郵便投票の増加もあって、激戦州などでは開票に時間が掛かっているようです。
また、どの候補も過半数を取れないジョージア州については、12月の決選投票が決まりました。
しかし、郵便投票というのは、ちょっと制度的には杜撰ですね。
前回の大統領選挙は本人確認などが非常に拙く、不正選挙という批判にも一定の説得力が出てしまう結果となりました。
今回は、本人確認は厳格化されましたが、投票用紙の発送の遅れや、成りすまし、コピーなどが可能であるという問題はそのまま。
壊れ過ぎな投票機問題も考えると、一気に電子投票までシステムを進めてしまった方がよさそうな気もしますが、こちらも本人確認の問題はそのままで残るので、生体認証などを使って潰さなければならない問題は多そうです。
さて、自分が毎回注目しているのは結果予想。
マスコミなどが結果予想を毎回出すわけなんですが、それがどのくらい当たるのか、気になります。
前回の2度の大統領選挙では、トランプ氏の当選や善戦とは違う予想を出しており、情報収集能力の衰えが感じられました。
今回は、と言うと、直前で共和党圧勝の予想が多数派となっていましたが、バイデン大統領が「赤い波は起きなかった」と言ったように、共和党の圧勝ではないようですね。
前回や前々回の大統領選挙の予想とは反対方向ではありますが、やはり予想が外れました。
アナウンス効果ももちろんあったと思いますが、日本もアメリカも、マスコミの予想能力の衰えは回復していないようですね。
ただ、マスコミは、この「赤い波」の不発をもって、敗北したのはトランプ前大統領というようなニュアンスの報道をしていますが、それはどうなんでしょうか。
下院は、与党が議席を落とす傾向があり、民主党の敗北を織り込んでいる部分はありますが、確実に共和党が過半数を占める状況で、上院もまだ未確定の接戦州を除いて互角。
そして、トランプ派とされる候補が上下院と地方首長に200人以上が当選しており、急速に勢力を拡大しているんですよね。
接戦の州でトランプ派の候補が落選したのは間違いないですが、それをもって凋落のような書き方をすると、現実を見誤ります。
また、CNNでは、トランプ大統領の顧問という人物からの証言として、周囲に怒鳴り散らしているというようなニュースが出ていますが、トランプ陣営にとっては仇敵に近いような扱いのCNNに、陣営の中核たる顧問がそういう情報を流すでしょうか。
確かにそういう行動を起こしそうですが、ね。
この辺り、信憑性はどうもイマイチです。
日本のマスコミも、CNN偏重をそろそろ改めた方がいいと思うんですがね。
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