今年は朝晩が過ごしやすいですが、晴れると暑い・・・
というわけで、涼しかった、いやまだ寒かった早春の話をば。
淡路に渡ったのは、3月の中旬。
確定申告の打ち上げを兼ねて、ツーリングシーズンの幕開けを祝ってひとっ走りしてこようと思い立った時、そういえば淡路に渡るのも安くなったんよなと思い出し、行き先を淡路に決めました。
ちょうど前回行った時に辿り着けなかった城が2つあるしリベンジやな、と。
行く予定だった日は、事前の予報では14℃。
当日、気温が上がってくる10時ぐらいから動き出し、明石海峡大橋を渡って淡路へ。
しかし、この日は風が強かったですな。
明石海峡大橋が吹きっ晒しで寒いこと寒いこと。
海を渡ってる時の気温約10℃。
淡路島島内の神戸淡路鳴門道は結構標高が高い部分もあるんですが、そこでは約8℃。
冬やん・・・
北淡I.C.で高速を出た時には、もう完全に手先の感覚が無くなっていました。
そこから海岸沿いの道を進み、郡家から伊弉諾神宮方向へ。
神宮を過ぎて、一宮中学校の所の信号を左折し、郡家川を越えると郡家城は目の前です。
しかし、ここまでノンストップで体が冷え切り、バイクを降りるのも一苦労なぐらい体が強張ってました。
まだまだバイク乗りには厳しい季節やわ・・・
ここは、2年半前に来て、中まで入れなかった城。
懐かしいですな。
前回来たときと違い、畦道や農地に柵がしてあり、風景はやや変わってました。
前回は崖の直登を断念したんですが、今回も同じく郡家川沿いの道を進んだ先の崖を登る予定。
装備も整え、準備万端です。
しかし、郡家川沿いの道は人が入らなくなったのか、藪化しつつあってえらい荒れようでした。
前は、車で入ることも可能なぐらいの未舗装路だったんですけどねぇ
農地の柵なんかを見るに、この辺りを里山として使ってた人がいなくなってしまったんでしょうか。
各地で見られる里山の荒廃も、同じですね。
農村部の過疎化と高齢化。
ま、それはともかくとして、藪を踏み分け、時には掻い潜り、城の裏手の崖に到着。
この崖の際に窪地があるんですが、これは空堀の跡かもしれません。
そこからやや奥に進み、比較的手掛かりの多い場所から木の根元を利用して、斜めに斜めに崖を登って行きます。
高さは大したことなくて、10m足らずといったところ。
登り切ると、平場が現れました。
ここは本丸から見ると次段だったようです。
また、かなり広くて、居住区画だったのではないでしょうか。
この次段の縁辺部は盛り上がっており、明らかに土塁の跡ですね。
うむ、城らしくなってきた!
この次段の中央部には、埋もれた土橋のような地形があり、水が溜まってる場所もありました。
往時は水ノ手だったのかもしれませんね。
池から奥に進んでいくと、数mほど高い場所に本丸があり、その北側にまで次段は回り込んでいます。
本丸に入ってみると、長さ20m、幅10mほどの楕円形でした。
その先にも郭がありそうですが、こちらは判然としませんね。
次段に戻り、北側に目を向けると、帯郭が見えます。
この先は空堀があり、その先は竪堀のように郡家川の支流の河合川方向へ落ち込んでいました。
堀の先にある北側の郭。
ここの比高は、本丸から比べるとかなり低いですね。
里山として使われていた頃は、ここも何かに使われていたような痕跡があります。
今は完全に竹藪でどうしようもないですが。
結構ちゃんと遺構が残っているのに、案内板の類もないのはちょっともったいないですな。
せめて城址碑でもあればねぇ
ま、兎にも角にも、リベンジは成功。
さぁ、次行ってみよう!
つづく
参考:
郡家城
地図付きはこちら
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