しかし静岡は茶畑ばかりじゃのぅ
土地土地の景色というのはいいもんだ(^^)
横地城を満喫し、次に目指すのは南の御前崎。
先っぽハンターとしては譲れない場所ですな。
とは言え、横地というのは菊川系流域の場所。
東側は山がちで、御前崎へと抜ける道は少ないんですね。
山越えで東の国道473号線まで出て国道150号線に入るか、菊川に出て西回りで向かうかのどちらかしかありません。
というわけで、今回、県道69号線で山を越える東ルートを選択しました。
横地城からまず南下して、県道69号線へと入ります。
この道は快走路。
とても気持ちが良かったですね(^^)
左手に突然石灯篭が見えたんですが、快走路の気持ち良さに何気なく通過。
しかししかし、後で調べてみると、
塩買坂やったやないかい!
前回に出てきた横地城を攻略した今川義忠が、残党に襲われて落命したという因縁の場所。
不覚!
横地城から塩買坂という鉄板ルートやったのに、あまりにも迂闊。
んー、久能山から登呂遺跡、更に今川家臣の朝比奈さん所縁の城もあるし、確実にまた静岡に来なあかんねぇ
県道69号線は、大部分が新しくて快調な道なんですが、国道150号線へ近付くと明らかに旧道へと変わり、更に国道のバイパスに出るのかと思ったらサクっと陸橋で越えて住宅地へ。
なかなか一筋縄では行きませんな(^^;)
住宅地を抜けて国道473号線に入り、突き当たると、ようやくバイパスではない国道150号線へと入ることができます。
国道150号線に出てしまえば、後は迷うこともないし楽勝やなと思った刹那・・・
体の下から急にシューという強烈な音が!
エンジンの掛かったバイクに乗って、しかもヘルメットを被っているという状況で聞こえるなんて、相当な音です。
ラジエーターがおかしくなったのかと慌ててバス停の隅にバイクを止めて見てみると、水蒸気の類は出ていない。
音は相変わらず大きいままなので、その出元を確かめてみると、どうやらタイヤの模様。
バイクを少し押してタイヤを回転させてみると、
パンクしとるやないかい!
バイク歴25年にして初のパンクを、まさか家から400km離れた場所で経験するとは・・・
一瞬、ヘルメットとパニアを抱えて新幹線に乗る姿が浮かびました(^^;)
いやいや、そんな事を思ってる場合じゃない。
こんな時の為にパンク修理キットを積んでるやないか。
というわけで、バス停で説明書とにらめっこしながらパンク修理に取り掛かりました。
途中、マスツーのバイク集団が通り過ぎましたが、何してるんやろ?という感じで見られてたんかも。
まずは、犯人の摘出。
ずっと前にもご尊顔を出しましたが、↓こいつです。
釘なんかじゃなく、凶悪なお顔をしてはりますな。
当然、タイヤの穴も巨大。
修理材で埋められるのか?という懸念はあるものの、やるしかない。
修理材を強引に差し込んで、隙間を接着剤で固めて行きます。
そして、圧縮ボンベで空気を投入。
修理時間約20分。
なんだかんだで仕上がりました。
初にしては上出来ちゃう?
ガソリンスタンドでバイトできるな(笑)
ただ、どう考えても空気圧が足りない。
ボンベに目安が書いてあるんですが、3本入れてだいたい100kPa強ぐらい。
正規量の半分以下。
指で押すと少し凹みますからね。
取りあえずGSを探さないと!
恐る恐る御前崎方向へ向かって南下して行きます。
この辺りは、ほぼ直線でタイヤに負担が掛からず助かりました。
数km行くと、ようやくGSを発見。
最近はGSも数が減ってますからね。
最悪、御前崎近くまで行かないと無いかと思っていたから、良かった(^^)
GSで礼儀として給油し、エアも入れてもらって、ついでに空気漏れチェックもしてもらいました。
希釈の洗剤を掛けてもらうと、微量ながら泡が。
GSのおっちゃん曰く、これぐらいなら1日2日は問題ないとのこと。
取りあえず家には帰れそうや。
このGSから4kmほど南東へ向かった先が御前崎です。
マリンパーク御前崎なんて海際のリゾート地帯があるんですが、そんなものはソロツーリストには当然関係なく、ひたすら灯台を目指します。
御前埼灯台は御前崎丘陵の上に建っており、住宅や旅館が建ち並ぶ一角にある為、灯台前の駐車場が小さく、ほぼ満車でした。
駐車場の空き待ちの車がウロウロしてましたが、そこはバイクの利点で1台ぐらいはどうとでもなります。
青空に映える灯台。
いいですね(^^)
ここは参観灯台なので、内部にも入れます。
灯台からの景色は最高。
天気も良いので、海岸沿いにはたくさんの観光客が。
西方向を向くと、こちらは奇岩と雄大な丘陵の風景があります。
いや~気持ちいいですわ(^^)
つづく
参考:
御前崎
地図付きはこちら
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