2021年1月31日日曜日

大坂城の石垣

現在残っている、江戸時代の大坂城というのは、豊臣政権期の大坂城の上に盛り土をして造られているというのは有名な話ですが、その古い石垣が残っているというのは、城好き以外にはあまり知られていません。
古い大坂城の石垣は、1984年に天守閣付近で発掘され、その時に掘られた部分が古井戸のような感じで埋め戻されずに残されており、一応は現物を見ることができるようになっているんですが、普段は蓋がされています。
ですので、フラっと行って見学する、といったことはできませんでした。
うろ覚えですが、年間の何日か、期間を決めて公開されていたと記憶しています。
いつか見に行きたいなと思っていたんですが、先日、こんなニュースが流れてきました。
 
 
発掘調査しとったんかいワレ!
いや~これは嬉しいですね。
写真を見る限り、巨石を用いた野面積で、一部には人工的に割った石もあるらしく、次の打込ハギの嚆矢も見られるようです。
個人的には、この頃の石垣が最も好きですね。
野面積の野趣があり、巨石も使われるようになった頃で、迫力も抜群!
当然ながら、江戸時代の揃えられた石垣のような品の良さはあまり無いんですが、それだけに軍事施設としてのリアリティを存分に感じます。
今回発掘された石垣は、一般公開が2月19日~21日とのことですが、2023年には見学施設も造られる予定とのことですので、石垣フェチとしてはとてもとても楽しみですね(^^)
 

2021年1月26日火曜日

ネット界隈に衝撃!

昨日、コンテンツ作成者には衝撃のニュースが流れました。
 
 
あの、フリー素材で超有名な「いらすとや」が更新停止!
自分も含め、利用したことがある人間にとっては、衝撃としか言いようがないでしょう。
ありとあらゆる種類のイラストがあるという「いらすとや」。
令和の元号発表の際も、当日中には令和おじさんのイラストが公開されてましたからね。
その仕事の早さは正に驚愕!
WEBの中で重宝されていたのは有名でしたが、それがいつの間にやら公的機関の小冊子や体育館の注意の張り出しといったリアルの世界でも見かけるようになり、その浸透力にはただただ驚嘆していました。
ただ、その仕事の早さ故に、作画に追われる結果にもなっていたんでしょう。
時々利用していた人間として、もう本当に、ありがとうございました、としか言いようがないですね
今まで公開してきたイラストで大概のことは表現できそうですし、まずは体と心を休めて、またふらっと時事ネタを更新して欲しいものです。
 
しかし、芸術的な絵とは方向が違うけど、この仕事も絵師としては負けず劣らず偉大な仕事ですな。
なんせ、関わった人の数が半端な数じゃないですから。
どこかで、挿絵界の巨匠として特集して欲しぐらいですね。
仕事の流儀とかで。
 

2021年1月23日土曜日

第46代大統領就任

親トランプ派による議事堂乱入などがあり、就任式には何か起こるんではないかと色々取り沙汰されていましたが、無事、バイデン氏がアメリカ合衆国の第46代大統領に就任しましたね。
議事堂乱入に関しては、デモ隊の主張を見ていて、中国の歴史上でよく見られる「君側の奸を除く」というのをお題目にした叛乱軍もこんな感じの酷い版だったのかな、なんて思ったりしてました。
そういう意味では、人間のやってることなんて、時代が変わっても意外と変わらないものだな、と。
話が早々に逸れましたが、バイデン大統領は、早速、トランプ前大統領が進めてきた一国主義の修正を図り、パリ協定復帰の大統領令に署名するなどしています。
ただ、対中国政策は、トランプ大統領が進めてきた強硬路線を引き継ぐとしており、心配されていた中国とのズブズブの関係は避けられそうですね。
オバマ大統領時代に中国への対応が甘かっただけに、オバマ政権Ver.2のような顔ぶれのバイデン政権ではどうするのかと気になっていましたが、中国と安全保障上の問題を抱える日本人としては、ひとまずは安心。
ただ、バイデン大統領がトランプ前大統領の進めていたことへの揺り戻しを進めていくのは間違いなく、それが行き過ぎにならないようにしてほしいですね。
揺り戻しというのは、大抵行き過ぎるものですから。
 
ただ、大統領就任を巡る報道で気になる点がひとつ。
分断というキーワードがよく使われています。
トランプ前大統領によって分断が進んだアメリカ、というような感じで使われますが、主客転倒のような気がしますね。
分断が進められたのではなく、既に分断が進んでいたからこそ、トランプ前大統領のような極端な大統領候補が出てきたのではないか、と思います。
トランプ大統領が共和党の大統領候補として出てきた時、誰も大統領になるなんて思っていなかったはず。
その程度の存在でした。
それを大統領にまで押し上げたのは、国民の間に浸潤する分断という名の空気でしょう。
確かにトランプ前大統領にはそれを煽る言動がありましたが、与党となった民主党内ですら、サンダース候補のような強硬的左派が台頭しており、それまでの主流派とは主張に大きな乖離がありますからね。
これも分断の空気による結果ではないでしょうか。
そう考えると、バイデン政権下でもアメリカ国民の分断は続く、あるいはより進む可能性すらあると思います。
 
さて、バイデン大統領にとっては、これからが正念場ですね。
逆説的ですが、トランプ前大統領が極端であったからこそ、バイデン大統領の中道的な部分が支持されたという部分があり、言わばライバルに下駄を履かせてもらってた状態なんですな。
なんだかんだ、最後までトランプ前大統領に関する報道が多かったというのが、それを物語っています。
これからは、比較されての評価ではなく、単独での評価が下されるわけですから、本当の評価というのが見えて来るでしょう。
アメリカ国内はともかくとして、日本人としては、中国に対して明確な意思を示さずズルズルと増長を許したオバマ政権の副大統領ですから、同じ轍は踏まないよう願いたいものですね。
 

2021年1月17日日曜日

「麒麟がくる」の畿内掃討戦あれこれ

年が明けてからの「麒麟がくる」は、織田政権の畿内掃討戦の後半部分が描かれていますね。
対本願寺の戦いと、叛旗を翻した松永久秀掃討戦。
1/3の放送回では、対本願寺の戦いでのひとつのターニングポイントである天王寺の戦いが描かれていました。
個人的には、天王寺の戦いでは信長の現場指揮官としての能力が久々に発揮された戦いだったと思っています。
弟信勝との稲生の戦いや桶狭間の戦いで見られるように、信長は、先頭を切って馬を走らせたり、乱戦では大声で叱咤して兵を鼓舞するという事が幾度かあり、前線の指揮官としても非常に有能でした。
この天王寺の戦いでも、軍容が整うのを待たずに出陣し、少ない兵力のままで本願寺軍に突入して足を負傷しながらも天王寺砦の明智光秀らの合流、更に寡兵ながら本願寺軍に再び突撃して潰走させるという、勇将としか言いようのない戦い方をしています。
しかし、ドラマでは、さらっと光秀の待つ天王寺砦へ入城していましたね。
ちょっと拍子抜けでした。
ま、砦で待っている光秀が主人公ですから、それはしょうがないか・・・と思っていたら、信長が癇癪を起して前線に飛び出し、足を撃ち抜かれるという描写が!
足を怪我したのは史実ですが、そんな怪我の仕方とは・・・
信長の勇将たる一面が見られる合戦なのに、裸の王様状態で怪我なんて、話の流れとは言え、ちょっと可哀想ですな(> <)
 
次の1/12の放送では、松永久秀の叛乱と自刃が描かれました。
ただ、俗説である平蜘蛛での爆死ではなく、平蜘蛛を預けたまま自刃、という形になっていましたね。
史実はともかく、一部ではボンバーマンというあだ名さえ付けられている久秀ですから、どんな描き方をされるのか興味がありましたが、平蜘蛛を光秀に預けることで、信長と光秀の間の楔に楔を打ち込む罠にした、という描写でした。
これは策士ですな。
久秀ならさもありなんと思えますね。
ただ、史実では、平蜘蛛は壊された可能性が高いようで、自刃の際に打ち壊されたという通説はもちろん、現存するという説でも、主な説では掘り起こされて修復されたという事になっています。
つまり、平蜘蛛は全く無傷だった、という大胆なフィクションをぶっこんできた感じ。
いよいよ、本能寺の変への伏線が投入されてきた感がありますな(^^)
 
「麒麟がくる」も、あと残り僅か。
残りの期間に合わせて信長の短気度数も上がってきていますから、どのような結末にするのか、楽しみですね。
 


2021年1月12日火曜日

緊急事態宣言再発令

1/7に緊急事態宣言が首都圏の1都3県に再発令されました。
我が地元の兵庫にも、間もなく発令されそうな感じです。
まぁこれだけ感染者が増えてしまっては、仕方のないことでしょう。
ただ、増え方がちょっと急激すぎるんですよね。
確かに若年層なんかは一時に比べて緩んでいる感じですし、クリスマス、正月というイベント要因はあるんですが、それにしても急すぎます。
ここで気になるのは、感染力が増した変異種。
イギリスの変異種と南アフリカの変異種がよく報道されていますが、アメリカにも変異種が登場したという報道があります。
それらが国内に既にかなり入り込んでいるのではないか・・・という疑念が浮かんでしまいますね。
変異種が蔓延段階になっているイギリスでは、全国的なロックダウンをしても一向に減らないどころか、増える傾向にすらなっています。
東京の状況を見ていると、それが連想されるぐらい急なんですよね。
杞憂であればいいんですが。
 
ただ、感染症の世界では、より感染力を得る方向に、より弱毒化する方向に、ウイルスは変化して行くというのが常識で、変異自体は長期的に見れば人間にとって良い事でもあります。
コロナウイルス同士では、やはり感染力の強い方、宿主を殺さない弱毒の方がより活動範囲を広げていけるわけですから、そちらのほうが生き残りやすいのは間違いないわけです。
しかしながら、近々のニュースに出てくる変異種は、今のところ弱毒化したという事実は無いということで、そこは残念なんですが。
変異による弱毒化、つまり普通の風邪になる変異を早くして欲しいと祈るばかりですね。
既に、東京も神奈川も、濃厚接触者の追跡を諦める段階にまでなってしまっており、完全に蔓延のフェーズになっていますから。
あとは、ワクチン。
2月下旬から接種という話ですが、腰の重い厚労省にもうちょっと頑張って欲しいところですね。
ワクチンにしろ、薬剤にしろ、病気とのリスクの天秤でしかないわけですが、そろそろワクチンを早く接種できるようにするリスクの方が感染拡大のリスクより低くなってきているように思います。
世界各国では既に接種が始まっていて、ある程度の臨床データはあるわけですしね。
医療関係者が打ち終われば、とりあえず感染症5類対応でも可能になり、医療負荷は格段に下がります。
コロナへの治療方法がある程度判ってきていますから、現在の最も大きな問題である医療崩壊の回避が期待できるのは大きい。
でも・・・お役人の腰が重いのは変わらないんやろな~
 

2021年1月6日水曜日

2021年走り初め

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

世の中、新型コロナウイルスによって大変な事になっていますが、時間は規則正しく過ぎていきます。

なんだかんだ言っても、飢えることもなく新年をきちんと迎えられたことに感謝しなくてはいけないな、と思う今日この頃ですな。

というわけで、今年もぶらりと走り初めに行って来ました。

行き先は、例年と同じく神出神社。

バイクでも体が冷え切らない片道30分という距離に、短いながら楽しめる山道、そして景色も愉しめるというお得な場所です。

特に日は決めていないのですが、風が無く晴れている日というを選ぶと、不思議と4日が多いですな。

3日に行ったのは1回か2回程度のはず。

今年も例にもれず4日が最も条件が良さそうということで、4日にしました。

冷たい風を感じながら、鼻歌交じりに神出神社のある雌岡山の麓に到着。

今年は、コロナもあって出歩いていないので、運動不足解消を兼ねて麓から徒歩で登りました。

標柱によると500mの短い登山道ですが、登りきるとさすがに息が少し切れますね。

でも、体は暖まってちょうどいい感じ(^^)

まずは、お参り。

そして、恒例のおみくじです。

元日に別の神社で引いたおみくじは、末吉というなんとも締まりの無い結果だったので、リベンジですね。

結果は・・・

大吉!

遠征先では凶率が高いですが、やはりホームでは強し。

さすがの内弁慶ですな。

ひと通りの儀式は終えたので、コーヒーを買ってベンチでおみくじを読みながら休憩。

 
 

晴れで空気も澄んでいて、明石海峡大橋と淡路島が綺麗に見えます。

この景色を見ると、今年も1年が始まるな!という気がしてきますね(^^)

最後に、バイクもちゃんと頂上までお参りさせて完了。

今年も、1年頑張りましょう!