2016年11月11日金曜日

アメリカ大統領選決着

アメリカの大統領選挙が決着しましたね。
最初にトランプ氏の名前を「どえりゃ~主張の奴がおるで」と、ここで取り上げた時は、まだ共和党の予備選の時でしたが、メディアでは泡沫候補扱いでした。
それがあれよあれよと言う間に勝ち上がり、ついに大統領に選ばれたというのは、何か時代の変わり目になるのかもしれませんね。
大統領選の結果ではなく、メディアの影響力、信用力の敗北といった意味で。
2016年という年は、イギリスのEU離脱とアメリカの大統領選挙で、メディアの予想から大幅に外れた庶民の投票行動か見られたということで、とても象徴的な年になりました。
選挙後の分析で、トランプ氏が叩かれていたが故に、公にトランプ支持を公にできなかった人が多かったという分析もありますね。
トランプ支持を言えば、極端な話、差別主義者と見られるわけですから、そりゃ言いにくい。
思えばイギリスでも、アメリカほどではないにしてもそういう感じが少なからずあり、離脱派は不寛容と見られている節があったように思います。
ただ、ヨーロッパの移民騒動にも見られるように、行き過ぎた保護や寛容は既得権者の利益を奪いますから、そのような保護や寛容を主張するメディアの論調に対して、不信感を持つ人は次第に増えていたのでしょう。
その結果、メディアの調査にまともに答える人が減ってしまった。
本音と建て前というやつですな。
予測がぶれるのも必然だったのかもしれません。
誰かが、トランプの札は人に見せないもんだろ?という書き込みをネット上にしていて、
うめぇな、おい!
と唸らされましたが(笑)
ま、レッテルを張られそうなら、隠すのはしゃあないよなぁ
 
しかし、ロシアや中国は元よりですが、フィリピンの大統領ドゥテルテ氏なんかを見ても、世界的に過激な政策が支持される傾向にあるようです。
世界的に、というのはやっぱりグローバル化の影響なんでしょうね。
金持ちが恩恵を受けるだけで、庶民には行き渡らず、既存の政治に不満を持つ民衆が増えている。
今後、世界的な動きはここ数10年の流れとは、ぐっと変わってきそうな気がします。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿