2014年11月11日火曜日

両毛・新潟ツーリング その2

前回のあらすじ

ビーナスライン絶景!
しかし、その寒さは想像を超え、更に雨が容赦なく打ち付けるのであった。
 
一時雨という予報もあって、懐古園の駐車場近くの建物の陰で20分ほど雨宿りしてたんですが、あまり止む気配もないので、仕方なく雨の中を散策に出発すると、少し離れた大手門を見ている間に雨が止み、懐古園に入園した頃には晴れ間さえ見えてきました。
完全に寒冷前線ですな。
でも回復が早いお陰で、懐古園は濡れた靴が気持ち悪いものの、気分は晴れやかに散策でき、天守台からの眺めや水の手展望台からの千曲川の眺望も堪能できました。
この城は、まだ戦国の気風が残っていた頃の野面積の石垣と、火山灰地を利用した垂直に切り立つ堀が見所ですな。
秀麗な城もいいんですが、軍事拠点としての城の武骨さ、見る者に対して行き届かないぞんざいさというのもいいものです。
立派な城門が2棟ちゃんと残っているのもいいですな。
移転していた大手門ですが、現在は元の場所にしっかりと。

 
屋根以外は大手門と似た感じですが、三ノ門も櫓を脇に控えさせて立派です。

 
懐古園に入ると二ノ丸桝形がお出迎え。
武骨な野面の石垣がなんとも言えず良いですな(^^)

 
野面積と言えばこのアングルもなかなか。
この石垣は南丸の石垣です。

 
天守台はこんな感じ。
算木らしい算木はここだけだったかな?
反りが無いのもまたよろし。

 
下は天守台の先にある水の手展望台からの千曲川の眺めです。
標高差があってなかなかの迫力でした。
いかにも急流といった感じです。

 
最後はおまけの北丸。
今は弓道場になっているんですが、これが城跡の雰囲気にぴったり。

 
本丸周辺がちょっと散策しにくいですが、全体としては非常に満足なお城でした。
写真でうまく断崖や深さが撮れなかったので載せていませんが、郭を区画する堀も直線的に深くなっていて、とても登ろうなんて思える崖じゃなかったですね。
南九州の城と同じく火山灰土の土壌らしい感じで、こりゃ堅いわ!というのが素直な印象。
 
上から見ていくと、写真から段々と天気が回復する様子がわかりますか?
ほんま、急な雨だけはかなわん。
バイクあるあるですが、カッパを着ると雨が止むのに、脱ぐとまた降るのは何故?
そして、止むだろうと思って着ずに粘ると降り続けるのもまたしかり(笑)
 
つづく
 
参考:
小諸城
地図付きはこちら
 

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