2021年12月30日木曜日

青天を衝け

2021年の大河ドラマ、「青天を衝け」
説明するまでもないですが、新一万円札に採用された渋沢栄一の物語でした。
今まで幕末の大河ドラマは、維新後に見続けることができなくなって完走した試しが無かったんですが、なんだかんだ今回は完走することができましたね。
残念ながら、視聴率自体は良くなかったみたいですが・・・(^^;)
歴史と経済、2つの要素があったのが個人的には良かったのかもしれません。
江戸時代末期の商品経済の成熟。
江戸幕府側から見た幕末の政情。
維新後の近代経済の立ち上げ。
この辺りに焦点を当てた物語は少ないですからね。
一般に想像されているよりずっと、江戸時代の日本で商品経済が活発だったこと、つまりは近代経済の素地があった事が描かれていましたし、江戸幕府が旧態依然とした運営ではなく、それなりに合理的であったことも物語から見えました。
そして、近代経済を四苦八苦しながら築き上げて行く様子。
華々しい志士の物語から見れば地味ですが、その代わり、今の価値観に繋がる何かしらがあったようにも思います。
さて、来年は鬼門の源平争乱の時代。
戦国と幕末以外は苦戦が多い大河ドラマですが、三谷監督がどう料理するか、見ものですね。
 

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