少し前ですが、こんな記事が出ていました。
公取委:銀行間手数料維持の現状、是正が必要-フィンテックで報告書
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-21/Q94KKWDWRGG201
銀行間手数料がコストを大幅に上回っていて、40年間も変わっていないことを公正取引委員会が指摘したという記事ですね。
昔みたいに、金融決済を人の手で処理して時間も人件費も掛かるという形態ではもう無いですから、当たり前の話でしょう。
あと、個人的に思うのは、全銀協の全銀システムを使った時の通信料がバカ高いこと。
確かに安全性は金融決済において非常に大事ですが、光ファイバーが業務用ですら珍しかった昭和の時代の通信料金の感覚を、家まで光ファイバーが来ている今の時代まで引きずっているように思います。
維持するサーバーもネットワーク機器も、それはもう劇的に高機能化かつ低価格化してますからね。
昔に比べ、社債やクラウドファウンディングなど、直接金融の手段が多様化しており、銀行の役割や機能は縮小傾向にありますが、これからは電子決済が非常に多くなってくるはずなので、その中心たる銀行もIT技術を使ってコスト削減に努めてもらいたいところです。
少なくとも、銀行内部ではフィンテックの進展によって超絶な人余りが発生すると言われ、実際に人員削減の動きも出ていますから、その合理化、IT化を外部にも柔軟に適用して、利用しやすい環境を整えてほしいですな。
通信企業や流通企業といった他からの進出によって、金融の囲い込みが激しくなっている中、より安く、より手軽に利用できるようにしなければ、旧来の銀行という業態が庶民から不要とされる時代が来かねませんしね。
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