2021年9月30日木曜日

第二十七代自由民主党総裁誕生

取りあえず、題名に漢字をいっぱい並べてみました(笑)
漢字多いな!
それはともかくとして、自民党の総裁選が終わり、岸田さんが総裁に選ばれました。
しかし、今までになく、注目された総裁選でしたね。
候補者同士できちんとした政策論争もあって、これはいい傾向だと思います。
今後も続けてほしい。
民主主義の教科書と言われるアメリカでは、共和民主両党で予備選から政策論争し、練り上げていきますからね。
その分、べらぼうにお金が掛かるという事情もあるんですが。
 
それにしても今回の総裁選、良くも悪くも選挙戦略の醍醐味というものを見た気がします。
人気があるとして前評判の高かった河野さんは、政策でフワっとしたことしか言えず、政策の面で後手に回ったのが致命的でしたね。
それに対し、明確に政策を答えた高市さんは評価を上げ、泡沫の扱いからぐんぐんと存在感を増して行ったのは面白かったですな。
野田さんも、野田さんらしさを明確に出して評価され、推薦人から議員票で14票も上積みしました。
女性2人が存在感を強めた総裁選だったと思います。
河野さんは、同僚である国会議員から人気の無かった石破さんとも連合し、恐らくは党員票の優位をもって過半数を制して一気に勝負を付ける戦略だったんでしょう。
しかし、蓋を開けてみれば、高市さんにも及ばず、議員票で3位。
これにはびっくりしました。
党員票ですら過半数を取れず、議員票も、石破さんへのアレルギーなのか、政策面での不安から選挙の顔としての資質を疑問視されたのか、3割程度というメディアの下馬評を遥かに下回る2割ちょっとの得票。
戦略が破綻した、という言葉がそのまま当てはまる状態です。
その結果、1回目の投票ですら2位だったわけですから、結果から見れば、岸田さんが快勝したということになりますな。
1回目が1票差とは言え、文句の付けようがない。
事前のメディアの予測では、最初の投票で河野氏が1位、2位が岸田さんとなり、決選投票で岸田さんが選ばれるだろうというのが大半でしたからね。
 
それからもうひとつ、二階さんについて。
岸田さんは、公示前から早々に二階さんをターゲットにした任期制導入を訴え、二階派の恨みを買ったとされてきました。
しかし、結局は、二階派は岸田さんに乗っかった形となったようです。
二階さんは、昭和の政治家らしい動きを見せ、自分の首と引き換えに岸田さんを勝ち馬に押し上げ、派閥の議員へポストの道を開きました。
二階派47人がまとまって河野さんに付けば、結果は分からなかったですからね。
最も効果的な所で恩を売る。
この辺り、仁義と子分を大事にする、昭和の領袖の匂いがしますな。
 

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