少し前ですが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、下のような記事が出ていました。
カスペルキーと言えば、Avast、AVG、Aviraと並び、個人的に無料のアンチウイルスソフト四天王の一角に位置付けているセキュリティソフトです。
カスペルキーは入れたことがありませんが、セキュリティソフトが必須だったWindows 7までは、これらのソフトにお世話になっていました。
有料版より検出率が高かったりしましたからね。
特にカスペルキーは、他とは違った独特の検出思想があるのか、一部の分野で尖った性能を持つイメージがありました。
しかし、ロシア製ということで、排除の動きが進むんでしょうな。
昔、カスペルキーは、クラッカーにセキュリティホールを利用されてアメリカの政府機関の情報漏洩を起こされたことがあり、アメリカの政府関係からは既に排除されていますが、このような状況になった以上、ロシア政府が強権的にセキュリティホールを作るよう命じる可能性がありますから、他の国々もアメリカの対応に追従することになると思われます。
ロシアにとっての問題は、カスペルキーだけにはとどまりません。
朝日新聞や産経新聞の記事にありますが、最大17万人とも、全体の3分の1ともいわれるIT人材が流出しつつあるようです。
IT技術者にとっては、現在の制裁の状況では自分のキャリアの先が見えないですし、IT技術が進んでいる欧米との交流も多いので、技術者の価値観がプーチン政権の思想とは合わない確率が高そうですしね。
当然と言えるでしょう。
また、IT技術者以外でも、主に頭脳労働者の流出が相次いるようです。
言い換えれば、ロシア政府の、前世紀型のプロパガンダに乗せられない層とも言えそうですな。
知識層が虐殺がごっそり抜け落ちたカンボジアもそうですが、知識層の離脱は、長期的な低迷をロシアにもたらしそうです。
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