先日、蓮舫前代表の辞任に伴う民進党の代表選挙が実施され、前原さんが再び党首となりました。
前原さんの代表就任は2006年以来ですが、歴代の面々を見ると、なんとなくサッカーのパス回しのような印象は消えませんね。
ひと昔前の日本代表のような、突っ込むリスクを取らずに中盤でやたらパスを回している、そんな感じがします。
ま、それはともかく、新代表による執行部の人事で早くも躓きました。
幹事長に起用しようとしていた山尾議員のスキャンダルが発覚したからですが、それはどうでもいいので置くとして、そもそもその起用案は良かったのか?と感じますね。
幹事長と言えば党の調整役で、当然ながら調整型の人間が就いた方がいいわけです。
蓮舫さんもそうですが、山尾さんも追及には力を発揮するが、調整するのは未知数どころか、下手なイメージですからね。
両氏ともに党内からの批判も多い。
つまりは、根回し不足で抑え切れてないわけですな。
野党という性格上、政策面で実行できることが少ないので与党を追及する事が多くなり、結果、追求型の人間が目立つのはしょうがない面もあるのですが、民進党では、追求型の人間ばかりがどうも優遇されているような感じですね。
世間向けを考えて、注目された政治家が使い易いのも解りますがね。
攻めるのは強くても、それだけではうまく運営して行けません。
政策立案もしかり。
まして、山尾さんは当選2回。
しかも、民進党の中では注目を集める存在としても、ガソリンプリカ問題もありましたし、隙が無いという感じではないですからね。
幹事長に就任していれば、党内の軋みは進んでいたような気がします。
しかし、内定のニュースが出て、おいおい、と思ったら、すぐ撤回。
これでは、世間に刷新という印象は広がりませんね。
前原さんも前途多難なようで。
山尾さんも大丈夫なのかな?
離党すると組織票が無くなるけど・・・でも共産党に接近したことで連合との関係も怪しくなってたから、この辺りの事情は変わらないかもしれませんね。
どちらにしても、前回の選挙じゃ次点と5千票しか差が無かったので、次回の選挙じゃ相当危なそうですな。
でも、逆に言えば、そこからが政治家の本領です。
潰れるか、這い上がって来るか、少し注目しておきたいですね。
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