以来、まとめようと思っていたんですが、兵庫のスポットのリニューアルが終わったので、これを機に記事にまとめました。
訪れたのは、鶉野飛行場跡。
戦時中の頃は加西に飛行場があったのは知っていましたが、それが整備されたということで行って来ました。
日帰りツーリングではよくあることですが、例によって例のごとく、地図も確認せず出発。
大体の位置が判っているので、まずは西へ走り、加古川沿いを北上し、小野から再び西へと道を採ります。
GPSでロギングはしていたので、どう走ったかは、後のお楽しみですね。
走った事の無い県道を辿りながら、青色行先標示を頼りに加西へと向かうと、見覚えのある道に出ました。
おぉ、ここは、フラワーセンターの近く!
なかなか良い勘してるやん。
ダラダラしてから出発したので、ここですでにお昼近くです。
目に付いたコンビニに立ち寄り、サンドイッチとクリームフランスをゲット。
さてどこで食べようか・・・と、初めてスマホで位置を確認。
偶然にも、近くに北条鉄道の駅があるではありませんか。
行くしかないですね。
この北条鉄道法華口駅は、当時は鶉野飛行場の最寄駅だったようです。
基地には、航空隊員以外にも運営する人員が必要ですし、今は新明和工業という名前になっている中島飛行機の組み立て工場もあったそうですから、動員された工員も通勤に使ったんでしょうね。
今は鄙びた駅になっていますが。
ただ、この日は20人ほどとは言え、あちこちに人がいてちょっとびっくりしました。
意外と盛況なんですな。
人の多さに驚きつつ、ベンチでお昼ご飯を食べていると、
なんと北条鉄道の列車が。
生涯で初めて、北条鉄道の車両と遭遇しました(^^)
爽やかなカラーリングですな。
田舎の鉄道に遭遇すると、レア感と言うか、ラッキーな感じがあるのはなんなんでしょうね。
不思議と、今日はいい日になりそうな気がします。
お昼ご飯を終え、いざ鶉野飛行場跡へ出発。
駅からは、台地に上がるような感じですが、すぐです。
soraかさいへ到着すると、恐ろしいほどの人と車がありました。
バイクももちろんで、止める場所が無いかと一瞬思うほど。
このsoraかさいでは、中島飛行機が製造していた紫電改と、同じく中島飛行機が主に製造し、航空隊が運用していた97式艦上攻撃機が実物大模型として展示されています。
入館には予約が必要で、コロナ禍もあって入場規制があるという話だったんですが、入場しなくても外から姿を拝むことができたので良かった(^^)
やっぱり実物大というのは、迫力があって一味違いますね。
soraかさいを出た後は、鶉野飛行場に今も残る舗装滑走路を散策。
米軍が占領した後、自衛隊が管理していましたが、飛行場として使われた事は無かったみたいです。
真っすぐ伸びる滑走路が、この日の快晴の天気で、余計に印象的に映りました。
この滑走路周辺には、防空壕や対空機関砲の銃座、掩体壕の跡など、基地としての機能の残骸が残っています。
全部は見て回れませんでしたが、そういうのを見ると、ただの飛行場ではなく、ここは基地なんだなという感覚が強くなりますね。
当時の軍事機密であった飛行場を散策するのは、同じく軍事機密だったお城をのんきに散策しているのと、なんだか通じる気がします。
当時の厳密なリアリズムの成れの果てですからね。
そこに、何故か魅力を感じるんですな。
参考:
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