2025年3月1日土曜日

米宇首脳会談

米宇首脳会談が行われました。
ロシア寄りのコメントを出しながら揺さぶりを掛け、ウクライナに対してレアアースなどの利権を迫るトランプ大統領。
いよいよ戦争の出口の交渉になってきたな、という感じです。
戦争というのは、表向きには、もちろん理念というのはあるんですが、儲かるか儲からないかという側面も、もちろんありますからね。
かの宗教的理念を掲げた十字軍ですらそうでした。
侵攻を受けているウクライナは、そんなことを言ってられない状況ですが、支援する欧米諸国にとっては、自国の税金を使う理由をある程度は示さなければなりません。
バイデン政権では、ロシアから凍結した金準備からある程度を賄う予定だったんですが、トランプ大統領はウクライナから直接回収するつもりのようです。
ただ、ウクライナの資源は東部に多く、いずれはロシアを巻き込んだ話になるかと。
だからこそ、ロシアに厳しい言葉を使わないという戦略が、トランプ大統領にはあるようです。
日本では、ここばかり報道されていて、妙な感じですが。
そうは言っても、なんだかんだ実利を含んだ和平交渉になって行くのかと思いきや・・・
公式の会談であんな口論状態になるとは!
きっかけはヴァンス副大統領の発言がきっかけでしたが、反論したゼレンスキー大統領の発言も尤もなところ。
2014年のクリミア侵攻の停戦の際の安全保障の約束はなんだったのか、という気持ちもよく解ります。
ただ、感情的なものなのか、狙ってやったものなのか、トランプ陣営として何を狙っているのか、何とも言えないところですね。
そこは読めない。
どちらにしても、人を出すつもりのない欧州も一枚岩ではないし、アメリカの支援が無ければ摺り潰されるウクライナも時間的余裕はありません。
どうまとまっていくのか、気になるところです。
 

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