色的には、左派的な色彩が強かった今までの代表よりも、かなり中道に寄ったイメージですね。
本気で政権を取りに行く!という言葉が出ているように、政権奪回を目指すなら、野田さんしかないでしょう。
なぜなら、国民は左派政権を望んでいないから。
他の人たちだと、色が付き過ぎているんですよね。
自民党は、国内では保守とは言われますが、世界的に見れば穏健左派で、イデオロギー色の少ない党です。
安倍元首相も、就任当初は右派としてオバマ元大統領に警戒されたりもしましたが、精々中道右派程度の立ち位置でしょう。
自民党内では、右から左までいますが、与党として出てくる政策は、比較的中和されるんですよね。
個人的には、自民党が与党である期間が長い理由としては、中道中庸を是とする国民性があるからではないかと思っています。
要は、ドイツのような極端な性向を持った党が与党にはなれない。
そういう意味で、政権奪回を目指すなら、野田さんしか考えられないんですよね。
ただ、野田さんの考えに対して、党内が付いて行けるかは別問題。
早速、党内や支持者から不満が出ている模様です。
他の候補者を要職に起用していないとか、幹事長に就任した小川氏が、代表選直前で左派グループを脱退して野田氏支持に回った経緯などが、不満の要因となっているとか。
ただ、出てくる話を聞くと、ほぼ派閥やん!と思ってしまうんですがね。
自民党の派閥を批判していたのは、何だったのかと。
個人的には、派閥というか、考えの近しい集団に分かれるというのは、無くならないのが当たり前だと思っています。
自民党も、派閥はほぼ無くなりましたが、今の総裁選の支持集団をベースに、あらたなグループができるんでしょう。
そういう集団を前提に、民主主義の根幹である多数派の意見として統一できるかというのが、政治家の腕の見せ所だと思っています。
野田さんにその手腕があるのかどうか、今後は実力が試されますね。
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