現在残っている、江戸時代の大坂城というのは、豊臣政権期の大坂城の上に盛り土をして造られているというのは有名な話ですが、その古い石垣が残っているというのは、城好き以外にはあまり知られていません。
古い大坂城の石垣は、1984年に天守閣付近で発掘され、その時に掘られた部分が古井戸のような感じで埋め戻されずに残されており、一応は現物を見ることができるようになっているんですが、普段は蓋がされています。
ですので、フラっと行って見学する、といったことはできませんでした。
うろ覚えですが、年間の何日か、期間を決めて公開されていたと記憶しています。
いつか見に行きたいなと思っていたんですが、先日、こんなニュースが流れてきました。
発掘調査しとったんかいワレ!
いや~これは嬉しいですね。
写真を見る限り、巨石を用いた野面積で、一部には人工的に割った石もあるらしく、次の打込ハギの嚆矢も見られるようです。
個人的には、この頃の石垣が最も好きですね。
野面積の野趣があり、巨石も使われるようになった頃で、迫力も抜群!
当然ながら、江戸時代の揃えられた石垣のような品の良さはあまり無いんですが、それだけに軍事施設としてのリアリティを存分に感じます。
今回発掘された石垣は、一般公開が2月19日~21日とのことですが、2023年には見学施設も造られる予定とのことですので、石垣フェチとしてはとてもとても楽しみですね(^^)
0 件のコメント:
コメントを投稿