大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が、俗に言う亀の前事件に差し掛かりました。
先週からドキドキワクワク!
もうちょっとサディスティックでバイオレンスな感じになるかと思っていたんですが、うまく物語の進行に落とし込みましたね。
頼朝の奥向きに対するの制御力の弱さと、政子と牧の方の政治志向が浮かび上がってくるようでした。
個人的には、地方軍閥時代の頼朝政権を描く場合、この事件が最も見どころではないかと思っています(笑)
何にしろ、北条政子にとっては、列女たる気性の激しさを記録された最初ではないでしょうか。
気の強い妻に頭が上がらないといった感じの頼朝ですが、当時の風習で言えば、本来的に京男である頼朝にとって、側室を持つというのは当たり前の感覚だったのでしょう。
上方の貴族社会では、基本的に通い婚ですからね。
かっちりと枠が決まった夫婦関係ではないわけです。
ですので、側室という感覚さえ無かったかも知れません。
一方の政子は、坂東武者の家に生まれ、本質的に一夫一婦制に近い開拓領主の感覚があったとといわれていますね。
農家もそうですが、開拓領主の夫婦には、農園の共同経営という感覚があります。
それが、この事件に繋がったと。
それにしても、上の件を差し引いて尚、政子の気性は激しいですな。
怖や・・・怖や・・・
そして、最も可哀想なのが、頼朝に頼まれて亀の前を住まわせていた伏見広綱。
後妻(うわなり)打ちで屋敷を壊され、更には政子に目の敵にされて流罪にされてしまいます。
いや~、嫉妬というのは怖いですね。
それは女も男もですが。
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