2021年12月18日土曜日

ついにデフォルト

前々からずっと話題になっていた中国の恒大集団の債務問題ですが、ついに債務不履行、つまりデフォルトになりましたね。
そもそも、利払いで困っているのに、借り換えなんてそう簡単に応じてもらえないでしょうから、期限が来ると償還という事になるんですが、当然ながら利払いが無理な会社が償還なんてどう考えても不可能ですわな。
つまり、遅かれ早かれという事だったんですが、今月6日分の利払い不履行によって、9日にフィッチが格付けを一部債務不履行に格下げしたことが報道されていました。
そして、17日にS&Pが格付けを選択的債務不履行へと格下げ。
これにより、三大格付け会社の内、2社で債務不履行の格付けになった、つまり、多数決ではないとは言え、広く債務不履行の格付けが浸透することになります。
中国では、恒大集団だけではありません。
陽光100中国の社債デフォルト、佳兆業の債務満期延長交渉からの債務不履行格付け、世茂の債権の堕天使化、広州富力地産の満期延長交渉などなど、不動産デベロッパーセクターは話題が目白押しです。
これがいつまで続くのか、同業他社に波及していくのか、さらに他セクターにまで影響が広がるのか、まだまだ目が離せませんね。
 

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