2021年8月1日日曜日

オリンピックの陰で

日本の報道はオリンピック一色という様相になっていますが、財務状況の不安が伝えられる中国の恒大集団で、相次いでネガティブなニュースが出てますね。
 
 
 
 
恒大集団は、グローバルファミリー企業世界25位にもランクされた巨大企業集団です。
預金凍結は、負債総額約33兆円というのを考えれば、22億円という規模なので大したことはないはずですが、ネガティブなニュースは影響は大きく、これを受けて株が大幅に下落しました。
株価も与信力のひとつとして換算されているはずですから、借り入れや債務の多い恒大集団としては痛手になりますね。
また、2つ目の記事にある、香港での住宅ローンの提供停止も、影響範囲の拡がりをなどを考えれば、今後は地味に効いてくるでしょうな。
中国や香港には、一括で住宅を一括で買える富裕層も多いとは言え、その層は当然ながら資産運用も視野に入っている為、トラブルは避けたいでしょう。
一方、住居用の住宅として買う一般庶民の層にとっては、ローン無しで買える人は限られますから、物件の回転率は確実に下がりますね。
恒大集団に限らず、不動産デベロッパーは回転率が大事な自転車経営の側面を持っていますから、回転率の低下はかなり大きな影響を及ぼします。
そして、3つ目の記事。
オンショアの子会社という部分が気になりますね。
これを受けて、さらに債権等に下落圧力が掛かっています。
今後どうなるか、気になりますね。
 

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