2016年11月24日木曜日

厄落としツーリング その1

私事ながら、今年が本厄でして、気付けばえらい歳になったもんだと思いつつ、厄落としをせなあかんなと考えた所、それなら日本一の霊峰を訪ねてみるかと思ったわけですな。
日本一の霊峰と言えば、そう、富士山。
秀麗な稜線は、日本人としての何ごとかを心に呼び覚ます山です。
その霊峰を訪ね、勝手に厄落とししたつもりになろうと言うわけで、今年の春のツーリングは富士山に決めました。
また秋に春の話かよ・・・
 
富士山のある静岡県には、不思議と、というか旅行やツーリングなんで不思議も何も自らの意志で行ってるわけですが、ここ数年はちょっと馴染みの場所です。
それまで行った事が無かったのが嘘のよう。
ただ、休みを確保できたのは土日だけだったので、今回はちょっと強行軍になりそうだったことから、金曜の夜の仕事終わりで出発しました。
1日目の希望としては、滋賀辺りまで進むのが距離的にも時間的にもちょうど良いのですが、外国人旅行者の宿泊予約で京都が一杯な余波を受け、隣県の滋賀にまで影響が及んでるんですよね。
過去に同じように夜出で滋賀県の瀬田まで行った事があるんですが、その時は朝食付きで3000円台半ばという特価。
もうあんな時代は戻って来ないんでしょうな。
今は軒並み5000円台からしか無く、しかも部屋数が逼迫してます。
これでもまだマシになったほうで、去年なんか5000円台も無かったですからね。
朝ちょっとゆっくり出られるというだけで、6000円以上は出しにくいですわ。
そんな経験から、今回も期待はしてなかったんですが、たまたまリーズナブルな宿が見付かりました。
場所は、南郷温泉。
瀬田川沿いの温泉です。
宿自体がちょっと古いので、それもあって安いみたいですが、おっさんの一人旅に小奇麗さは要りません。
小奇麗さは似合わないといっても、決して小汚いおっさんではないと信じてますが、外から見たらどうなんだろう(笑)
ともあれ、ええとこ見つかったわと早々に仕事を切り上げて飯を掻き込み、19時半頃に出発。
多少の渋滞も覚悟してたんですが、阪神高速から中国道、名神高速と快調そのものでした。
結局、休憩無しの1時間15分ほどで石山に着いたので、宿でゆっくり過ごせそう。
それに加えて大きかったのが、書店の開いてる時間に石山に到着できたので、地図を買えたことですね。
今回は、バタバタして事前に地図を用意できなかったんですが、道中のついでとは言え、ツーリング中に書店を探したりするのは意外と面倒くさい。
ツーリング中は幹線を走ることが多いんですが、昔は幹線沿いに必ずあった書店も減ってしまってますしね。
今回、立ち寄った書店も、本屋さんの苦境を物語るように、店舗内1/3程度が雑貨売り場になっていました。
本だけでは商売が成り立たんのやろなぁ
小売りも難しい時代になったな、なんて思いつつ、地図の棚を探してみると、いつも買うツーリングマップルがありませんでした。
ツーリングマップルって需要が限られる為か、小規模店にはほとんどないんですよね。
というわけで、今回の地図は思い切ってライトマップルにしました。
たまたまの選択ですが、これが薄手で携帯しやすくて、なかなか良い。
ちょっと道路が色的に見にくいというのはありますが、個人的に道路地図としての機能はスマホに移ってしまってる為、感想やルートのメモ書きとしてはこれでも問題無さそうです。
うむ。
これも新しい発見ですな。
ツーリングとしては、なかなか良い出だしですわ。
 
この本屋から宿までは、5分も掛からない程度。
ほんま、関西弁で擬音語がよく使われる典型的な状況ですな。
この道シュッと行ってあの角をサッと入ったら宿ですわってやつ。
宿は南郷温泉ですが、この南郷には南郷堰という堰があって、滞留する水独特の臭いというのがありました。
ただ、瀬田川沿いの道の雰囲気は良さそうで、なかなか風情のある所ですね。
宿で通された部屋は、二間続きの部屋で、繁忙時には別々の部屋として使われてると思われる部屋でした。
テレビが2つにエアコンも2つ。
外気が心地よい季節でエアコンは使わないし、もちろんテレビも2つ同時に見ないし、この季節の素泊まりにはオーバースペック過ぎる部屋ですが、部屋が広いとそれだけでちょっと上がりますな(笑)
宿の風呂は2つあり、普通の風呂と岩風呂。
運良く岩風呂が空いてたので、ゆったりと温泉を味わえました。
いやほんま、渋滞無しといい、本屋といい、宿といい、出だしは最高!
しかし、まさかあんなことが待ち受けていようとは・・・
 
つづく
 
参考:
石山南郷温泉
地図付きはこちら
 

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