先日20日、兵庫県にも緊急事態宣言が発出されまれした。
蔓延防止措置が強化されたのは16日でしたが、感染者の増加が急過ぎ、緊急事態宣言不可避に傾いたと思われます。
ま、現在の感染状況では仕方のないことですね。
ただ、どこでも言われていますが、第4波に比べて重症者や死者はそれほど跳ね上がっていません。
東京では、重症病床使用率は逼迫してきていますが、関西はまだそれほどではありませんね。
今日22日の段階で、大阪は39%、兵庫は40%。
ワクチンの効果が出て、重症化しやすい高齢者の感染が少なく、上昇が抑えられています。
ただ、分母が増えている以上、重症確率は低くなったとは言え、いずれ分子も増えるでしょう。
一方、そのワクチンの接種率も上がってきています。
21日現在で、2回接種完了者が約4割。
政府が当初目標としていた、8月中の接種4割は達成ということになりますな。
過去30日間の1日平均が約140万回で、接種開始前に100万回なんて無理だと散々報じられていたことを考えれば、ことワクチン接種に関しては、地方自治体の頑張りもあってうまくいっているようです。
現場の実務に強さを持つ、日本人らしさかもしれませんね。
政府に利することになる為か、メディアはあまり報じませんが。
ただ、初期のウイルスでは、ワクチンの接種率が40%を超えると感染者抑制効果が顕れてくると言われていましたが、デルタ株についてはもっと上なのがはっきりしてきました。
変異株蔓延前まではワクチンによって感染者数が抑制的であった欧米やイスラエルでも、デルタ株の広がりによって感染者が再拡大しています。
それがどれくらいなのか、はたまた希望者全員に打っても抑止効果が顕れないのか、気になるところですね。
それから、治療薬についても、漸く薬が出揃う気配となってきました。
現在はエボラ用やリウマチ用、ステロイドなど、既存薬で効くものを症状に応じて使っている状況ですが、中外製薬製造で感染初期に効く抗体カクテル薬を承認して一定数確保できた他、塩野義製薬を始めファイザー、ロシュ、メルク、アストラゼネカが対コロナ用に開発した治療薬が治験の段階に進んできています。
各社が目指すのは経口薬。
分かりやすく言うと、コロナ用のタミフルですね。
これがあれば、ワクチンに続くゲームチェンジャーと成り得ます。
初期にコロナと診断された段階で予防的に処方できれば、多くの人が以後の悪化を抑えることができるでしょう。
そうなれば、まさにインフルエンザと同じになる。
そこまで、頑張って持ち堪えたいですね。
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