本日、臨時国会が召集され、衆議院が解散されました。
この所信表明無しでの解散には、賛否の声が出ていますね。
しかし、冷静にカレンダーを眺めてみると、衆議院議員の任期は残り1年ですから、どのみち年明けの通常国会の前後しか選挙のタイミングは無いわけです。
つまり二択であったわけで、ましてアメリカと北朝鮮の舌戦が激しくなってきてる今、有事に備えて態勢を整えておきたいという思惑もありますし、タイミング的には取り立ててどうこう言うような事ではないでしょう。
解散は首相の専権事項ですしね。
もちろん、準備期間の長い短いはあるのですが。
ただ、野党の方々は、自己保身解散だとか、勝手勝手、自己中心的とか批判しています。
数ヶ月前までは解散を求める声まで上げておいて、今更何を言っているのか、という感じですね。
あれだけ散々言っておいて、準備してなかったのか、と。
しかも、解散なんて、野党にとってはチャンスでしか無いと思うんです。
解散が無けりゃ、議席は増えようが無いわけですから。
まして、あれだけ違法性が無くてどうでもいいようなモリカケ問題でまくし立てた後ですしね。
さあチャンスだ!と言える野党がいないのが、現状の野党の気概、つまりロクな対案を出さず批判しかしない野党の為の野党、というのを表しているようです。
更には、選挙に向けて協力なんて話が出ていますが、政策の違いを置いといて選挙協力なんて、国民の目から見たらそれこそ自己中心的としか思えないんですがね。
片方では建て前的に、大義が無い、自己保身だと批判し、もう一方では建て前無視の戦略的行動をする。
解散について批判をするなら野合も批判されるべきだし、自らの行動を戦略とするなら解散も批判してはいけない。
そういうどっちつかずな行動が、票を得られない根源的な原因のような気がします。
国民としては、建て前でも戦略でもどちらでもいいんですが、ピッと筋の通った行動をしてほしいですね。
自己保身解散対自己中心的野合で、さぁ勝負だ!受けて立とう!ぐらい言ってくれれば、おぉっと思えるんですけど。
ここまで、解散の話が出始めてから、希望の党の立ち上げや民進党から集団離党などがあり、政局は大きく動き出しました。
小池さんは流石ですね。
解散はチャンスと捉えました。
とは言え、希望の党は大丈夫なんでしょうか。
保守として実績ある人も数人いますが、民進党の前職やら自民党の比例復活やら、選挙に弱そうな方々が集っているような気もします。
過去の結の党みたいな選挙互助会の様相を呈していますね。
更に、ここへ来て民進党が合流なんて話も具体的になっています。
合流なんて許したら旧態依然とした野党の印象を被ってしまって、せっかくの風が止まるように思ってしまうんですが、どうなんでしょう。
地方なんて、都民ファーストと言われても醒めた目で見てますからね。
オリンピックや豊洲の実績を見る限り、小池さんは煽りはするけど堅実的な落とし所の設定が甘い気がするのですが、風に乗って選挙に通ったはいいけど、党としての政策立案は素人、なんて姿にならないように頑張って欲しいものです。
兎にも角にも、選挙の結果に注目したいですね。
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