2014年3月28日金曜日

相模・駿河ツーリング (箱根秋編) その2

前回のあらすじ

足柄城からの富士山絶景!
 
足柄峠から神奈川県へと下る。
半年振りの関東入りです。
足柄峠は昔、足柄坂と呼ばれ、ここから東を坂東と呼びました。
坂東武者の坂東はここから、というのは以前に記事にしたっけ。
足柄経由なら、坂東入りと言ったほうが雰囲気が出るか(笑)
その足柄坂を下って酒匂川を渡り、大井松田I.C.へ。
しかし、腹が減った。
ということで道沿いに見つけたガストへ。
土地の名物?
そんなものは、ちょーーーど昼飯時にちょーーーど道沿いに店が現れれば寄ってやる!(笑)

休日でランチが無くて高くついたガストを後にし、出発してすぐ近くで牛丼屋を見つけ、ここなら安くついてしかも早かったのにという失意を胸に、東名高速へと入る。
そして厚木J.C.から圏央道へ。
この道は、まだまだ舗装やコンクリートなんかも新しくて、ちょっとテンションアップ!
そして、目指すは三増峠。
戦後時代でも有数の山岳戦だった三増峠の古戦場というものを、ここまで来たのなら見ておきたい。
しかし、しかししかし、三増峠、三増トンネルという文字を地図で見つつ、県道65号線を突き進んでも案内のかけらすらなく、トンネルを過ぎると道は急激に峠を下っていきます。
過ぎた~~!
とメットの中で叫んでみても、止める場所さえ無い下り坂。
バイクを止めて地図を確認できた時には、もう津久井城のほうが近いという始末でした(^^;)
しょうがないので、予定変更!
津久井城を先に攻略してから三増峠の古戦場碑を探すという作戦に。
 
津久井城は、津久井湖城山公園の中にあります。
しかし、この津久井湖城山公園、行ってビックリ、駐車場に警備員が居るほど盛況です。
駐車場もほぼ満車。
どうも麓が綺麗な公園になっていて、レストハウスなんかもあって、家族連れに結構人気があるみたい。
そんな家族連れがワラワラと居る中、一人旅のムサいおっさんは脇目もふらず、当然の如く頂上への登山道へ向かいます。
麓から一転して、こちらには人影無し。
この城山の登山道は、そこそこ急峻なんですが、短いけど険しい男坂と、緩やかやけど長い女坂に分かれてて、登る人の脚によって選択できるようになってます。
これは、なかなか良いですな。
自分は、
漢は黙って男坂!
とばかりに険しい坂を登って行きましたが、途中で1回休憩に追い込まれました(> <)

頂上部の城郭は、大きく主郭部と飯綱神社の2つの峰に分かれてて、一城別郭の様相です。
 
 
主郭部は、本城を中心に同心円状に郭が配置されていて、飯綱神社は梯郭式の縄張といった感じ。
途中、遊歩道沿いの杉の大木が雷で焼けていたりして、かなりの迫力でした。
この大杉の周辺は、切岸になっているんですが、切岸に高さと角度があり、上に立つと落ちそうなぐらいで抜群。

 
しっかし、写真ではまっっったく伝わらんな~
写真では伝わらんけど、なかなかいい山城ですわ(^^)
 
山を下ってくると、下の公園はもう家族連れがほとんど捌けているような時間だったんですが、レストハウスで水分を補給し、三増峠古戦場碑の捜索開始です。
しかし、詳細な場所が不明・・・
こういう時に大活躍なのがスマホ。
目印となるのが愛川中学校というのを調べ、中学校を目指して国道412号線を進んで行きます。
しかし、これがまた分かり難い道。
国道412号線に並行する県道54号線から行けるのだが、その県道から折れる道が鋭角の上り。
案内も無いのに気付かんわい!
そんなこんなで日暮れを前にウロウロ・・・
それでも、何とか日没前に古戦場碑を見つけることができました(^^)

 
まぁ姉川でもそうやったけど、古戦場の範囲は広いので、その中のどこかにあるという古戦場碑は見付け難いものですな。
しかも、戦の痕跡なんて残ってるはずもないので、碑だけがピンポイントの目的地になります。
経験上、そのピンポイントというのが、なかなか見つけ難い曲者ですわ・・・
 
この日は、余裕があれば岡崎城も、と思っていましたが、ここでもう日暮れです。
そんなわけで、岡崎城は明日に回して、秦野の万葉の湯へ。
途中、宮ヶ瀬ダムに入る道を過ぎたり、国道246号線で渋滞にハマったりしながらも、無事に到着。
しかし、万葉の湯とは懐かしい。
博多で、普通の健康ランドかと思って入ってみたら、深夜料金込み4000円オーバーで、普通の民宿で素泊まりでるやん!とビックリした記憶が(笑)
今回は、カプセルホテル的寝室が取れたので、料金は大して変わらないものの、ちゃんと布団付きです(^^)
しかし、こういう健康ランド的な施設ってのは、なんだかテンションが上がりますな。
子供かい!と思いながらも、色々館内を探検したい気持ちが沸々と沸き起こります。
でも、探検もそこそこに早く寝ないと。
明日も早いのだから。
 
参考:
津久井城
三増峠古戦場
はだの・湯河原温泉万葉の湯

地図付きはこちら
 

2014年3月24日月曜日

相模・駿河ツーリング (箱根秋編) その1.1

前回のあらすじ

威勢よく書き出したのであったが、不慮の事故により、後半部分の文章を失ったのであった。
IE10に戻したったわい!
 
というわけで、前回の続き、すなわちその1.1です。

半年振りの新東名に入って、視界の広さから速度感覚を狂わせつつ東へ東へと進み、富士山が見えるまでに1度休憩。
吹田で1、滋賀で1、名古屋圏を出て1、新東名で1と、4ストップは前回と全く同じ。
山梨に向かった時も名古屋圏までは同じで、4ストップ目の代わりに中津川I.C.で出た。
もう東行きのルートでは、この流れが恒例化ですな(^^;)
休憩の後、ただただ山裾が広がる裾野市を過ぎ、東名に合流して御殿場に上陸したのは12時半。
ここまで無給油のV-Stromもさすが!
 
御殿場から、まず目指すのは、足柄峠。
今回は、箱根付近と、そこから行ける範囲で7つの峠を越える予定ですが、足柄峠はそのひとつ目。
給油を済ませて峠の入口がある足柄駅へ向かっていると、どうも懐かしい。
地図で確認すると、半年前に深沢城へ行く為に通った道だった。
まさか、こんな家から離れた場所のマイナーな県道を1年で2回も走るとは、なんだか可笑しみを感じますな。
足柄駅からどんどんと山へ入っていく道は、一応県道ですが、険道といっていいほど、視界が開けず、車線も狭く、舗装も悪いという道。
前のバイクやったらちょっと嫌になってたかもしれん・・・
でも今の愛車なら、こんな道が探索気分で走れる。
バイクの持つスタイルが変わるだけで、こんなにも気分的に違うなんて、ほんまビックリですわ(^^)
世の中、14RやFJRなんて用途の違うバイクで未舗装路に行く人もいますけど、自分のようなヘタレライダーは、バイクのスタイルに大きく左右されます(^^;)
さてこの道、峠の終わりに近い場所で違う道が合流してくるんですが、そこから急に状態が良くなります。
舗装も完璧、道も広い。
なんや今までの険道っぷりは!
静岡県と神奈川県の財力の違い?
都道府県も格差社会ですな~

これが足柄峠のピーク。
ここには足柄城という北条氏の城があって、城址碑も道端に建ってます。

 
城跡は、今は広場みたいになっていて、ピクニックをしている人、自動&手動(足動?)二輪の人、本格的に写真を撮っている人、色んな人が来ていました。

本丸を散策していると、毎年の峠の祭りで静岡県小山町と神奈川県南足柄市の間で綱引きによる陣地合戦をしているという立て札が。
勝ったほうが、1年間本丸を自分達の領地にできるらしい。
確かにピーク部分は県境で、お城は両方に跨っています。
互いにどっち側の城などと主張せず、なかなか面白い試みですな(^^)

この足柄城には、もうひとつ大きな特徴があります。
それは富士山の眺め。
それはもう、絶景としか言いようのない景色です(^^)


携帯のカメラなんでこんな程度ですが、ガッチリ撮りに来てた人もいたので、そんな人の写真はもっと絶景に写ってるはず。
晴れてて良かった(^^)
 
そんなこんなで、神奈川県に再び足を踏み入れたのですが、足柄峠からの下り道がまた良い道なんですわ。
足柄峠は神奈川側から上って行ったほうが、バイク乗りとしては楽しいんやろな~
でも交通量も多いから、自分のペースでは走れなさそうやけども。
 
つづく
 
参考:
足柄城

地図付きはこちら
 

2014年3月20日木曜日

相模・駿河ツーリング (箱根秋編) その1

ぼちぼちと、秋のツーリングをまとめて行きましょうかねぇ(今頃?)
 
時は2013年10月中旬。
朝の寒い空気を切り裂いて、私は愛車と共に東へと旅立ったのであった・・・
と、カッコ良さげき書き出してみましたが、何のことはない、春の行き残し回収&箱根走破ツーリングです(^^)
 
今回の出発は土曜ということもあり、平日早朝割引6時制限というのはないんですが、それでも5時45分に出発です。
さすがにこの季節ともなると、早朝は寒い・・・
その寒さを突いて阪神高速から名神高速、吹田S.A.でひと休憩入れてから京滋バイパスへ。
この辺りは毎回同じの恒例ルート。
でも、さすがに金曜とは違い、土曜日だと、京滋バイパスの東行きも所々渋滞気味の流れになりますな(^^;)
京滋バイパスからは、名神高速に戻ってすぐに新名神へ。
そして、甲南P.A.で2度目の休憩。
土山S.A.は相当な混み具合が予想されるので、そこで休憩するのはさすがに無理やった・・・
 
新名神からは、東名阪道を経て伊勢湾岸道から東名へと入るわけですが、東名阪では名古屋圏からの行きとなる南行きが10km以上渋滞してました。
そこは、混んでるな~と思いながら対向車線を走れるわけなんやけど・・・
はい!
予想通り、名古屋圏からの東行きもばっちり渋滞ですわ(^^;)
岡崎I.C.付近から音羽蒲郡I.C.付近までバッチリとね!
渋滞で速度が遅くなると、日差しを受けて防寒装備じゃ茹で上がるので、美合P.A.で防寒装備を脱ぎ捨て、水分補給をして、再び渋滞に突入です。
渋滞ってほんま疲れる・・・
新東名から東名へ入る三ヶ日J.C.付近も対向車線が渋滞でした。
新東名絡みで渋滞なんて初めて見た。
行楽シーズンの土曜日とは、げに恐ろしき日じゃわい・・・
 
と、ここまで書いて、ここから下の数時間分の文章が消えたぞーい(笑)
IE11で不具合出てるなんて初めて聞いたぞーい。
写真アップロードの子ウインドウが消えないなんて聞いてないぞーい・・・
そこから保存なんかもできないんだぞーい・・・・・・
 
バカヤロウ~~~(泣)
 
というわけで、近々書き直します・・・
 
つづく
 

2014年3月13日木曜日

君が代の起立斉唱

前の土曜にニュースで報じられていましたが、卒業式で起立斉唱しなかった大阪府立高の男性教諭が、懲戒しないよう求める提訴を起こしたとのこと。
 
毎度のことですが、事件のあった卒業式の本質はどこか。
卒業式の主役は生徒
教諭は式の運営側
ということです。
 
運営側の人間が、運営を円滑にしないような行動を起こしといて、処罰されないように提訴とはこれ如何に?
個人的には、右も左もあっていいと思うんです。
君が代と日の丸の礼賛と否定、両方あってバランスが取れる。
それが健全。
でも仕事で式を運営する側の立場の人間が、式の途中でやる行為ではない!
 
こういう問題には、信教と思想の自由というのがセットで出てきます。
日本というのは自由主義の国ですからね(^^)
ただ、個人の自由や権利というのは、公益に反しない範囲という前提が付きます。
この場合で言えば、主役たる生徒達の利益に反しない範囲でね。
フリーダムではなく、リバティなんですよ。
また、素晴らしいことに、上と同時に日本には職業選択の自由というのもあります。
自由主義っていいですね。
信教や思想を邪魔しない職業が選べるんです(^^)
漆にかぶれる人が漆職人になって、かぶれるから漆なんか塗らん!
って言ってたら、
「アホか、漆関係無い職に転職したらええやん!」
の一言で済みます。
この男性教諭に言ってやりたい。
「その思想に影響の無い職に転職したらええやん!」
 
昔の思想人って、もっと独立独歩の気概を持った人が多かった気がするけどなぁ
教育関係の仕事を続けたけりゃ、私塾でも開いて独立独歩でやったらええねん。
それで、公組織の外、つまり私という立場で、日の丸否定、君が代否定の活動をしたらいいねん。
そんな気概もないクセに、公組織から給金を貰っておいて、過失ではなく意図的な職務放棄って、社会人としての常識を疑うレベル。
食わせてもらってるくせにやたら反発する反抗期の中学生か?
こんな教諭に教えてもらってたなんて、生徒がかわいそう。
もうね、毎年毎年くだらな過ぎて、いい加減飽きたわ・・・
 

2014年3月6日木曜日

兵庫城

この前、見掛けたのですが、兵庫城のあった兵庫運河の南側に集約型の新しい商業施設が建つということで、建設工事をしていました。
ほうほう、あちこちでどんどん建ってるモール型のスーパーがここにもできるのか、と。
で、ちらっと見えたところでは、どうも地面にブルーシートが掛かってる。
 
お!
これはもしや発掘調査か?
 
地面にブルーシートが掛かってることでテンション上がるのは、考古学者がもちろんその筆頭でしょうが、歴史好きの自分もやっぱりテンションが上がるものです。
しかもここは歴史深い兵庫津があった場所。
いや~楽しみですな~(^^)
兵庫津の何かが出てくるのか、それとも兵庫城の縄張がはっきりしてくるのか、とても楽しみです!
 
でもただの見間違いやったら喜び損やなぁ(T T)
何か情報が出てくるまで、そっと期待しておこう・・・
 
参考:
兵庫城