2014年12月3日水曜日

衆議院選挙公示

昨日、いよいよ衆議院議員選挙が公示されました。
ここまでの流れで唖然としていた部分も多いのですが、選挙は選挙ですな。
 
まず、国会の流れを追うと、安倍首相の10%への消費税増税延期がずっと囁かれている中で、三党合意の当事者である民主党は再増税推進の立場で、他の野党は再増税反対の方針でした。
ニュースソースを探しても、時期が古い為なのかなかなか見つかりませんでしたが、

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H37_U4A111C1EA2000/

には方針を転換とあり、民主党が再増税に賛成をしていた証となるでしょうか。
維新の党などは、

http://www.asahi.com/articles/ASG9V6JRGG9VUTFK01D.html

のように当初から再増税に反対の姿勢です。
また、上の日経の記事の数日前には、

http://www.dpj.or.jp/article/105396

という海江田党首の発言があり、
また、既に大元の記事は削除されているようでずが、10月25日には枝野幹事長が、

http://news.livedoor.com/article/detail/9397667/

という発言をしたと報じられています。
つまり、民主党はこの頃は解散容認方針だった事が分かりますね。
ところが、解散が現実味を帯びてくると、一番上の記事にあるように再増税延期容認に転換し、

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141128/CK2014112802000172.html

のように解散の大義を問うているわけです。
おまけに、

http://www.dpj.or.jp/article/103674

このように不信任決議案を提出しているわけです。
この流れを見て、
何これ?
と言わずにはおれません。
内閣不信任決議案というのは非常に大事な議案で、憲法でも、可決されれば解散か総辞職しなければならないと定められているものです。
解散か総辞職の二択ですが、国会の過半数を押さえている与党であれば首の挿げ替えが可能で、どちらも選択できるのに対し、議会勢力が変わらなければ自党の主張を通せない野党にとっては、求めるものは事実上解散一択なのです。
つまり、通るか通らないかは別として、不信任決議案提出ということは、解散を望んだということになります。
解散が現実味を帯びるまでは解散容認再増税賛成で、解散前にコロっと再増税延期容認になり、更に解散を望む決議案を提出し、解散後は解散の大義を問う。
ポルナレフさんの、「な・・・ 何を言ってるのか(略)」というセリフじゃないですが、
何をやりたいのかさっぱりわからない・・・
安倍首相が解散を決意したのには、三党合意の当事者である民主党が延期を許さず、自民党内にも延期反対派が少なからずいる状況で、民意を突破口にしようという考えた部分はあったかと思われます。
もちろん、それ以外の戦略もあったろうとは推測できますが。
個人的には、民主党が端から延期賛成なら解散は無かったんじゃないかと思ってますね。
そんな民主党が解散の大義云々とは、ちょっと酷い。

更に、他の野党を見てみると、まず、みんなの党は壮絶な内訌の末に地方議員にも知らせず解党という体たらくで論外。
維新の党の江田さんは、

http://www.sankei.com/politics/news/141122/plt1411220039-n1.html

にあるように、投票日の夜から民主の一部と合流を話し合う考えを示しています。
でも、これって比例代表とか政党に投票する意味があるのか?って話で、有権者そっちのけに見えますよね。
また共同代表の橋下さんは橋下さんで、

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20141123000084

のように府知事と市長を退職して国政に出るか検討してましたが、こちらは不出馬となりました。
自分は兵庫県民なんで関係ないですが、国政の出汁にされた大阪府民、特に知事市長両方と関わりのある大阪市民はこれでいいんですかね?
橋下さんは色々な手を考えて来ますけど、都構想を掲げる割に実際の政治面ではあまり成果を挙げられていない状況でもあり、そろそろ支持も危うくなって来そうな気も・・・

いずれにしろ、芯のしっかりした野党がいないという状況です。
特に民主党。
最大野党のくせに、長期的な視野や行動が全く無い。
ん~頭が痛い。
 
まだまだ書きたい事はあるんですが、ちょっと長くなったので、また後日・・・
 

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