この岩谷峠は走り屋さんも多い道で、よく取り締まりをやっている道なんですね。
なので、速度は超過しないよう慎重に。
岩谷峠のピークを過ぎ、急激な下り坂を下ると、かつて宿場町だった淡河の町が見えてきます。
左手の谷筋を挟んだ台地には淡河城。
いつもの風景ですね。
吉川へ行くためには、この淡河からさらにもうひと山越えることになります。
今度は峠と言うほどの道ではなく、だらだらと上り、だらだらと下る道で、突き当りは中国道の吉川I.C.へと出るんですが、今回は、吉川I.C.へと出る前に、気になっていた交差点で左折しました。
あとで確認してみると、県道354号線という道でしたね。
この道、意外と曲がっていく車が多くて、どこへの近道になっているのかと、ちょっと気になっていました。
通ってみると、吉川のグラウンドや体育館があったり、時々視界も開けていて、なかなか気持ちの良い道。
いい道を知りました。
最後は長々と下って吉川高校の脇を過ぎ、吉川町渡瀬の集落へと出ます。
集落から渡瀬橋の所まで出ると、見えるのが中国道と県道17号線の文字。
そうか、東条に抜ける道か。
東条や加東から神戸市街に抜ける下道は、これが最短ルートなんですね。
納得。
自分は、東条へ抜けずに県道20号線で三木方向へと向かいます。
吉川の入口である口吉川を過ぎ、三木と呼ばれる範囲に入ったところで、お腹が空いたので昼休憩。
コンビニでサンドイッチを買って、コンビニ裏の木陰で食べました。
なかなか雰囲気のある木陰で、ゆったりした気分になれましたね。
 
 
お腹が落ち着いた所で、ちょうど藤原惺窩生誕地という案内をすぐ近くに見つけ、場所を把握しました。
三木市の細川という場所ですね。
この場所は貴族の冷泉家の領地で、惺窩の家族は領地を維持するために京から下ってきていたんですが、三木城の別所氏の攻撃で落城し、領地は失われました。
惺窩は、この生まれ故郷に帰ることなく京で暮らし、儒教を極め、弟子として林羅山など高名な儒者を輩出していますが、一説に、戦国の世の無情を感じ、学究に没頭したとも言われていますね。
通称ではなく、あえて藤原という姓を名乗った事に、その機微が顕れているのかもしれません。
その惺窩の父や兄が守った細川城へ。
細川城は、川が削った河岸段丘と思われる台地の突端にあります。
 
 
居館跡には、惺窩の生誕地碑と惺窩の立像がありました。
 
 
後世に開墾されているので、全体像はあいまいですが、小豪族の居館城郭らしく、屋敷地を防衛拠点化した館だったかと思われます。
突端の少しの崖を防御力の中核として、台地側は空堀を穿って内部と外部を区画する、そんな居館だったんではないでしょうか。
惺窩がこの城に居たのは7~8歳までのようですが、生まれ故郷でありながら、父や兄が討たれた無情の地でもあるこの場所に、長じてからどんな思いを抱いていたんでしょうかね。
 
参考:
 


2024年3月18日月曜日

サイトのリニューアル 山梨の全スポット終了

旅日記サイトのリニューアルですが、山梨県で訪れた全てのスポットの作成が終了しました。
 
 
山梨県のスポットとしては、お城が11城、神社1社、自然が6ヶ所、道路が4本です。
道路の内、道志みちが神奈川県との県跨ぎ、八ヶ岳高原ラインが僅かに長野県と県跨ぎですね。
お城に関しては、お城作成終了のところでも書きましたが、やはり武田家関係のお城が多くなっています。
その他のスポットはと言うと、富士五湖を中心に富士山周辺のスポットが多いですね。
富士五湖は、訪れた日が秋晴れで天気も良かったので、むちゃくちゃ絶景でした。
なんだかんだ、訪れた時の天候には恵まれているので、山梨県は相性が良い県という印象ですね。
さて、甲信越の次は南の静岡県に参りましょうか。
この県も、新潟県に匹敵するぐらい東西に長い県ですな!
頑張って作って行きましょう。
 

2024年3月14日木曜日

LYP

LYPプレミアムのCMが流れていますね。
猪木のテーマを流しながら。
解説するまでもなく、L=LINE、Y=Yahoo、P=PayPayです。
それぞれのサービスは、数年前まで別々の会社が運営し、資本もLINEなどは別でしたが、今はLINEとYahooは会社が合併してLINEヤフーという会社になり、ソフトバンク系列となっていますね。
で、先日ですが、このLINEヤフーに対して、行政指導が行われました。
 
 
ここで注目したいのは、資本関係にまで踏み込んだ所。
これはなかなか思い切った内容ですね。
この行政指導のきっかけとなった漏洩案件は、業務委託先企業のPCのマルウェア感染から不正アクセスされたという、よくある流れ(アカンがな!)なんですが、要点として、
 
・システムやネットワーク構成等に係るNAVER社側への強い依存
・不十分な技術的安全管理措置
・業務委託先の不適切な管理監督
・セキュリティガバナンスの不備
 
という4点が挙げられています。
グズグズやん・・・
中小企業が初めてセキュリティ診断を受けた時のような、ウチはそんなにアカンかったんか?的な内容です笑
全国の何千万というユーザーの管理体制としては、致命的と指摘しているようなものですね。
そして、資本関係のある韓国NAVERグループへの発言力の弱さを考慮し、指導では資本関係にまで踏み込んだのでしょう。
LINEもYahooも過去に何度か情報漏洩事件を起こし、LINEに至っては国内にデータを集約すると約束した上での今回のNAVER Cloudからの不正アクセス事案ですからね。
悪質なのか根源的なのか。
ネット上で何度も何人にも指摘されてきたことですが、やっぱり体制が甘いままで、海外に情報が漏洩しました。
LINEは、日本においては社会インフラに近い状態ですからね。
早く安心して使えるような状態にして欲しいものです。
 

2024年3月9日土曜日

鳥山明

漫画家の鳥山明さんが3/1に亡くなっていたことが、先日、発表されました。
アラレちゃんもドラゴンボールもドラゴンクエストも、ど真ん中世代だけに、一瞬何も考えられなくなりましたね。
仕事中だったんですが、ウソやろと、手が止まりました。
アラレちゃんは、アニメからでしたが、単行本を読むと、もっと面白かったですね。
スクリーントーンを最近の作品ほど使わないのは、当時の漫画の傾向でもあったとは思いますが、鳥山明さんの漫画は特にその傾向が強かったと思います。
すごいスッキリして非常に絵柄の見やすい漫画という印象が強かったですね。
後でデザイナー出身というのを知って、妙に納得した記憶があります。
次のドラゴンボールは、漫画でもアニメでも見ていました。
ストーリーが戦闘に差し掛かると、ドガッとかバキッとかの擬音だらけで話は何ヶ月もほぼ止まるんですが、それでも学校ではドラゴンボールの話題でいっぱいでしたね。
ドラゴンクエストなんかは、1作目から最新の11作目まで、スライムを始めとした、あのモンスター達に親しんできました。
なんか、それぞれの作品の生命力が強すぎて、いつまでも鳥山明さんは年を取らないというような錯覚をしていましたね。
最終回が近付いても、好きな漫画がまだまだずっと続いていくような、そんな感じで。
それだけにショックは大きかったですね。
ちびまるこちゃんのTARAKOさんも亡くなってしまって、何だか急に時代が変わってしまうような感じすらします。寂しいですね。
ご冥福をお祈りします。
 

2024年3月4日月曜日

サイトのリニューアル 山梨のお城終了

サイトのリニューアルですが、山梨県で訪問したお城の作成が完了しました。
お城の数は全部で11城です。
 
 
山梨県をがっつりと訪れたのは、リンク先にもあるように実は1回だけですが、それで11城も訪れているならば、優秀ですね。
なんせ神戸から遠いので。
訪れているのは、武田氏の躑躅ヶ崎館や要害山城、新府城、小山田氏の谷村城と岩殿山城、穴山氏の下山城などで、メジャー所は制覇した感じです。
甲斐の歴史を辿って行くと、武田氏歴代の居館とか、有力国人の城とか、深掘りすれば面白そうなお城もあるんですが、それは次の機会を虎視眈々と狙うことにしましょうか。
さあ、引き続き山梨のお城以外のスポットへと進んで行きましょう。
 

2024年2月26日月曜日

史上最高値

連休前に、日経平均が史上最高値を更新しました。
それまでの最高値は、1989年12月29日の38,915円87銭
取引時間中の最高値は、その日の38,957円44銭です。
この日は取引最終日の大納会の日だったんですが、次の年の最初の取引日である大発会から下げ始め、バブル崩壊へと突き進むことになりました。
ただ、すぐバブル崩壊したわけではなく、土地のバブルは翌90年3月に総量規制が発動されたことによって勢いを削がれ、首都圏や大阪圏では秋頃にピークを打ち、全体としては翌91年、地方都市でも92年にはピークを打ちました。
少しタイムラグがあるんですな。
バブルの象徴でもあるジュリアナ東京が、株価も地価もピークを打った後の91年の5月に開店したのも、そのタイムラグの表れです。
ただ、今の時代から見ると、バブル崩壊で超絶な不況に陥ったようなイメージがありますが、なんだかんだ97年まで名目GDPは伸びているんですね。
その頃までは、金融システムもそれなりに踏ん張っていたように思います。
これにトドメを刺したのが97年の消費税増税。
これで決定的なリセッションを陥り、踏ん張っていた金融システムが崩れ、拓銀、山一、長銀の破綻へと繋がっていきます。
失われた〇〇年というのも、この年からと考えるのが妥当じゃないのかなと思いますね。
日経平均が史上最高値を更新するまで34年と2ヶ月の時間が掛かっていますが、97年を基準とすると、失われた27年ということになります。
また、東証の時価総額は2015年に過去最大を更新しており、その場合は、失われた18年ということになりますね。
この辺りを見ると、バブル後最高値とか史上最高値更新というのが、実質的な話というよりも象徴的な話でしかないことが解ります。
そろそろ、長ったらしい言い方にも飽きた頃ですし、史上最高値ですっきりですね。
 

2024年2月22日木曜日

サイトのリニューアル 長野の全スポット終了

サイトのリニューアルですが、長野県で訪れた全てのスポットの作成が終了しました。
 
 
リンク先にも書いていますが、お城が22城、温泉が3ヶ所、観光地が5ヶ所、寺社が5ヶ所、史跡が4ヶ所、自然が3ヶ所、資料館が4館、道路が3本で、合計で49スポットと、神戸から遠い県ながら、かなり多いですね。
思えば、長野県デビューは高校生のスキーツアーまで遡りますから、人生の半分以上前の事になります。
古い話ですね。
それ以来、若い頃はスキーでほぼ毎年、働きだしてからはツーリングでも幾度となく訪れました。
長野県は4つに分けられると言われますが、北信、中信、諏訪、伊奈、木曽、それから上田から佐久にかけてと、それぞれ特色があって、同じ県ながら少し色合いが違います。
個人的には、6つに分けられる印象でしょうか。
諏訪湖に諏訪大社の4つの社、国宝松本城に川中島、伊那谷、木曽路などなど。
それぞれ印象深いです。
中信や北信の北の方は、まだじっくりと探索できていないところですから、折を見てまた行きたいですね。
さて、次は甲信越の最後、山梨です。
 

2024年2月16日金曜日

ブラタモリ

先日、NHKの来期の編成計画で、ブラタモリをレギュラー放送しないことが発表されました。
ただ、特番としての放送には、含みを持たせた形のようです。
季刊でもいいから、特番をやって欲しいですね。
気が付けば、タモリさんも78歳ですから、泊まりであちこちロケに行くのも厳しくなってきているのかもしれません。
移動時間も長いし、山登りみたいな場所もありますし。
何より高いところが負担なのかも笑
受賞歴の一部を見ると、この番組の特徴がよく出ていますね。
 
・日本地理学会賞
・測量の日 功労者
・第4回ジュニア防災検定 特別賞
・日本地質学会表彰
・平成29年度地盤工学貢献賞
 
なかなか受賞することが無さそうな賞ばかり。
地理は身近なものですが、地質学にしても地盤工学にしても測量にしても、一般の人は関わりも少なく、かなり地味な分野ですからね。
貴重な番組です。
第1シリーズから再放送やってくれへんかなぁ
お宝コンテンツだけに、NHKグループのコンテンツ販売子会社から売るんやろなぁ
 

2024年2月9日金曜日

坂本城三ノ丸

先日、こんなニュースが出ていました。
 
 
今年は、琵琶湖の水位が結構低く、渇水が危惧される水位になっていますが、渇水の年になるとニュースになるのが、長浜城と坂本城です。
どちらも遺構の一部が湖水に沈んでおり、渇水でその遺構が顔を出すとニュースなるんですね。
ニュースをパッと見た時、今年も水が少ないからなぁなんて思ったんですが、中身を読んでみると、湖面に出てきたといういつもの話ではなく、新たに宅地造成する土地の発掘調査で三ノ丸と考えられる石垣が出土したというニュースでした。
坂本城は、本能寺の変の直後の山崎の合戦で明智光秀が敗れた後、その腹心である明智秀満が籠り、城に火を放って自刃落城した城です。
その後も数年は使われましたが、やがて南に大津城が築かれた為、廃城となり、その全容が不明なんですね。
琵琶湖に突き出した本丸から西へ二ノ丸、三ノ丸を重ねた構造の城ですが、その外縁がはっきりしたことで、おおよその城の範囲というのが確定しそうです。
徐々に姿を現してきているようで、なんかワクワクしますね。
 
参考:
 

2024年2月3日土曜日

海軍操練所

先日、江戸幕府が神戸設立した海軍操練所の跡が発掘されたことがニュースに出ていました。
 
 
その前に地元の神戸新聞に出ていたんですが、forbesの記事の方が詳しかったですね。
神戸の市街地の海際に操練所跡の碑があるのは知っていましたが、遺構が発見されたことがなかったというのは初めて知りました。
幕末に開港された港は、記事にあるように神戸も横浜もそうですが、当時の国内港から離れた寂しい僻地に造られたものの、幕末から維新を経て、海外交易の隆盛もあって大いに発展した結果、上から上から開発されてしまったんですな。
最初に開通した新橋横浜間の鉄路もそんな感じで、何年か前に開通当時の築堤が発掘されてましたね。
あれも意外でした。
絵や文献で残っているのに、全容もわからくなっていたのかと。
そう考えると、開港された5港も最初の東海道線も、当然のように今と連続している都市の初めということなんでしょうね。
都市はどんどん古いもの壊して新しくしていきますが、機能的に古くなったものを埋めたり壊したりすることは歓迎される要素で、あまり顧みられることはにないですから。
 

2024年1月26日金曜日

サイトのリニューアル 長野のお城終了

サイトのリニューアルですが、長野県のすべてのお城の作成を終えました。
全部で22城です。
 
 
長野県は遠いイメージがありますし、実際、遠いんですけど、訪れたお城の数で言えば多い県に入りますね。
しかも、割と万遍無く訪れているようで、地図上に立てた旗がバラけています。
意外でした。
いい攻略の仕方をしているぞ!
これから行きたい所としては、須坂や中野の北信と、村上氏ゆかりの砥石城の城塞群、そして南伊奈。
この辺りはまだ未踏ですね。
なかなか遠い県ですが、勢いで行ってしまえる県でもあるので、またがっつり走ってお城巡りしたいものです。
 

2024年1月20日土曜日

センゴク

今更ながら、仙石権兵衛秀久が主人公の漫画「センゴク」を読了しました。
最初は、戦国時代と仙石秀久をモチーフに描かれた、青年誌ならではの冒険活劇に近い感じでしたが、第2部、第3部と進むにしたがって史料の引用が多くなり、史料を重視しつつも独自の視点で描かれた物語となっていった印象ですね。
最後は、何だか司馬遼太郎の描く手法に近いようにも感じました。
 
仙石秀久と言えば、秀吉による九州征伐の前哨戦となった戸次川の戦いで、秀吉の命に背いて出陣し、島津軍に負けに負けて九州からも逃亡したという、汚名を背負った武将として有名です。
その4年後の小田原の役では、今度は無数の鈴を陣羽織に付けた鈴鳴り武者として武功を挙げ、大名に返り咲きました。
短期間の間に没落と復帰をした武将は、戦国時代は変転の時代ですから、探せば意外といるんですけど、秀久の場合は、誰が見ても大失態というのがありますから、その分、劇的ですよね。
題材としては面白い武将です。
個人的にも、兵庫県内の出石藩は仙石家で、出石そばは小諸から仙石家が移ってくる際に持ち込んだ作物ですから、出石そばを食べる度に思い出す程度には身近ですし、読み始める後押しにはなりました。
久々に先へ先へとページが進む漫画でしたね。
宮下先生の「大乱 関ケ原」も、いずれ買ってしまうんでしょう笑
 

2024年1月15日月曜日

2024年走り初め

今年も走り初めに行ってきました。
行先は・・・いつもの神出神社。
個人的にお正月の定番ですね。
ただ、今年は日を誤りました。
1月2日が非常に穏やかで晴れた日だったんですが、寝正月の魔力に耐えられず。
で、4日に詣でたんですが、雲行きの怪しい日でした。
いつものようにブラっと神出まで走って、麓にバイクを置いて徒歩で雌岡山頂の神出神社へ。
10分程度の登り道です。
正月の怠惰な生活による体の気だるさを抱えつつ、神出神社に着くと、いつものように絶景が出迎えてくれました。
 
 
ただ、青空は見えるんですけど、所々厚い雲が。
典型的な雪雲ですね。
 
お参りを済ませ、おみくじを引くと、大吉でした。
今年は2回引いて2大吉。
運勢最強ですな。
神出神社では、数年前から自動販売機が無くなっているので、コーヒーで暖を取ることができず、少し休憩したら下山です。
そして、バイクのところまであと少しという所で・・・
雨降ってきたやないかい。
本当に大吉なのか?
正月から降られているんやけど?
そんなこんなで、そそくさと帰路に就きました。
 
参考:
 

2024年1月11日木曜日

続・派閥の政治資金問題

年末に、自民党安倍派の政治資金問題の記事で、議員本人の逮捕までは難しいんじゃないかと書きましたが、外れましたね。
1/7に池田佳隆議員が逮捕されました。
なんか具体的にやらかしたんやな、と思っていたんですが、想像以上に酷かったですね。
池田議員は、5年間で4800万円に上るキックバックを受けていましたが、確か1番早く収支報告書を訂正していたと思います。
この時点で、かなりヤバいと自覚があったんでしょうな。
今年に入って判ってきたことは、
・池田議員がキックバックを自ら現金で受け取り、管理していた
・捜査が及ぶまでにキックバックに関するデータの破壊を指示
・安倍派でキックバックが取りやめになった際に継続を強く求めた
・飲食費にも使った可能性が高い
という感じ。
これ、あかんやつや。
ドラマに出てきそうな、典型的悪徳政治屋ですね。
選挙が強ければまだ救いはあるんですが、3回連続比例復活ですから、地元でも人気が無いんでしょう。
パーティー券を売る営業能力があるんだから、フルコミッションの営業でもやれば良かったのにとも思いますが、お金の問題じゃないんでしょうな。
議員という金ピカバッジの名誉が欲しかったのか。
こういう議員がいるから、一生懸命やっている議員が馬鹿を見るんですよね。
特捜部には、徹底的にやって欲しいものです。
 

2024年1月7日日曜日

航空機事故の余波

先日の羽田空港の航空機事故で、思わぬ余波が出てきていますね。
ペットの客室への連れ込みに関する問題です。
自分も犬を飼っていたり、ウサギを飼っていたりしていましたので、その心情は解るんですが、どうもペットの客室への連れ込みと、緊急避難時の行動が一部で理解されていないまま、賛否が広がっている気がしますね。
欧米の航空会社では、一部でペットを連れて客室に入ることができますが、そのサイズは限定的で、ゲージに入れることが条件だったりします。
そして、緊急脱出時は、他の手荷物と同じように持って出ることはできません。
つまり、客室への連れ込みと、緊急脱出時に一緒に脱出できるかは、全く別なんです。
ここを押さえないと、しっかりとした実のある議論にならないですね。
客室に連れて入るほど愛情を注いだ飼い主が、緊急時にペットを置いて脱出できるのか。
航空機の設計には、脱出シューターが開いて90秒で全乗客が脱出できるようにするという基準がありますが、ペットがいることでそれを混乱なく実施できるのか。
色々と議論して、解決していかないといけない点が多そうです。
ペットにとっては、航空機というのは、気圧の変化もありますし、騒音も常時ありますし、非常にストレスが掛かる空間ですから、そこに本当に乗せないといけないのか、というのもあるでしょうね。
実際、飼っている間は遠出をしないという方もいますから。
安全第一や人命が何より優先される空の旅。
なかなか妥協点を探るのは難しそうですが、チャーター便やプライベートジェットなど、色々な方法もありますから、何とか解決策を探って欲しいですね。
 

2024年1月3日水曜日

サイトのリニューアル 新潟の全スポット終了

明けましておめでとうございます・・・とは言いにくい年明けになってしまいましたね。
大きな災害や事故があって、新年を喜ぶ気になりません。
それでも明日はやってきます。
頑張っていきましょう。
 
さて、サイトのリニューアルですが、新潟県で訪れた全てのスポットの作成が終了しました。
 
 
新潟県では、お城が12城、温泉が2ヶ所、観光地が1ヶ所、神社が1社で、合計16のスポットに訪れました。
富山県に続いて圧倒的にお城が多いですね。
神戸から見ると、新潟県というのは果てしなく遠く長い県でして、なかなか行く機会がありません。
そうなると、ついついお城中心になりますな。
揚北衆の居城も、あちこち行きたいんですけどね。
長期の休みが取りにくい中、いよいよフェリーの新潟便を使うどうか、真剣に悩んでいます。
さて、甲信越を逆さに辿っていますから、上杉領から武田領へということで、次は長野県ですね。