2016年6月16日木曜日

舛添さん都知事辞任

東京では号外も出たそうなんですが、なんというか、舛添さんは引き際を間違えた感がありますね。
状況を甘く見たんでしょうか。
もっと早くに、しおらしい誠実な対応をすれば良かったのに。
しかし、今更ながらほぼ毎週湯河原ってのはちょっと酷い。
回数から言えば、何らかの予定がある週末以外は湯河原に居たということで、行政のトップとして自覚が無さ過ぎます。
政治資金をどう使おうが、違法性が無ければ個人的には小悪党という印象は持ちつつもまぁいいんですけど、この湯河原の件だけはちょっと頂けない。
週末にほぼ地元に居ない知事なんて、有権者なら信頼しようがないですな。
何かあっても即応できないし。
それなのに、足を伸ばしてゆっくりできるとか、強弁と言われても仕方が無いような言い訳をしてた。
そりゃ火が着きますわ。
まるで挑発みたい。
あとは後から後から雪だるま式に突っ込みどころが増えて、今に至ると。
辞任を拒否した理由にしても、リオオリンピックが云々と、どこか焦点がボケてる。
地方自治体の首長なんやから、そこは政策で理由付けして欲しかったですな。
この政策をやり残している、とかね。
 
舛添さんは、過去には自民党の比例代表でトップ得票だったり、首相になってほしい政治家というアンケートでトップを争うほどだったんですが、そこがピークだったのかもしれません。
2010年ですか、自民党から離党したのは。
新党改革の党首になりましたが、政界再編のダークホースとはなれず、後は小数野党の悲しさか、メディアに出る事もあまりなくなりました。
2014年に都知事選に出馬しますが、除名処分を下していた自民党との間ではひと悶着があり、結局は他に人が居ないという消極的支持に見えたのを覚えています。
自民党にも人が居ないんやな、と。
その自民党が最後まで不信任案提出を躊躇っていたのだから、やっぱり後任がいないのかと勘繰ってしまいますね。
あそこまで有権者の批判を浴びたら死に体やろうに。
また、別視点で見ると、参議院選挙が近いというのも重要なポイントになるでしょうか。
ダラダラ問題を長引かせるわけにはいかない。
ここでも舛添さんは読みを誤りました。
続けようが無いなら、早く身を引いたほうが傷も浅いのに。
 
あと、個人的には、費用の多寡はともかく、都市間外交については何か虚飾めいたものを感じますね。
具体的なプランは持ってないが、でも名前を売りたい、といった感じの。
どの外遊でも、芯となるものが見えなかった。
なんなんでしょう。
東京都は、確かに先進国に匹敵するほどの経済規模を持ち、並の国家の国家予算を上回るほどの財政も持っています。
しかし、あくまで地方自治体。
その視点で都市外交をして欲しかったですね。
 
買収疑惑といい、これで尚の事、東京五輪は前途洋々とは行かなくなりました。
でも、次の知事さんには頑張って名誉挽回をしてほしいものですな。
 

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