2024年11月10日日曜日

2024年アメリカ大統領選挙

4年振りのアメリカ大統領選挙が終わりました。
結果としては、トランプ前大統領の圧勝でしたね。
激戦州を見れば、そこまでの差はついていなかった州も多いですが、僅差と見られた激戦州でちょっとずつ上回った結果、選挙人の数では300を超え、圧倒的な差となりました。
とは言え、民主党の鉄板牙城であるカリフォルニア州でも、細かい区画で見ると結構共和党が取っているんですよね。
それだけ、民主党がかつての支持者に見限られたということでしょう。
個人的な印象としては、2016年の選挙辺りまでは、両陣営の顔がしっかり見えていましたが、前回、今回と、トランプ前大統領を選ぶかどうかという選挙だったように思います。
前回も、政治家としてはすでにちょっと怪しかったバイデン大統領が候補だったの上、バイデン大統領の男性・白人・年配という属性に対し、女性・有色人種・若手という属性を補っただけのハリス副大統領という組み合わせで、アクの強いトランプ大統領に対し、ハト派安定の陣営のイメージ戦略でしたね。
それは、言い換えれば、独自の主張を表に出すというよりは、「トランプ大統領ではない候補」という消極的な選ばれ方になります。
それは今回も同じで、ハリス候補自身の能力への疑問符もありましたが、やはり「トランプ大統領ではない候補」でしかなかった。
そういう消極的な選択は長続きしませんしね。
そんなイメージです。
 
しかし、今回もメディアは大きく外しましたね。
一番酷かったのは、直前にもかかわらず、こんなニュースを出した英エコノミストでしょうか。
 
 
その分析ソースとなった、アメリカのアトラスインテルも同じですが。
いずにせよ、2016年の大外しから全く精度が変わっていません。
もう隠れトランプというような人は少ないでしょうし、メディアが偏りなくサンプリングするのが不可能になってきているのかもしれません。
そもそも論として、民主支持のリベラルなメディアが多いですから、トランプ支持者の協力は難しいでしょうしね。
どこをどうやっても偏るんでしょう。
 
さて、次期大統領は決まりましたし、議会も上下院ともに共和党が優勢となりそうです。
対中関税60%なんて話もすでに出てきていますが、強い権限を得たトランプ大統領がどのような政権運営をしていくのか、注目ですね。
 

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