すったもんだがありましたが、1/31をもってイギリスがEUを離脱しました。
その際、イギリスの国会では、議員さんが手に手を取って蛍の光を歌っていたのが非常に印象的でしたね。
どこかのネタとして、
「僕たち、私達は、EUを卒業します!!」
という小学校の卒業式的なキャプションが付いていて、思わず笑ってしまいました(^^;)
さて、EUの四大国の一角が、グループを抜けるアイドルのごとく正に「卒業」して行ったわけですが、今後、EUはどうなって行くんでしょうか。
優等生だったドイツも、輸出割合が多いだけに貿易摩擦の影響をモロに受けてしまい、リセッションぎりぎりの状況。
ドイツ銀行という爆弾もあります。
フランスはフランスで、黄色いベスト運動が今も収まらず、政権支持率は低いまま。
失業率も高止まりしており、国内の政治状況の厳しさは当分続くでしょう。
イタリアも政局の混乱が続いており、なかなか対外的に力を割く状況には無さそうです。
経済はどうなんでしょうかね。
あまり日本にはイタリアの経済ニュースは届いて来ませんが、良くは無さそうです。
EUの様々な拘束にメリットをあまり感じていない国もあるとされる中、今後の動きが注目ですね。
一方、EUを出て行ったイギリスですが、こちらも前途はなかなか険しそうです。
EUを抜けたことにより、各協定を各国と結び直す必要があるわけですが、しばらくの間はそのタイムラグによって損失と混乱が発生しそうです。
今後は、EUと付かず離れずの距離を維持しつつアメリカ重視に転換すると言われていますが、どうなるんでしょうかね。
国家論として、大陸国家(ランドパワー)と海洋国家(シーパワー)という論がありまして、今回のイギリスの一連の流れは、ヨーロッパ大陸の大陸国家寄りから海洋国家寄りへ立場を移すという大きな流れの中の出来事という見方もできるわけですが、誰か詳しい人の考察を聞きたい所ですな。
そして、海洋国家の巨頭と目されるアメリカも、弾劾裁判のバタバタが続いています。
ただ、こちらも無罪評決の見通しが立ったことで、大統領選挙選へと焦点が移って行くんではないでしょうか。
中国との貿易交渉は、アメリカの国内事情が一段落したことと、中国での新型コロナウイルスの件もあって、しばらくは停滞するように思います。
一方、その中国では、いよいよ3日から市場が開くわけですが、経済活動は武漢はもちろん他の都市も停滞したままで、先行して下落していた世界各国の市場を考えても厳しい春節明けとなるのは間違いありません。
これが、国内国外にどれだけ波及して行くのか、注視が必要ですね。
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