2021年3月14日日曜日

みずほ銀行連続障害

少し前の話になりますが・・・と思ったら、つい先日も発生していましたね。
みずほ銀行の障害。
結局、2週間で4度の障害発生という事で、頭取が謝罪するというところまできました。
信用が大事な銀行としては、重大な経営問題ということでしょう。
ただ、個人的には、どのような技術的問題が発生したのか、単純に技術者として興味があります。
ネットの一部では、去年が閏年だったのと大規模障害が2/28だったので、昨年2/29の1年後の処理に問題があったんではないか、という半分冗談のような予測も立てられていましたが、みずほの発表によると、データ移行作業で過負荷が掛かった為とのこと。
下の記事が比較的解り易かったですね。
 
 
掻い摘んで書くと、いつもの月末の定期預金の処理が25万件あるところに、通帳レス移行口座の45万件の処理が加わり、処理能力がフローしたということですな。
システム内にはATM管理区画が3つあり、オーバーフローによってその2つが落ちた事でサービス全断に至ったと。
なるほど、ATM管理のサブシステムは3重化されていたんですね。
これが単純な3重化なのか、タンデムのシステムのように3つに同時に処理させて結果が2つ合ってたらOKとする方式(名前は何だったかな~)なのかは分かりませんが。
しかし、その統合経緯からサクラダファミリアとも形容されるみずほの巨大なシステム。
統合までには、何年も掛けて、何度も何度もシステムを止めて作業をしたわけですが、システム部門の弱さは相変わらずですな。
4月になると、紙の通帳では印紙代が掛かるというのもありますが、ちょっと処理を急ぎ過ぎた、もしくは準備不足だった感じでしょうか。
システム以外の要望でちょっと想定外の処理をさせるというのは、結構、トラブルの種になるんですよね。
ほんま、システムあるあるですわ。
怖い怖い(> <)
 

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