かなり前から時折報じられていましたが、北京オリンピックに関して、アメリカが政府関係者を派遣しない外交ボイコットを表明しました。
これに同調したのが、イギリス、オーストラリア、そしてカナダ。
AUKUSやファイブアイズと被る、アングロサクソン系国家ですな。
また、欧州議会も、欧州委員会や加盟各国に対し、招待を断るよう求める決議を出していますね。
とは言いつつも、フランスは外交ボイコットをせず、スポーツ担当相が訪中するとのこと。
欧州は国ごとで斑模様の対応になる可能性が高そうです。
さて、翻って日本はどうするんでしょうか。
米中の間で難しい舵取りを求められています。
アメリカからは、日本も外交ボイコットをするよう同調圧力が掛かる一方で、中国からは、中国は東京オリンピックを全力で支援したのだから日本が信義を示す番と、露骨に言及していますね。
ボイコットを表明した国に対しては、招待していない等のコメントを出していますが、日本に釘を刺してくるということは、それなりに嫌がっているということ。
やはりメンツ的なものを重んじる中国というところでしょうか。
ただ、外交ボイコット自体は、2013年のソチ五輪でも行われており、欧米首脳はソチには行きませんでした。
なので、今は話題になっていますが、そこまでダメージがあるかと言えば、多分に対立の象徴的な意味合いでしかないと言えるでしょう。
そういう意味では、閣僚でも政治家でもない室伏スポーツ庁長官や山下JOC会長を派遣する案は、双方にある程度は顔が立つ良い案と言えるかもしれません。
日本が得意とする折衷案的な雰囲気はプンプンしてますけども・・・。
旗幟を明確にするような決断は今回もないんだろうなぁ
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