前回のあらすじ
バイク乗ってる時は天気順調やったのにチェックイン後になんで降られなアンカねん!
ツーリング最終日のこの日も快晴。
朝、起き出して、泰泉閣の目玉になっているジャングル風呂で朝風呂を満喫し、これまた目玉となっている朝のバイキングで朝食をたっぷり頂きました。
バイキングやと、つい和食洋食両方食べてしまうんよな~
これは確実に今日も昼飯軽食コースやね。
膨れたお腹を抱えつつ、泰泉閣を出発してまず向かうのは鷹取城。
うきは市の南には、九重連山から連なる山塊が壁のようにそそり立っていますが、その壁の上に造られた城です。
全国に山城は数千とありますが、その中でも比高は屈指の高さで、現地には全国で最も高い場所にある城との説明がありました。
「最も高い」というのが何を基準にしたのかよく分かりませんが、地図で測ってみると比高は700m以上もあり、確かに相当高い。
道があったから行くのを決めましたが、平地から足で登れと言われたらさすがに遠慮するレベルですな。
地元神戸の六甲山はこれより少し高い程度ですが、登るとなれば完全に1日ハイクですからね。
幸い、この壁みたいな山筋には、尾根に耳納スカイラインという道が通っていまして、比高と峻険さの割にアクセスがいいんです。
ほんと助かりました。
しかし、この壁的な山の尾根は、筑後川沿いの平野部の南端から2kmほどしか無いんですが、その南端からひたすら山道とヘアピンカーブを走って行くことになのます。
お城へ行くのにこんな長い時間を走った記憶はないんですが、25分も掛かりました。
エグい城ですわ。
こんな所によう城なんか建てたな~なんて思って現地を散策してみると、南側は結構なだらかな風景なんですね。
そうか、と納得しました。
この城の築城者は筑後十五城のひとつに数えられる国人の星野氏ですが、星野氏はその名字の通り、この城の南東の星野地区がその本貫です。
つまり、本貫の地から見ると、北側の山の頂上とは言え、そこまで急峻では無く、筑後川沿いからアクセスすることを思えば、まだマシなんですね。
鷹取城から星野地区方向を撮った下の写真でも判るように、星野地区自体が山深い場所です。
反対に筑後川沿いから見れば、崖の上にあるような城で、攻め上がるには非常にキツい。
城から撮った写真では解りにくいですが、ほんと急峻です。
つまりは、北側から南の本拠を守るにはうってつけ、と言うわけです。
ただ、大友傘下にあった星野氏が大友氏から離れたことで、後に問注所氏と争いになっていますが、問注所氏の本拠も山深い場所で、両者の戦いは北から鷹取城へ攻め上がる形ではなく、もしかしたら山岳戦が繰り広げられたのかも知れませんね。
さて、その鷹取城ですが、現地は非常に整備が行き届いており、とても散策がし易い城となっています。
畝状空堀が非常にはっきりした城でした。
道からすぐ城域になるんですが、そこにもう畝状の凹凸が見られます。
こちらは平地。
一度、諏訪神社まで行ってしまい、下調べでは諏訪神社は行き過ぎだったはずと検索して引き返し、無事到着しました。
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