2017年9月4日月曜日

北朝鮮が6度目の核実験実施

つい先日、北朝鮮が日本越えの弾道ミサイルを発射しましたが、続いて昨日には6度目の核実験に踏み切りました。
北朝鮮の核実験は、2006年、2009年、2013年、2016年と、3~4年ごとでしたが、2016年以降は同年に2回、そして今回の2017年と、ピッチが急激に上がってきています。
瀬戸際外交のハードルを上げてきていますが、逆説的に見れば、経済制裁が効いてる証拠なのかも知れません。
今回の実験が水爆実験であったのか、水爆がミサイルの弾頭に格納できるほど小型化されているのか、この辺りはしばし分析の時間が必要でしょう。
続報を待ちたいですね。
そんな中、民進党の後藤議員が、弾道ミサイル発射の後ですが、国会の閉会中審査でこんな指摘をしています。
 
http://www.asahi.com/articles/ASK8Z5H5RK8ZUTFK01D.html
 
要約すると、首相は普段公邸に泊まらないのに弾道ミサイル発射前日に泊まっているので、首相は北朝鮮が撃つ前から分かっていた、と。
バレバレだから普段から公邸に泊まった方がいいとのことですが、何が問題なんでしょうかね?
機密情報は首相なら当然掴んでいるだろうし、掴んでいる事で北朝鮮への掣肘にもなり得る。
今回の、公邸に泊まるというような、発射情報は掴んでいるんだぞという暗黙的示唆を利用して進む事柄や交渉も、外交にはありますしね。
ま、北朝鮮は米国との交渉を望んでいますから、日本がどういう情報を得ていようとも大して気にはしないでしょうが。
ただ、疑問なのは、素人じゃあるまいし、国会議員が自分のような素人でも想像できる事を指摘して何になるのか?という所ですわ。
その政治センスが、なんかとても哀しいです。
 
そういう訳の分からない披見は置くとして、国際社会では、北朝鮮に対して少しずつ圧力が強まっているようですね。
インパクトは弱いですが、
 
スペイン、北朝鮮外交官を退去処分
http://www.sankei.com/world/news/170901/wor1709010011-n1.html
 
英、北朝鮮大使を召喚 ミサイル発射に抗議
http://jp.reuters.com/article/norkor-uk-idJPKCN1BB38X
 
と、当事国以外の報道も出てきています。
北朝鮮が挑発を続けるのは、日本でもアメリカでも韓国でも中国でも、ほぼ織り込み済みとは思われますが、これからどう国際社会が動くのか、注目ですね。
 

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