2020年6月18日木曜日

第201通常国会閉会

コロナで非常にバタバタした印象のある通常国会が、閉会しました。
コロナがやや落ち着いて来た情勢でもあるし、野党は相変わらず建設的な議論ができないし、河井夫妻の捜査もありますし、閉じてしまって良かったと思います。
特に、河井夫妻は国会議員ですから不逮捕特権もありますし、100%の確率で野党が検察の真似事をするでしょうしね。
国会を開くのもお金が掛かりますから、本筋の特捜部に任せるのが一番ですな。
ちゃっちゃと捜査してやって下さい。
 
で、今回の国会で決める事無く保留されたものに、9月入学があります。
これに関しては、現状維持で取りあえずは良かったと思いますね。
何故なら、メリットが少なすぎるから。
国内においては、会計年度が4月からということで予算編成が容易ですし、会計年度に合わせて3月末で決算という企業も多いのが現状です。
つまり、国内状況としては、現状で結構合理的なんですよね。
そうなると、入学時期を9月にすることで色々とずれが生じ、かなりの混乱が予想されます。
採用に関しては、通年採用に移行して終わりでしょうが、扶養する側としては半年分の計画のずれが生じますし。
ただ、それよりも、個人的には「コロナの混乱に合わせて半年遅らせる」というのに対して、デメリットが大きすぎると感じますな。
なぜなら、これを実施すると、日本は世界に比べて1年遅れになるからです。
世界的に見て、入学月は8月~9月にかけてが多く、グローバルスタンダードと言えますが、4月生まれで例えると、6歳半での入学なんですね。
日本で4月生まれだと7歳。
半年遅らせれば7歳半です。
9月入学推進派は、グローバルスタンダードに合わせるというのを大義名分にする場合が多いですが、今回のように半年遅れで入学させるとグローバルスタンダードから外れるんですね。
このグローバルスタンダードに合わせると言いながら外れることになる矛盾。
すごくモヤモヤしてました。
あと、留学生が来にくいから制度的に来やすいようにする、というのも理由としてよく語られますが、9月入学の中国から山ほど留学生が来とるやないかい、と。
結局は大学の魅力なんですよね。
その本質的な部分を何とか改善しないと、小手先の変更に終始するだけで、混乱という無駄なコストが掛かるだけ。
ま、中国から沢山来るのは、バイトができるというのが最大の魅力なんで、理由がアレなんですが・・・
ともかく、9月入学をやるとしても、半年前倒しですな。
半年遅らせるのはデメリットが半端なく多すぎます。
また、早生まれは不利という事で計画出産した家庭もありますから、導入の相当前から議論と周知を進め、幼稚園の入園時から切り替えないといけません。
 
個人的な考えとしては、この9月入学に関しては2期制の徹底でいいんじゃないかと思うんですけどね。
どうせ単位は前期後期で判定されるわけですから、それを徹底して、規定の単位数を取得すれば3年半で卒業も可とするというのでもいいと思います。
留学生は後期から入学でいいでしょう。
高等教育機関なわけですから、優秀な人はどんどん先に進んでもらう。
我が友人のように勉強が好きということで5年で卒業した人もいますが、これが1単位や数単位の差で卒業を逃したという人なら、4年半で卒業できるという道も開けます。
文系で、4回生は数単位だけで後はほぼ就職活動みいな訳の分からない状態も、さっさと3年半で卒業すれば改善できるでしょう。
お金持ちの家は、モラトリアムをたっぷり楽しめばいいですが。
採用は、世界で人材が流動化する中、経団連なんかは移行したがってますから、前述のように通年採用で問題ないでしょう。
3年半で卒業して半年インターンというもアリですしね。
学費がその分安くなれば、返済型奨学金を受けている苦学生も楽になるし、扶養する側も助かる。
大学の経営は、その分、大変になるかも知れませんが・・・
こんな制度はいかがですかね?
 

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