2019年4月24日水曜日

北陸北信ツーリング その4

前回のあらすじ
 
金沢城は圧巻の石垣群!
石垣の宝石箱や~
 
宿泊したテルメ金沢は朝食付き。
ややゆっくり目の朝食と朝風呂を味わい、出発です。
天気を心配していましたが、どうやら薄曇り程度で何とかなりそう。
まずは海方向にバイクを進め、のと里山海道へ。
ここは、元々は能登有料道路で、近年に無料開放された道です。
地図上で見るとはっきりしていますが、石川県のあのひたすら真っすぐの海岸線沿いに北東へと延びている道ですね。
この道沿いは、左手には砂浜が、右手には砂丘のような地形が続いており、なかなか独特な雰囲気で、同じ石川県内の海沿いの高速道でも、北陸道とはまた違った景色です。
交通量も、ガラガラというわけではありませんが、そこそこ快適に走れる量で、海を見ながら心地よく走れました。
 
 
そうこうしている内に今浜I.C.へ到着。
今日のまず第1の目的地は、ここから砂浜へと入れる千里浜なぎさドライブウェイです。
いざ、行かん!
・・・というわけで、訳も分からずテンションが上がってしまって写真を撮りまくってしまいました(^^;)
 
 
 
 
 
予想以上に海際まで近付けるんですよね。
SSTRがゴールにするのも解かりますわ。
これはテンションが上がる!
この日は平日ということもあって交通量も少なく、孤高感のある写真が撮れて満足満足(*^^*)
 
さて、次なる目標は、前田軍と佐々軍の間で攻防があった末森城。
千里浜なぎさドライブウェイの終点である千里浜で地図を覗いてみると、どうも、のと里山海道の今浜I.C.が最寄りの模様。
完全に寄る順番間違えてるやん・・・
仕方がないので、のと里山海道を今浜I.C.まで戻ります。
そこから、先ほどとは反対側の西へとルートを採り、国道471号線へ。
この国道471号線と国道159号線の交点に、末森城への登山道がありました。
国道159号線には大きな看板も建てられているので、見付けやすい城ですな。
国道の側道のような道をやや上ったところにある駐車場にバイクを止め、散策を開始すると、登山道入口にこんな立派な城址碑が。
 
 
さすがメジャーに城ですな。
ここから武家屋敷だった場所を抜け、登って行くと、主郭部分である三ノ丸に到着します。
あれ?
若宮丸があったはずやけど、どこにあった?
ま、後で回るとしよう。
三ノ丸は、やや技巧的な郭で、見応えがあります。
まず、馬掛場という削平地が分岐した先にあるんですが、そこと動線を区切るように空堀と土塁が設けられていました。
 
 
そして、二ノ丸への動線は、このような食違い虎口に。
 
 
上の二ノ丸から撮るとこんな感じです。
 
 
技巧的ですね。
そして、二ノ丸。
佐々軍は果敢に攻め、この二ノ丸まで落としたといいます。
 
 
二ノ丸は居住空間であったのか、広く、平坦でした。
三ノ丸に比べると、防御構造が薄いようです。
その上には本丸。
 
 
こちらは地形を利用した長円形という三日月というか、そんな形をしていました。
籠城する奥村長福を始めとした前田軍は、この本丸だけになりながら踏ん張ったんですから、どれだけ凄い事かというのを実感します。
そう実感するほど、本丸と二ノ丸の間には数mの高低差しか隔たりがありません。
本丸を進んで行くと、突端部は長い武者走り状の地形になっていました。
 
 
この先には搦手大門と呼ばれる搦手があったそうです。
 
 
次は、三ノ丸まで戻り、分岐の先にある馬掛場へ。
 
 
写真は一部ですが、相当な広さを持つ郭でした。
あまり整備されていないのが玉に瑕ですが、この広さだと字とは違い、馬を掛けて繋げた場所ではなく、馬を駆けさせた場所だったような気がしますね。
馬掛場から戻って進むと、行きに見失った若宮丸の入口が。
反対方向からやと、これは見落とすなぁ
 
 
右の下ってる道が登城道、正面が若宮丸の虎口です。
この細い道を登ると、大きな若宮丸に到達しました。
 
 
若宮丸の先まで行くと、その下にも削平地が。
縄張では、ここには若宮という社があったようです。
 
 
城の守護社だったんでしょうね。
いや~、さすが歴史的に有名な城だけあって、散策しやすく、遺構もバッチリ残ってて良い城でしたわ(^^)
 
参考:
千里浜なぎさドライブウェイ
末森城
地図付きはこちら
 

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