2021年10月29日金曜日

最終戦まで

関西生まれの宿命なのかどうか、自分は親から価値観を受け継いで物心ついた時から阪神タイガースのファンなんですが、今年は優勝を逃したとは言え、最終戦まで見応えがありましたね。
リーグ戦をするスポーツは、どうしても消化試合が発生してしまうものですが、今年のプロ野球の上位チームのファンには、それが無かった。
パ・リーグ優勝のオリックスも、優勝が決まったのは最終戦後でしたからね。
オリックスも、近鉄と合併したとは言え、阪神淡路大震災の時には感動をくれたチームをルーツに持っていますから、優勝はうれしいですな。
阪神とオリックスが優勝であれば、ファンとしては尚良かったんですが、それは日本シリーズで戦えることになるように祈っておきましょう。
 
しかし、ネット上の評価を見ると、阪神の矢野監督には厳しい声も多いようで。
最終戦で負けて優勝を逃したという部分があるので、しょうがない面はありますが、個人的には評価したいと思っています。
人気チームだけに、誰がやっても文句は出るでしょうし、誰がやっても誰もが100点を付ける采配はあり得ないと思うんで。
成績を見ても、五分の対戦成績となった広島以外は全チームに勝ち越していますし、交流戦も2位。
貯金21はパ・リーグ優勝のオリックスの15より6つも上ですしね。
数字としては、アベレージで好成績を出しています。
対するヤクルトはと言うと、阪神には負け越し、3位の巨人とは五分、交流戦は5位ですから、同リーグの下位相手に貯金を大きく貯めたことが勝因と言えるでしょう。
広島は2戦残して8つ、中日に7つ、DNAに至っては11の勝ち越しですからね。
何より、終盤に差し掛かっての大型連勝2発はエグかった。
あんなんされたら勝てませんわ!
阪神とは対極を成す、尖った成績ですな。
そういう対比という意味でも、面白いシーズンでしたね。
 

2021年10月22日金曜日

川の上

旅行記、というほどではないですが、プチ旅行記をば。
先日、ちょっと川の上に行ってきました。
川の上・・・の駅。
そう、阪神武庫川駅です。
今まで、武庫川の河川敷で花見をしたこともあり、橋の上の駅という存在は外から見てもいたんですが、なかなか行く機会が無かったんですよね。
いつか行ってみたいと思っていたんですが、ひょんなことから武庫川団地前駅に行くことになり、武庫川駅を使うことになりました。
川の上の駅、いいですね!
 
 
向かいのホームの裏に広がる水面。 
そこだけじゃなく、駅のあちこちの隙間から川が見えるんですよ。
独特の風景ですね。
 
 
乗り換えた武庫川線も良かった(^^)
短い路線で、駅間も短く、軌道電車チックなところが良いですな。
こんな短い路線なのに、新型車両も投入されていて、すごく快適でした。
ぶらりと訪れるなら、のんびりしていていいですよ。
何もないですけど(^^;)
いや、川があるぞ!
 

2021年10月16日土曜日

2021 衆議院解散

ついに衆議院が解散しましたね。
第100代総理大臣である岸田首相が解散を決定しました。
記念すべき第100代・・・みじかっ!
しかし、今回は色々と異例ですね。
第100代総理大臣としての解散までの期間は10日。
これは、戦後最短です。
次の組閣がいつになるかによりますが、第100代首相としての在任期間も最短になるんでしょうね。
そして、衆議院議員の任期が切れた後の選挙というのも戦後初。
これに伴って、今回の衆議院議員の在任期間も、戦後2位の1461日となりました。
戦後のトップが、任期満了に伴う総選挙となった1976年までの期間の議員でしたから、これもそう簡単には抜けない記録になりそうですね。
そして、公示が19日、投票が31日ということですから、選挙期間が17日というのも戦後最短です。
 
さて、記録の面はともかくとして、実際の選挙についてですが、誰が見ても、今回も自民党の政権維持は間違いないでしょうな。
少し前の総裁選でメディアジャック状態となった上、野党が政権交代だけを目的としているような実現性のかけらもない政策を出してくる現状の有様では、勝負になりません。
あくまで、政権交代は政策実行の手段に過ぎないのに、ロクな政策を出さず、手段と目的が入れ替わってしまっているようでは、ね。
あとは、政権維持がどの程度堅くなるのか、程度ですな。
個人的に興味があるのは、立憲民主党が共産党と共闘していることについて、どの程度の影響があるかということ。
立憲民主党の支持母体となるのは、労働組合を束ねる連合ですが、この連合が共産党に対して厳しい姿勢を取っているからなんですね。
連合は、大きく見て、旧総評系と旧同盟系に分かれます。
自治労や日教組といった官系労組が主力の旧総評系がおおよそ250万人で、民間系労組が主力の旧同盟系がおおよそ400万人ですから、主導権は旧同盟系が握っています。
昭和の政党と括り付けると解りやすいですが、旧総評系が社会党と近く、旧同盟系が民社党と近かったわけですね。
で、民間労組を主力とする同盟系が共産党を嫌っているというのは直感的に解りやすいですが、連合内左派である旧総評系も、総評時代に共産党系労働組合の影響力を排除してきたという歴史があり、これまた共産党とは折り合いが悪いんですな。
つまり、連合はひっくるめて共産党とは仲が悪いと。
こういう前提条件を元に、立憲民主党と共産党との共闘関係を考えると、色々と興味深い展開が考えられるわけです。
ネット上では、本当かどうか不明ですが、組合としての支持を出さず自主投票にしたという話もちらほら。
これまで支持のあった連合の組織票をマイナスとして、共産党の選挙協力をプラスとすると・・・結果にどう影響するのか、非常に興味を引きますな。
 

2021年10月11日月曜日

続々・最低税率の合意

最低税率の合意が、OECDを含む136の国と地域で合意しました。
 
 
これには、デジタル課税の合意も入っています。
何度も書きましたが、インターネットなどを介して国境を越えてサービスを提供でき、商品の売買代金も簡単に国境を移動する現在においては、企業自身も税率の大小で会社の所在地を選んだり、ライセンス代等として税率の安い国に収益をまとめることが容易になっていますから、この合意は非常に大きいですね。
これで得をするのは、グローバル企業が商品やサービスを提供する窓口のある先進国の国民です。
グローバル企業と言っても、やはり先進国の巨大な市場で上げた収益が相当な部分を占めていますが、国民からすれば、自国内で上げた利益を税率の安い国に移されてはたまったものではないですしね。
先進国の端くれである日本の国民としては、歓迎したいですな。
導入は2023年を目指すということですが、企業が活動が容易に国境を越え始めてから半世紀以上経って、ようやく税率引き下げ競争に歯止めが掛かりそうです。
世界の色んな距離が縮まる中、こういう公平性を図る仕組みは、今後も整備していって欲しいものですな。
 

2021年10月7日木曜日

ドラクエの音楽

つい、この前、ブラタモリで流れたドラクエの音楽を記事にしたばかりですが、そのドラクエ音楽の生みの親である、すぎやまこういちさんが永眠されました。
自分らファミコン世代にとって、ドラクエ音楽というのは、それはもう刷り込みレベルで脳内に刻み込まれており、ファンファーレを聞くだけで音の方向に振り返ってしまうほどのもの。
最近は、スマホでドラクエの派生ゲームが多数あり、CMもたくさん打たれているので、ファンファーレを聞き過ぎてさすがに振り返ることは無くなりましたが(これはこれで個人的にはブランドを消費してしまってる面もあるように感じるんですが・・・)、それでも特別な音楽であり続けています。
オリンピックの選手入場の際に、ファンファーレを聞いて胸が熱くなりましたしね。
子供の頃、まだ小遣いが少なかったのに、お金を貯めてサントラを買ったのを思い出します。
当時は、サントラがカセット代の半分ぐらいで、ゲームが大好きだったのにカセット代にとって置かず、サントラを買ったんですよね。
ゲームのワクワク感と音楽の壮大さがマッチしていて、とてもとても特別なものでした。
子供ながら、深く感じるものがありましたね。
謹んでご冥福をお祈りします。
そして、素敵な音楽をありがとうございました。
恐らくこの先も、自分たちファミコン世代は、特別な想いでドラクエ音楽を聴き続けると思います。
ドラクエ音楽よ、永遠なれ。