今日、こんなニュースがありました。
ウクライナは、今やロシアとNATOのせめぎ合いの最前線となっていますが、日本から見ると遠い欧州の出来事で、イマイチ肌感覚として掴みにくいですね。
北朝鮮のミサイル発射が、ヨーロッパにとって他人事なのと同じですが。
しかし、こういうニュースがあると、日本にもその切迫感が伝わってきますね。
有名な話ですが、ヨーロッパはロシアからのパイプラインを通じて天然ガスの供給を受けています。
このニュースは、有事の際にはその供給を拒否してロシアに対する経済制裁を課す、ということですな。
とは言っても、それは諸刃の剣で、ヨーロッパは深刻な天然ガスの供給不足になるでしょう。
また、ヨーロッパは脱炭素に動いていることもあって、石炭から天然ガスへとシフトしており、急に石炭に戻すというわけにも行かず、それが逼迫へ拍車をかけることになります。
そこで、日本とインドに、自国向け天然ガスを振り替えられないかという打診になるわけですが、この他にも、中東の天然ガス生産国に増産も打診しており、事態の切迫度数が測れますな。
こういう事態を見ると、エネルギー資源の多様化というのは、色んな意味で大事だと考えらさせられます。
また、供給国の多角化というのも。
資源にしても、工業製品にしても、全世界の距離が縮まっている時代。
収まらない新型コロナも含め、災害や事件、政治的緊張が、様々なサプライチェーンを脅かすことを改めて認識させられますね。
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