諏訪原城は凄かった・・・
諏訪原城の後は、更に東へと進んで花倉城に行こうと思ってたんですが、そのまま新東名高速に戻ると、藤枝岡部I.C.ではちょっと行き過ぎてしまうんですよね。
ま、時間的にも順調に来てるので、国道1号線ならバイパスやしそんなに時間も掛からんやろと、国道1号線に入りました。
これが大失敗!
牧之原のトンネルを過ぎるまでは順調だったんですが、下りの直線の部分から渋滞にハマり、大井川を渡るまでの長い事長い事。
車線の拡幅が終わってないから、まさにボトルネックになってるんやね。
こんなに分かり易いボトルネックは久しぶり(^^;)
おまけに、GPSロガーでルートを取ってたんですが、直射日光でスマホの温度が上がって充電できなくなるし、もう大変でした。
そこを抜けてもちょっとした渋滞があったりで、国道1号線はなかなか手強い。
ようやく藤枝バイパスにまで辿り着き、薮田西I.C.でバイパスを降りて北へ。
葉梨小学校の所から西へ入って花倉川という細流沿いを北西方向へと入って行きます。
ため池を越えた所から茶畑農道へ入り、急坂を上って行くわけですが、この道のりが相当長かった。
途中、完全に軽トラ1台分の幅しかなくなって、もし車が来たらどうしようかと思ったり、あまりにも遠いので、ほんまに着くんか?とドキドキしながらでしたが、城への道しるべが要所要所にあって、迷うことなく到着しました。
農道の突き当たりに駐車スペースがあり、乗用車なら1台分、軽自動車なら2台分というところでしょうか。
なかなか険しい城ですね。
この城は、今川氏輝死後の家督争いである天文5年(1536)の花倉の乱の舞台として知られていますが、築城は古く、今川範氏が葉梨荘へ入部した文和2年(1353)に、守護所の詰城として築かれました。
当時は、南北朝時代真っ只中ですから、険しい地形を防御力の源泉とする典型的な中世山城です。
なので、利便性なんて考えちゃいねぇ!
でも、下から登山だと1日仕事になりますから、あれだけ農道を走らされても文句は言えない(^^;)
というか、有り難いですわ。
まずは、駐車スペースの所に案内板。
尾根筋を軸とした典型的な姿をしていますね。
農道突き当りから城へと入ると、まずは大きな土橋があります。
この土橋の横には削平地があり、恐らくこちらは搦手になると思うんですが、防御施設か番所のようなものがあったんでしょうか。
ここを越えると上りになり、段郭を横目に進んで行くと2本目の土橋があります。
この2本目の土橋そこを過ぎると堀切があり、大きな二ノ丸。
二ノ丸の下にも削平地がありました。
二ノ丸の虎口部分には堀切もあります。
この堀切は竪堀として続き、麓へ落ち込んでいました。
二ノ丸の北側には帯郭。
そして、本丸。
全体的には、詰城らしく、居住性をほとんど考慮しない構造ですね。
防御施設そのものという感じの城でした。
次は、いよいよ今回の目玉である厄落とし。
日本一の霊峰を拝むぞ!
花倉城からは、新東名高速まで下りてきたところで、その側道に入り、藤枝岡部I.C.へ。
この辺りの細い道も、スマホにはちゃんと載ってるので楽勝です。
静岡S.A.で本日初めての給油をし、バイクにも飯を食わせて準備万端。
意気揚々と新富士I.C.へ。
しかししかし、新東名高速から降りたはいいが、国道139号線が見当たらない。
あれ?あれ?なんて言ってるうちにあらぬ方向へ・・・
どうなってんねんと地図をよく見ると、国道139号線は西富士道路のことらしい。
マジかよ!どうりで西富士西富士と出てくるわけだ。
この後、なんとか西富士道路へ戻ろうと画策するものの、途中から入る道なんて無い上に、並走する道路もない。
というわけで、地元の抜け道ドライバーをストーキングしながら、なんとか西北へ西北へと走り、富士山スカイラインへと入る交差点の少し手前で、ようやく国道139号線に入ることができました。
後は富士山スカイラインをどんどん上るだけ。
夕方からならアタックする車は少ないだろうとの予想も当たり、ひたすら快走路が続きます。
登山道路区間に入る交差点で完全冬装備に替え、そこから更に上って行くと、ようやく富士山五合目に到着しました。
この日は頂上に雲も掛からず、なかなかの良い天気(^^)
とは言え、中腹にガスは出てましたが。
取りあえず、予定の時間よりはちょっと遅かったけど、なんとか17時前に到着したので満足ですわ。
ひとまず富士山を拝んで勝手に厄払いをし、閉店準備の土産物屋で土産をゲット。
しかし、ここから見る富士山は、5合目付近が森林限界というのもあって、岩ばかりの無骨な火山やねぇ
果てしなく荒々しくて黒い。
なんとも言えない畏怖を感じますな。
この時期、富士山はまだ山開き前で、登山道は下のようにバリケードされていたんですが、写真撮影スポットと思われる五合目の碑は、そのバリケードの内側でした。
下の写真で、階段を登った先の場所。
案内板以外は人工物が入らず、頂上が撮れるそうな場所です。
日本人は、おとなしくバリケード手前の所で撮影していたんですが、中国人観光客はバリケードの中へズカズカ入って行って、余裕で案内板の所で写真撮影していましたね。
さすが中国人といったところでしょうか。
そんなんええんか?というのが日本人としての感想ですが、あの国は人口が多いから、自分のやりたいと思ったことは周り関係なくやらないと埋没してしまうという民族性があるのかもしれませんね。
色んな意味で強いわ(^^;)
ま、兎にも角にも、これで自分的厄落としは完了です。
めでたしめでたし!
いや、旅はまだ終わらんけども。
つづく
参考:
花倉城
富士山スカイライン
富士山
地図付きはこちら
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