レンドリース法という名を久々に聞きましたね。
第二次世界大戦で、アメリカやイギリスが連合軍各国に武器等を提供した際に、根拠となった法律です。
アメリカが、第二次大戦で反攻すべく本格的な戦力投入を行う前、枢軸国側に押し込まれた各国の戦線を支えた重要な要因が、このレンドリース法と言われていますな。
無限・・・というのは言い過ぎですが、相当な量の軍需物資が供給されるわけですから、攻める側にすれば非常にやっかいです。
昔、信長の野望や三國志という有名なシミュレーションゲームの初期の作品で、敵の戦力を削ってもいつの間にやら恐ろしいペースで回復しているというゲームがありましたが、攻める側にすれば、それをリアルにやられている感覚でしょう。
「マジでー!?ずるいわー」
というのをよく言っていましたが、現実だと唸るしかない。
それを現実世界でできてしまうというのが、アメリカの超大国たる所以であり、恐ろしさでもあります。
色々問題があるとは言え、日本がアメリカと同盟を組んでいて良かったというのが、正直な心情ですな。
その法律が今回、ウクライナに適用される見通しです。
上院に続き、下院でも現地時間の28日に可決され、あとはバイデン大統領の署名を待つばかり。
これにより、一層ロシアは苦しくなりましたね。
改めて大規模侵攻を行うと言われていたウクライナの東部戦線も、それほど捗っていないようですし、欧米からの補給も次第に攻勢に使える武器が多くなってきていますから、戦線の後退すら有り得る状況になってきています。
ウクライナの発表によれば、これら補給の武器が届いて戦力を厚くできるのは、5月中旬から下旬とのこと。
ロシアの残虐行為と戦線の停滞によって停戦の目は実質的に無くなっていますから、いっそのこと、東部の2州からロシア軍を追い出すぐらいに反抗してほしいところですな。
現代社会において、侵略行為で得をするという前例を作らないことが、中国を牽制する上でも大切ですね。
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