2018年2月6日火曜日

沖縄名護市長選

一昨日の2/4に名護市長選挙がありました。
国政の補選でも都道府県知事選でもありませんが、基地関連ということで注目された選挙だったようです。
その裏では、知事選で与党がそつなく勝利を収めていたんですが、そちらはあまり報じられませんでしたね。
相変わらず与党の政策に対してそれほど大きな不満が無いという裏返しということになるんでしょう。
つまりは、特に情勢の変化も無いわけで、ニューストピックとしては軽かったわけですな。
 
話を名護市長選に戻すと、辺野古への基地移設推進派の渡具知氏が当選する結果となりました。
ただ、他地方から見れば基地という側面で捉えがちですが、移設反対一辺倒で市民に身近な行政の実績が上がっていない稲嶺氏と、推進派というよりはそれらの本来的な行政を重視した渡具知氏の対決だったように思います。
ちょうど時期ではあるんですが、今年から日本ハムファイターズがキャンプ地を外したというのもあり、失われる経済効果をどう補うかという問題も少なからずあるのでしょう。
ただ、個人的に注目したいのは、出口調査の精度。
すべてのメディアをチェックしたわけではありませんが、NHKの出口調査では、元記事はもう消えてしまっていてbingのキャッシュしかありませんが、稲嶺氏が優勢と報じています。
 
NHK記事のキャッシュ
 
また、共同通信の出口調査では、横一線という報道でしたね。
共同通信の1次ソースは見ていませんが、共同通信の配信データを使って報じた各メディアは下のような同様の表現でした。
 
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26516210U8A200C1I00000/
 
ところがところが、蓋を開けてみると、
・渡具知氏 20389票
・稲嶺氏  16931票
という選挙結果に。
有効投票数37320票に対し、差は9%強にもなっています。
共同通信でほぼ1割、NHKに至っては恐らく1.5割から2割程度も票を読み違えていたことになりますな。
予測としては、全く使えない精度です。
イギリスのブレグジットやアメリカの大統領選挙で外した既存メディア凋落の流れが、ここ日本でも明確に顕れてきているようですね。
日本では、まだまだレガシーメディアへの信頼は高いようですが、こんなことが続けば、いずれアメリカのように6人に1人程度しか信頼していない状況になるのも近いかもしれません。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿