2020年6月5日金曜日

アベノマスク届きました

ようやくアベノマスクが届きました。
周囲にも届いているようです。
今更・・・という感は否めず、やっぱり評判は悪いですねぇ
個人的には、運用的にはなかなかいいアイデアだと思ってるんですが。
 
例えば、何か商売をしてて大量の受注があった場合、当然、卸から商品を掻き集めますよね。
ところが流通在庫が空っぽという場合、どういう手を打つか考えてみると、次はメーカーへの問い合わせでしょうか。
メーカーに在庫あるか?と。
需要が厚いなら、無いならリベート出すから作ってくれ、という小売りも出てくるかもしれません。
3月ごろの状況で言えば、これがマスク製造に対する補助金と同じなんですな。
そして、メーカーに手当てもしたけど、当面の需要に何とか応えなければいけない。
次に考えられるのは代用品です。
似たような品物で代用できないか、と。
これが布マスクなんですよね。
日本政府の取った対策というのは、こういう民間でも発生するような流れであって、当然の対策でもあるんですな。
布マスクの代用性というのは早くからネットでは周知されていましたが、状況がコロコロ変わる状況で、生産機械や工場の系統が違うことでリソースの取り合いにならないというのは、無駄な混乱を抑えられる非常に良いアイデアなんですよね。
しかも、あの混とんとした状況で1億5千万枚という大量の発注を消化したというのは、なかなか凄いんじゃないかと思うわけです。
ただ、この辺りは商社の頑張りが称賛されるべきだとは思ってますが。
いずれにしろ、そんなに叩かれることか?というのが正直な感想です。
4月末から配布してまいすから、発注時期は恐らく3月前半から半ばというところでしょう。
その頃はマスクは完全に在庫が払底してて、もの凄い高値になっていた時期です。
正規ルートの補助金は既に出していて、それを利用して参入する企業は製造設備の設置に取り掛かっていましたが、製造はまだ先。
じゃあどうする?
別のルートで代用品だな、という話になったわけですが、経緯を見ると合理的な判断だったと思います。
それとも、あのまま補助金以外の対策をしなかった方が良かったんでしょうか。
GW前からマスクの輸入が可能になりましたが、それはマスク外交をしていた中国国内が落ち着きを見せたのと、ブローカーが価格下落を見越して放出したからですが、そんな予測が難しい外部要因に頼った運営が良かったんでしょうか。
中国がマスク輸出を解禁しなければ、恐らく今でもマスクは品薄ですからね。
今、手に入るというのは、ただの結果論にしか過ぎません。
価格にしてもそう。
 
政府の布マスクの契約額が260億円になる見込み 以前より約200億円圧縮
https://news.livedoor.com/article/detail/18348449/
 
上の記事にもありますが、総額は260億円になる見込みです。
260億円で1億5千万枚。
つまり、1枚173円(送料込み)
そんなに高いですか?
あと、現金を配った方が良いなんて意見も見かけましたが、それは10万円の給付で別途手当してますし、当初予算の460億円を国民に配っても400円弱にしかなりません。
こういう緊急事態の際は、色々な対策を打ちますから、その内のひとつにフォーカスを絞ってやいのやいの言ってもしょうがないと思うんですがねぇ
もちろん後の検証は必要ですから、議事録を残していないというのは論外ですが。
あと、非常時の予算というのは、通年の予算と違って厚めに確保して事後清算となります。
マスクもそうですが、スピードが必要な緊急対策は、足りなくなるとストップしてしまうので、止まらないよう厚めに用意するんですね。
で、後で清算して使用予算を確定するわけです。
この仕組みはマスコミがちゃんと説明するべきだと思うんですが、その仕事を全然せず、センセーショナルな数字ばかりを報道してるんですよね。
非常時と散々煽っておきながら、視聴率しか見てないんでしょうか。
無用の対立ばかりを煽っているように感じます。
もうちょっと報道機関としての仕事をこなしてほしいですね。
 

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