前回のあらすじ
草津よ~いと~こ~ 一度~は、おいで~♪
てなわけで行ったったわい!
熱かったわい!
ツーリング2日目。
この日は群馬の城を潰していく予定。
予定を組むときに地図を見てたら、足利城や柄杓山城なんかにも寄りたくなったけど、日光を組み入れるルートにすると、どうも時間的に無理っぽいということで断念(> <)
素直に、吾妻から渋川を通って、時間があれば前橋に寄り、日光へと抜けるコースにしました。
このコース上にも足尾銅山なんて魅力的な所があるんですが、鉱山は見て回るのに時間が掛かるからな~
鉱山本体と、必ず鉱石の展示があるので、できればそれも見たい。
というわけでこちらもまたの機会ということで断念・・・
しかし、地図上で眺めてるだけで、行けるのか?と疑念が湧く行程・・・
ん~また急ぎになるな~
泊まった大塚温泉は、湯量が豊富で、夜間に一旦お湯を全部抜いて掃除し、入れ替えてるらしく、宿の人に聞くと、朝は7時半頃に入れるようになるとの事。
朝風呂は絶対に譲れないので、7時半に入浴というのを前提に予定を組んだ結果、朝飯前に朝の散歩よろしく1城を攻城するということになりました。
6時前に起床し、宿の人に散歩と告げてバイクで出発。
すぐ近くの並木城へと向かいます。
並木城は集落の中の住宅が城跡なんですが、下調べの甲斐もあって迷わずに到着。
まぁ城跡は住宅の敷地となっているので、さすがに朝の6時過ぎに家の人を起こして許可を得るなんて無理!
というわけで城地を散策というわけにはいかないんですが、道の脇に説明板があり、道から切岸なんかも確認できます。
この城は、山側にある山城の尻高城の里城で、尻高城主の尻高氏の普段の居館があった場所なんですが、周囲との高低差なんかは、完全に城の趣ですな。
説明文によると、鉤状の土塁があり、その内側に居館があったようです。
本当は尻高城に登りたかったのですが、本格的な山城のようで、登っていると時間が足りません。
というわけで、里城でお目こぼし・・・
城の説明板は2ヶ所にあり、城への目印としては、国道145号線の泉竜寺の案内から集落へ入っていくと分かり易いですな。
下はもうひとつの説明板。
尻高城と並木城の両方についての説明ですね。
しかし、遠い所に来ると数優先で、じっくり山城に登るということができないのが残念(> <)
朝の散歩という名の内燃機関のウォームアップを終え、大塚温泉に戻って朝飯と朝風呂を済まし、いよいよこの日の本格運転を開始。
まずは、少し戻って岩櫃城攻略です。
大塚温泉から、国道145号線を西へ進み、中之条市街を抜けて市街地の西の端からJRとの立体交差の直前で左折し、国道をくぐって山へと進みます。
あとは道なりに進めば、岩櫃山への登山客用の駐車場に到着。
ちなみに、この駐車場もすでに城内の一角です。
着いたのは8時半過ぎでしたが、岩櫃山というのは結構人気の登山スポットなのか、この時間でも遠方からの車を含め数台止まっていました。
この遠方の車は、距離的に考えると、もしかして前泊?
登山の準備をしていた人は俺より完全に年上やったけど、前泊とかめっちゃ若い!
一方、野宿上等で放浪していた20代の頃に比べ、今は野宿したら次の日に動けなくなるんちゃうかという強迫観念が付きまとう我が身・・・
ツラいですわ・・・
岩櫃城は、岩櫃山の中腹の峰にあるんですが、登山道の途中から城への道が出ています。
そこからぐるっと主郭部を一周して下りて来れるのですが、全体的な印象としては、土塁と空堀が凄い城!ですな。
登山道は、当時の大手道とは違うようですが、竪堀の堀底道あり、巨大な二連空堀あり、うねる様に走る空堀あり、多彩です。
特に中館近辺は面白かった(^^)
これは中館近くの巨大な空堀。
木々が払われていればもっと明確なんですが、概観はだいたい把握できます。
上と中館を挟んで反対方向には竪堀状の堀底道。
この道は二ノ丸へ通じています。
空堀の堀底道は結構見るんですが、上から下への竪堀的な堀の堀底道ってのはちょっと珍しい。
ただ、当時に道だったかどうかは不明。
本丸からも竪堀が。
郭に沿ってうねりながら竪堀として落ち込んでいるのが判りますかね?
なんか蛇がのたうつようなダイナミックさがありました。
そして本丸と城址碑。
本丸は上下2段ありましたが、ここは流石にすっきりしてますな。
あとは傾斜している郭が幾つかあったことがちょっと気になりました。
傾斜があると居住空間として使えないのですが、高低を利用して矢楯なんかを何列か並べつつ弓や鉄砲で攻撃するんですかね?
山中城の二ノ丸なんかもかなり傾斜がありましたが、迎撃優先の郭ということなんでしょうか。
その辺りは、また詳しい人に聞いてみたいですな。
つづく
参考:
並木城
岩櫃城
地図付きはこちら
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