2022年8月31日水曜日

冷戦の最後のひとり

ソ連の最後の書記長にして、冷戦終結の立役者であるゴルバチョフ書記長が亡くなりました。
自分が子供の頃のソ連は、すでにゴルバチョフ書記長の時代で、そのままソ連が崩壊しましたから、自分の中では、ソ連と言えばゴルバチョフ書記長ですね。
当時は、子供たちの間で「ゴルバチョフショキチョウ」を3回言うなんて早口言葉も流行ってましたし、妙に親近感があります。
調べると、最後は書記長ではなく大統領だったんですね。
保守派による8月クーデターを、延々とニュースで放映していたことも懐かしい。
しかし、国外の評価に対して、ソ連、特にロシアでは、混乱を招いた政治家として人気が低いのは、端境期でやむを得ないこととは言え、少し可哀想ですね。
当人はソ連崩壊を望んていませんでしたが、連邦の中心であるロシアのエリツィン大統領が連邦離脱を表明したことにより、ソ連は崩壊へと追い込まれました。
当時は、エリツィン大統領が改革的なイメージでロシア国民から見られていたようです。
しかし、そのエリツィン大統領の統治下でも混乱は収まらず、結局は現プーチン大統領時代になって西側技術の導入と原油価格上昇が支えとなり、経済的混乱を脱しました。
それに自信を深めたプーチン大統領が、ソ連時代を懸想して、今のウクライナ情勢へと繋がるわけですから、なんとも言えない歴史の繋がりを感じますね。
ともあれ、長い間、お疲れさまでした。
ご冥福をお祈りします。
 

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