ま、まさかバイク歴20余年で初めてのパンクがこんな遠隔地とは!
御前崎は、観光客が多い為に道も整備されていて、海岸沿いの道は4車線道路になっています。
この道が整備されるまでは、恐ろしい渋滞がシーズンごとに発生していたんやろなぁ
そんなリゾート気分満点の道。
この道は国道ではないんですが、そのまま進んで行くと御前崎手前で西へと折れた国道150号線との交点を境に、国道150号線のバイパスになっています。
いかにもバイパスという感じで少し山側を通っており、信号も無いので、快調な道でした。
ここで偶然に250ccのオフロードバイクと一緒になり、少しの間、ランデブー。
この辺りは丘陵地も多いので、純粋なオフ車で農道林道巡りというのも楽しそうですね。
バイパスは、行く時に使った県道69号線をくぐり、大沢I.C.を越えると国道473号線のバイパスとなります。
道は連続してるので、走ってると、知らん間に473になってるやん!とびっくりしますが(^^;)
ここから北は、バイパスらしく本道の国道473号線に並走しており、東名高速を越え、更に北へ続いているのですが、自分は六本松I.C.でバイパスを降り、牧之原の集落へ。
途中、飯屋があれば寄ろうと思ってたんですが、山間を走るバイパスに店は無く、牧之原の集落のスーパーでパンを買って昼食を摂りました。
牛丼は頻繁ですが、スーパーで済ませたのは初めてですな(笑)
お腹も落ち着いたので、目指す勝間田城へ出発。
勝間田城は、午前に寄った横地氏の一族である勝間田氏の本拠で、勝間田川沿い一帯を開墾した領主だったのでしょう。
城は、勝間田川の最奥部とも言える場所にあり、牧之原の集落から行くと、反対方向からのアクセスになります。
なんでこちらから行ってみたかと言うと、勝間田川まで行くとぐるりと遠回りする形になるからなんですが、残念ながら城への案内はありませんでした。
近道になるかと思ったんですが、残念。
牧之原台地はどこもそうですが、開墾されたのが近代ですからね。
当時は原野だったはずで、勝間田城の縄張を見ても、谷筋にあたる北側への防御が重視されていて、背後の南側は比較的手薄です。
従って、当時の登城ルートは勝間田川の谷筋からのはずで、廃城後もその道が踏襲されたなら、こちらからは無くてもしょうがないですな。
仕方がないので、いったん台地を降りて勝間田川まで行き、そこから川を遡る形で城の麓へ。
麓には立派な駐車場と案内板がありまして、そこにバイクを止めて徒歩で登っていきます。
駐車場から立派な車道はあるんですが、その先は茶畑で、車を止める場所はありません。
突き当りの茶畑から城へ入ると、まず城址碑の建つ場所近くに食い違いらしきものがあました。
この写真の奥側ですね。
勝間田氏滅亡以降、戦国時代まで城が活用されていたそうですから、構造物的に勝間田氏時代より後世の構築でしょうか。
そこを過ぎると三ノ丸にあたる三ノ曲輪です。
この郭の縁辺部には、綺麗に土塁が残っていました。
郭としても大きくて、下のように東側も相当な空間がありますね。
そこから一段上に行くと二ノ丸にあたる二ノ曲輪。
ここも相当広かったですね。
近世城の雰囲気さえあります。
また、虎口も非常に立派でした。
この二ノ曲輪の西には、西二ノ曲輪というのがあり、二ノ曲輪と同じく居住空間だったんでしょう。
二ノ曲輪からは建物跡も検出されていますね。
二ノ曲輪の上には、峰筋に北尾根郭と東尾根郭があります。
まず東尾根郭。
ここは比較的狭く、中世的な雰囲気が漂っていました。
勝間田氏時代の構築なのでしょう。
突端部には広めの平たい地形があり、櫓台だったのかもしれません。
この先には堀切があり、その先は藪でしたが、小郭が続いている感じでした。
ここから本丸方向に向かうと、北尾根郭があります。
この上に本丸。
本丸の先には鋭い堀切を挟んで南郭がありました。
左手が南郭で、右手が本丸です。
下の写真は南郭内部。
で、この南郭と本丸の間は写真のように道になっており、その先にも続いてるんですね。
この先は何があるんだろうと進んで行くと、道は恐ろしいほどの九十九折れの険しい山道になり、やがて明るくなると、茶畑に出ました。
見覚えのある茶畑。
やっぱり道があったんか(> <)
無事?元の牧之原集落の茶畑へとでました。
勝間田城を後にし、違う道で牧之原台地へと駆け上がり、牧之原集落経由で国道473号線バイパスへと戻ると、スマホの電池がエライことになっていました。
結局、充電ケーブルは見つからないまま、 道すがら、100円ショップも電気屋さんも無く、ここまで無充電ですからね。
時々地図も表示させてたし、もう限界。
というわけで帰路に就く前に、I.C.近くのコンビニでケーブルを物色しました。
しかし、これが高いのなんの。
単純なUSBケーブルでいいのに、コンビニに売ってるのは、電池でいけるやつとか、シガーでいけるやつとか、シンプルなのは無いんですよね。
ま、コンビニで買う人は非常事態な人が多いはずだから、そういう充電可能なものが売れ筋で当たり前なんですけども。
でも、あまりの高さに、そっとスマホの電源を切って撤退しました(^^;)
非常連絡用の電池だけは残しとかなアカンからね・・・
そんなこんなで、東名高速に突入。
まだ陽が高い時間なんで、路面の温度も高く、スローパンク状態の後輪が気に掛かります。
なので、速度はできる限り抑えつつ、S.A.、P.A.ごとに休憩して空気圧のチェックと、タイヤの冷却。
ついでに充電ケーブルのチェックもね!
後輪に関しては、陽が暮れるまで各駅停車状態でチェックしつつの走行でしたが、問題なし。
充電ケーブルに関しては、電池で充電するタイプが1000円ちょいと最安値だったので、それで妥協しました。
陽が暮れてからは、充電バッチリ、タイヤ温度もそんなに上がらないはずなので、音楽も掛けながらペースを上げ、大した渋滞にも引っ掛からず、無事帰宅。
ありがちですが、帰宅後、荷物を整理していたら、充電ケーブルが出てきたという・・・
ま、なんだかんだありましたが、霊峰も拝めたし、パンクも厄落としということで考えときまひょ。
その後、自転車も2度パンクしたというのは、また別のお話・・・
か?
1日目:116.1km
2日目:470.6km
3日目:523.2km 総計1109.9km
参考:
地図付きはこちら
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