ウクライナとロシアの戦争で、新たな局面が出てきましたね。
ヘルソン州のドニプロ川にあるカホウカ水力発電所のダムが壊され、氾濫が発生しました。
ただ、続報を待っていますが、ロシア側によるものか、ウクライナ側によるものか、証拠らしき報道は出てきませんね。
とは言え。
とは言えです。
日本史、世界史に限らず、堰を切って水浸しにするという作戦は、一般的には防御側が行うもの。
真田氏を徳川軍が攻めた上田合戦しかり、第二次大戦での中国軍による黄河決壊事件しかり。
氾濫させて足を止めたり、追い打ちを掛けたり。
お城でも、新発田城や大坂城などは、近くの川の堰を切って浮き城にしてしまうという構想がありました。
昔も今も、その有効性は変わりません。
話題を戻すと、ウクライナ側による反攻が報じられる中で決壊が発生したわけですから、どちら側が怪しいのかは明確・・・と思っていたら、カホウカダムの後にも同じことをやったみたいですね。
ウクライナ軍が侵攻した地域の近くで。
ほぼ確定でしょう。
ちなみに、第二次大戦までは、ダムを決壊させるのは割と使われていた作戦だったのですが、あまりにも影響が大きすぎるとして、現在はジュネーブ条約で禁止されています。
つまり、ロシアは戦い方が古い時代のままなんですね。
兵士の使い方もそう。
兵器まで第二次大戦レベルまで遡る勢いのようですが。
近代兵器が底をつき、余裕が無くなると、古い時代の戦い方がなんたかんだ効率的なんでしょうね。
しかし、インフラ破壊されると、戦争が終わっても厳しいですな。
少しでも被害が少なくなることを祈ります。
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