ロシアと共謀した証拠は無かった、と。
最終報告書は僅か4ページ。
これは、クリントン大統領が弾劾相当とされた報告書に比べて100分の1です。2年間もの間、あれだけ騒いで何だったのかと。
ちょっとリベラル系のメディアは反省すべきだと思います。
これは日本のモリカケ問題も同じ。
構図はよく似ていて、穿って見れば疑惑がありそうな感じもする、という程度の問題を、あたかも確定のように報じる。
そして、事実を掘って行くと、獣医会から献金を受けていた議員が追及側の議員にいたという証拠が出たり、クリントン財団にロシア系や中国系から寄付があったりと、反対陣営にも飛び火してしまうという事も同じ。
しかし、これらの反対陣営の事はあまり報じられない。
それどころか、得意の「だが疑惑は深まった」。
違法なものは出るには出ましたが、それは全体から見れば枝葉に過ぎず、本筋とは程遠いものでしたし。
日米で、まるでデジャブですな。
もちろん、疑惑はきちんと調べるべきなんです。そこは手を抜いてはいけない。
しかし、現実は印象論に終始するような報道ばかりでした。
メディアは、好き嫌いで態度を変え、事実を冷静に見るということを忘れてしまったかのような印象すらあります。
リベラルメディアの没落が叫ばれる中、こういうことをしていては死期を早めるだけなんじゃないかとすら思いますね。
かつては反政府の意見を自分たちが主導したという驕りがあるのかもしれませんが、事実は事実としてミスリードせずに報じてもらいたいものです。
今や情報ソースは多様で、一般市民が簡単に1次ソースを手に入れられる時代。
そんな時代に、情報ソースを独占できた時代の姿勢のままでは、ちょっと救いが無いですね。